「スパイダーマンは悪い人?」ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイダーマンは悪い人?
1年ってあっという間ですね。
つい一年前に実写版約束のネバーランドを見て沢山の共感を頂いたのを覚えています。
12月の公開作品は楽しみな映画ばかり。
「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」「ラストナイト・イン・ソーホー」「私はいったい何と闘っているのか」「キングスマン」「明け方の若者たち」など、洋画を中心に大作が揃っています。
ということで今日は中でも最も楽しみだったヴェノムを鑑賞。前作は個人的に大ハマりで、予告を見る限り続編にあたる本作は前作以上な気がしたので結構期待して劇場へ。
やっぱり面白いねぇ笑
MARVEL作品は基本全然好きじゃないんだけど、このヴェノムというキャラクターだけは愛せる。
期待を裏切らない面白さでした。
悪人以外を食べないという約束の元、エディ(トム・ハーディ)の体に寄生したヴェノムはそんな食事制限に不満を抱えていた。一方、エディはジャーナリストとして死刑囚のクレタス(ウッディ・ハレルソン)と再会する。
タッグものとしてはやはり最高の出来。
今作ではクレタスとカーネイジのタッグをも見れるため、より一層エディとヴェノムの仲の良さを知ることが出来る。トム・ハーディの演技力の高さは今回も健在で、ヴェノムは前作以上にわがまま。二人の会話は面白く、ハチャメチャさはやっぱり楽しい。
98分というMARVEL作品としてはかなり短めだけども、それが幸をそうし1度も集中が途切れることなく、エンドロールまでたどり着いた。音楽も前作同様名曲ばかりで、エンドロールまでも楽しい。エンドロールの最中にMARVELお馴染みの特典映像が流れるので、それを見終わるまでは席を立たないようにしましょう。
今作の見どころと言ったらやはり、ウッディ・ハレルソンの悪役っぷりだろう。不気味で気持ち悪く、ヴェノムの悪役としては最適だった。再会のシーンはゾッとしたし、他にも魅力的なシーンはいくつもある。カーネイジとの関係性も良かったし、やっぱり役者ってすげぇなって思いました笑 これ、吹き替え版でも面白そう。片岡愛之助だったら割とハマってるかもね笑
ただ、グロシーンや殺到シーンが激減。
これはかなり残念だった。前作以上に大暴れであって欲しかった。エディに対してのわがままはド派手なんだけど、意外と大人しくなってしまったヴェノムには物足りなさを感じる。前作のようなスピード感も無く、ストーリーとしてはこっちの方が面白いだけに、アクションとしての質が下がっていたので勿体ないと感じざるを得なかった。
でもまぁ、何も考えずに見て楽しめるという面ではやはり素晴らしい映画でした。こりゃ、スパイダーマンも見たくなってきたなぁ...。新作公開までに見ようかしら。というか、入場者プレゼント貰えるって知りませんでした笑 これは嬉しいサプライズです