レイニーデイ・イン・ニューヨークのレビュー・感想・評価
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キャッチャー・イン・ザ・ライを思い起こす
前半
ギャツビー君が
キャッチャー・イン・ザ・ライの
ホールデン君に
似ているなあと思いながら
観ていました。
生家はアッパーイーストの裕福な家庭。
頭は良いのに
勉強に興味がなく名門校からドロップアウト。
親のすねをかじっているのだけれど
親が煙たくて家には帰らず
マンハッタンをうろうろしている。
大人や社会に不信感を持っているけれど
自分の生き方が見つからない。
ヘビースモーカー。
ラストの
セントラルパークの動物園前の
時計が回転するシーンでは
これは、キャッチャー・イン・ザ・ライへの
オマージュではないだろうかと思いました。
母の告白に救われ、
自分がどう生きるべきかを
真剣にポジティブに考え始めたギャツビー君を観て
こちらの気持ちも軽くなりました。
コロナで海外旅行どころか
国内旅行もままならないこの頃ですが
ギャツビー君と
ニューヨークのディープなバーで音楽を楽しんだり
メトロポリタン美術館で名画やエジプト文明の展示を鑑賞したり
セントラルパークを上から眺めたり、歩いたり
ちょっとした旅行気分を味わうことが出来ました。
マザコンひねくれボーイがうだうだうだうだ…
なんや理屈をこねくり回してましたけど、マザコンひねくれボーイであるティモシーシャラメが、エルファニングからセレーナゴメスに乗り換えたってオチですわ。
エルファニングのお洋服がまぁ古くさくって、肌色の編みタイツにプレッピー夫婦ミニスカートとパステルカラーのニット、みたいな格好してました。役もなんか、ある種の男の欲望の産物っぽくて、人っぽくない。巨匠の求めに応じた結果こうなったんだろうねぇ…
セレーナゴメスのハスキーボイスは素敵やなーて思いましたけど。
地味な映画ですがなかなか良いです。
お洒落で、奥深い…
映画ファンは長いつもりですが、
遅まきながら初めてウッディ・アレン氏の
作品の鑑賞となりました^^;
ある若いカップルを中心に
ニューヨークでのたった一晩だけの
出来事を描いています。
ただ単に楽しくなるはずだったデートが、
2人にとって人生の大きな転機となるなんて。
24時間あるかないかの間に
なんと沢山の人が交差し、
沢山の出来事が展開した事でしょう。
作品に悩む映画監督、憧れのスターとの
アバンチュールに溺れかけたり、
あの場面は、私もそうなってしまうだろう笑
と、ドキドキさせられたり、奥さんの
浮気現場に遭遇するプロデューサー、
厳格な母の衝撃の告白に、親子の和解…
またその人達の会話がなんともさり気なく、
押し付けがましくなく、良い。
こんなワケないじゃん、ではなく
人生こういうものかもしれないと思いました。
捉え方は様々と思いますが、
アメリカのフランス映画?という感じで、
お洒落でさり気なく、奥深い…
私はとても感慨深かったです。
小さな希望を見つけながら、
毎日を重ねていく、それが人生と
教えてもらえた気がします。
映画ファンには、多幸感を運んでくれる良作だが、気になるところも
ニューヨークを舞台に大学生カップルの恋模様を、脚本を兼ねる名匠アレン監督が、熟練した名調子で演出しているので、安心して観ることが出来る。
とにかく発端から終わりまで、何時ものアレン節が堪能出来て多くの映画ファンには、多幸感を運んでくれる良作だと思う。
皮肉屋でオシャベリで少し猫背気味なアレンをトレースしたキャラを、シャラメ君が軽やかに演じて、チョットしたドタバタも板に付いた好演。
相手役のエル・ファニングのピュアな雰囲気漂わせなが、すれ違い経て流れていく感じや、元彼女の妹で、反目しながら惹かれ合うセレーナ・ゴメスなどの女性陣も魅力的。
チョット気になるのは、予算や時間の都合もあるかもしれないが、冒頭のアリゾナのキャンパス屋外での夕景の照明の半端な当て方やニューヨークを車で移動する際の会話場面での窓からの照明効果が、如何にも同じ場所を往復して撮影してますのワンパターンで、低予算とは言え、名撮影監督ビットリオ・ストラーロ氏の老い感じる。
前者はポスプロなどで色調を追加するなどで、それなりに修正可能なはず。
それ以外には、スマホが普及している現在なのに、通話以外機能の主要機能であるメールやSNSを全く使わないのは、普遍性を考えると不自然だと思う。
重箱のすみをつつく様だが、同時期に観た『WAVES ウェイブス』や『ハーフ・オブ・イット お楽しみはこれからだ』などと比較すると、移り変わる世情を無視している様に感じるからだ。
それと長いこと作品の人物に人種的な広がりを、未だに見せないのは、どうなんだと思う。アレンの今の奥さんは東洋人なのに。
でもこの映画もアレンの幾つかの過去作も好きですが。
雨降り
女性受けはいいんだろうね
ウッディ・アレン監督作品で舞台がニューヨーク。全編にわたってピアノのBGM。
しかも主人公の男女二人がそれぞれ夢のような出会いを繰り広げる。いかにもオシャレなイメージで女性の興味を引きそうな作品。
ただ、ヒロインのエル・ファニングが個人的にイマイチ。ディズニー映画でお姫様役をやっていたくらいだし、作中でも美人と持ち上げられているのだから、一般的な扱いは美人女優の括りに入るんだろうけど、自分にはどうしてもそうは思えない。
かといって、演技力に目を見張るものがあるわけでもない。
この人に主役級は荷が重いのでは? というのが率直な感想。
内容的にもラブコメディにしてはテンポもいまいち。
ティモシー・シャラメに目を奪われたママ友たちのランチタイムの話の種にはいいかも。
祝公開
ティモシーのいるNYに小旅行
この数年ずっと目が離せないティモシーシャラメと
昔からずっと好きなNYを舞台にしたラブコメ…
今や悪評高い監督だけど、きっと腕前は確か、ストーリーも面白いに違いない。
映画館でどーしても観たい。
やっぱり面白かった!
エルファニング演じるアシュレーは地方の裕福な家庭の育ち。いかにもピュアでひまわりのような笑顔の女子大生。でもしっかり野心もある。
ティモシー演じるギャツビーはNY育ちのインテリでスノッブな男の子…でも少し風変わり。優しさと、軽さをまとった感じ。
週末のNYへの小旅行。彼は泡銭でリッチなホテルに泊まり、ここぞとばかりに楽しい予定を詰めこんだのに…彼女の当初の予定であった大物監督へのインタビューはどんどんずれて思わぬ方向へころころと展開してく。
大人になっても成功していても、男たちは自信喪失したり、うろたえたり、若い女の子には無防備に本心を晒してきたり、すぐに口説いてきたり…かなり情けない。
セレーナゴメスとは印象的なシーンがたくさんだけど
とりわけ雨に濡れたギャツビーの佇まい、NYの豪華なアパートメントでのピアノの弾き語り、窓際の2人の会話…
それらは再会したばかりの車中でのアップテンポなシーンとは対照的で、ロマンティックな時間がゆったりと流れて頭から離れません。
小気味良い会話、芸達者な役者たち、素敵な映像。
でもしっかりと登場人物たちが生きてるし、軽やかだけど深みもあって。
ティモシーのいるNYに小旅行した気分。
楽しかったー
雨の日のニューヨーク
なんて日だ!
柔らかい優しい空気感
すごい豪邸がたくさん出てきた。お金持ちだな〜と思ってるうちに話は進...
映画を観たって感じはする。
私が英語苦手だから余計にそう感じるのかもしれませんが、会話のテンポが速いんです。AM810を聞いてる様な感じ、30年くらい聞いてないけど。
だから、息つく間もなく見入ってしまいました。
それでですね、ギャツビーとアシュレーの二人、私は最初お似合いだと感じたんですよね。
そんな二人が数々のアクシデントで、すれ違って行く。
約束した待ち合わせに来れない彼女。
それに対して、ラストは約束していない待ち合わせ場所に現れた彼女。
それでですね、最後まで観てみると、ギャツビーとアシュレーがお似合いだと感じていた気持ちが全く残ってなかったんです。
きっと最初から価値観が合っていなかった。
そうなんですよね、結局の所、二人をすれ違わせていたのは数々のアクシデントなんかじゃなくて、価値観の違いその物だったんです。
結局、恋愛なんてそんなもんなんでしょうね。
自信を持って面白い映画とは言えないけど、映画を観たって満足感は味わせてくれる映画でした。
かわいいなー、エル・ファニング
様々な人種を冷たい雨で包むニューヨーク
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