「クールな面構え」マイルス・デイヴィス クールの誕生 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
クールな面構え
勇しくシャドーボクシングを披露する姿、なんとも傲慢な態度、女性に対する扱いや嫉妬心など、顔そのまんまで見た目どおりな人間性を感じる。
そんな反面、音楽に対する探究心と柔軟性が優れている印象が、理不尽に警官に殴られて血だらけな姿はショッキングで、帝王と言えど人種差別に苦しんだ現状が。
ギル・エヴァンスってビル・エヴァンスと関係が?ってな位にJAZZは敷居が高いイメージは払拭されない、二十代の頃に背伸びして買った「Sketches Of Spain」に「Bitches Brew」,「On The Corner」に映画館で観れた「死刑台のエレベーター」の話もあって一安心。
ボブ・ディランがフォークからエレキに、マイルスも同じようなことを、ジミ・ヘンドリックスやスライ・ストーンからの影響を、ジャンルを問わずに意欲的に活動をした姿に、当時のファンは何を思う、本作含め?
演奏するシーンや本人のインタビューなど、動くマイルスをもっと観たかった、皆、モノマネをするんですね、嗄れた声を??
コメントする