「漁港の男社会で生きる女たち」ブロー・ザ・マン・ダウン 女たちの協定 ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
漁港の男社会で生きる女たち
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田舎が嫌で家を出て大学に通っていた次女と真面目で母の魚屋を継いだ長女。母の死によって次女が帰ってくるが、その夜、正当防衛で町の男を殺してしまう。警察に届けようとするも、姉妹で死体を冷凍ボックスに詰めて海へ捨てる。しかし死体を切った魚屋の名前入りのナイフをどこかになくしたことに気付く。
次女が殺した男の家にナイフを探しに行くとナイフの代わりに大金を見つけ、盗む。
男社会の港町には皆が安心して暮らすため売春宿があった。残った1軒を今も経営している女性は他の町の女性達の輪に入らずに暮らしていた。彼女も同じ男の家に金を取りに行くが金の代わりにナイフを見つける。
朝、港から死体が引き上げられたが、それは若い女性だった。次女の幼なじみで、宿で働いていたため、宿の経営者の女性に疑いがかかる。
田舎町のおっとりとした地縁のコミュニティと変わりゆく現代社会の狭間で生きる人たち。何となくツイン・ピークスも連想するアメリカの一場面だった。
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