劇場公開日 2020年7月3日

  • 予告編を見る

「ニューヨークに帰ってきたウディ・アレン」レイニーデイ・イン・ニューヨーク kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ニューヨークに帰ってきたウディ・アレン

2020年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 小粋なジャズ。早口の会話。時にはユダヤ人ネタや政治ネタもかまして、軽快にはずむ会話が見事。『アニー・ホール』の頃のウディ・アレンが戻ってきた感じがする。キャスティングも豪華俳優、ティモシー・シャラメとエル・ファニングを中心に、ジュード・ロウやリーブ・シュレイバーといった大物を揃えている。

 ニューヨークの雨模様も恋人同士であるはずのギャツビーとアシュリーの関係をも曇らすことになるストーリーですが、その中でもBGMに「ミスティ Misty」を使ってるところがオシャレ。そのままの意味でも“霧”なので、雨上がりの早朝の靄も彼らの心情を映し出している。さらに、それがポーカーの場面(相手の手の内が読めないという意味か?)と終盤の2回使われているのも嬉しい限り(好きなんです)。『恐怖のメロディ』(1971)参照。

 プロット的にも、あぁやっぱりねと感じるところだし、迷ったら即決断!みたいな潔さにスッキリするかもしれません。エル・ファニングは好きな女優だったけど、喋りすぎたため魅力半減してしまいました・・・

kossy
きりんさんのコメント
2020年12月14日

喋らせ過ぎは、あれは監督がわざと落としてるんでしょうね、ジュード・ロウの使い方といい小意地が悪い監督よ(爆)

きりん
カールⅢ世さんのコメント
2020年7月16日

共感ポチリありがとうございました。
ちょっと過激になりすぎましたが、書き換えません。

カールⅢ世