「人生はポーカー」レイニーデイ・イン・ニューヨーク きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
人生はポーカー
やられた。その手で来たか!
いまをときめくエル・ファニングとティモシー・シャラメ、
昇り調子のこの二人をウッディ・アレンが持ち駒にするなら、これが面白くないわけがない。
そしてこの二人を劇中ほとんどバラシで使うところがみそ。
「ミッドナイト・イン・パリ」があれだったので、監督もそろそろ終わりかと思っていたら面目躍如だー!
テンポよく軽快に進むストーリーからまったく目が離せません。
ボーカーのように
ゲームオーバーまで、テーブルには切り札が次々と繰り出されるわけで。
捨て札扱いのおじ様たちも定石で 冴えない味わいで好演。
お開きはカードを見てびっくり、
息をのみ、
ため息が漏れ、
勝者はまさかのワンペアでtook and run 勝ち逃げね。
1時間32分。駆け抜けるハイソ・コントなので、『何も残らない』のがとても良い。
「Missいやし」=愛嬌あるエル・ファニングの痛手も、シーンを包むジャズと霧がきっと何とかしてくれるでしょ。
W .アレンはすべて他人事にしてくれるから◎なんです。
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おまけ:
実は、我が娘が風貌からしてエル・ファニングによく似てる。抜けてておっちょこちょいだけど気だては抜群で憎めない子。
慌てて早口に喋るバカなアシュリーが可笑しくて、
だから映画冒頭から応援してたんですけどね、ドロップアウトでショックでした。
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