恋する寄生虫のレビュー・感想・評価
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「普通」の恋の話でした
その普通が特別な「普通」な訳だけど、、
よくできた話だとは思うんだけど終盤にかけてちょっと尻つぼみ感があるかなと(展開がなんとなく読める)
潔癖症描写が凄まじくて、よく今まで生きてこれたなこの人と思い、多分彼を支えてる人がいるのかな?と想像したときに
そこまで頑なに「絶望」する彼がちょっと傲慢では?と思ったりもしました
でもあれだけの苦痛まみれの人生だったら仕方ないのかなとも、、序盤は色々考えさせられました
今回は、カツ丼も天ぷら蕎麦も食べてません
小松菜奈の小松菜奈による小松菜奈のための映画。
彼女のファン(私もです)なら、終始その表情や仕草や憂いと美しさを湛えた横顔を見てるだけで満足できると思います。
『ムーンライト・シャドウ』でおでこ全開、健康的なジョギング姿の女子大生を演じてくれましたが、今回は前髪を垂らし、未成熟だけど確かな存在感も併せ持つ女子高校生(『さくら』の時以来⁈)。
奇抜な設定と映像表現がレトリックとして成功しているとは思えませんが、人を想う気持ちの不確かなこと(虫を除去すればあっけなく消えるらしい)と、実は一度芽生えた気持ちはそう簡単には消し去れない身体的なものでもある(小松菜奈さんが、頭から消えても胸❤️からは消せない、というようなことを湖の中で叫んでました)ということは、伝わってきました。
匂いや痛みなどの身体的な記憶は、誰にでもあるわけで、誰かを抱きしめるという行為も、頭の中の情動的な記憶とは異なる身体的な記憶を植え付けたい人間の本能の働きなのかもしれません。
ラストシーンが素敵だった
ハリウッド映画にありそうなSF的な華やかな演出とファンタジー。国際的な柿本組だからか?と思ったが普通の日本映画にしては煌びやかで斬新だと思った。
潔癖症と視線恐怖症の2人が、脳内の寄生虫に導かれて恋をし、ごく普通の恋人同士の小さな幸せをやっと味わえた。でもこれを続ける事で死んでしまう、愛する人を失いたくないという葛藤は切なかったが、こういう苦しい恋設定は林君は得意なので、納得だった。
全編BGMが満遍なく盛り込まれていて、特にメインテーマとラストのクリスマスツリーのシーンで使われていた曲が心地良かった。
一方で、林遣都君が吐きすぎてて、吐瀉物が前半多すぎるのが少し残念だった。
全体で見ると恋する2人の中盤から後半のシーンの美しさで帳消しされるものの、やっぱりあれをもう少し見せない演出の方が良かったと思う。
自転車の2人乗りと、湖のシーンが非常に良かったし、ラストのツリーのシーンはセリフも2人の表情も最高に良くて、表情とかうますぎた。
林遣都くんと小松菜奈ちゃんのキスシーンは本当に綺麗で素敵だったので、またいつか共演してもらいたい。王子と姫君の役とかどうかな。
小松菜奈とデートしてる気分になれる
ピザを一緒に食べにいきたい
そして彼女は鼻栓してても美しい
制服姿以外ももっと見たかったな、というのはある
学校行ってないなら制服着なくてもいいんじゃないかな
潔癖症、視線恐怖症の割には
すぐに打ち解けて緩和されてた気がする
それだけ寄生虫の威力があったのかな
恋をするのは虫のせい?
たぶん、最後記憶がどうなっちゃうのかが気になるポイントなんだろうけど、あんま気になんなかったな
湖寒いだろうなとか
缶チューハイ寒いだろうなとか
余計なこと考えてしまった
集中してみれてなかったのかもしれない
針葉樹は綺麗な絵をつくるなと思った
音楽もお洒落な感じだった
寄生虫の設定が割とある作品で
ラブストーリーってだけではなかった
救済と再生の寓話
恐怖の檻に閉じ込められていた二人が出会い、
愛によって癒され再生していく物語。
正直キスシーンで泣いた。
監督がCM・MVの人らしく映像表現がとても面白くキレイ。
音楽の使い方もカッコいい。
小松菜奈はあまり意識したことない女優さんだったけど、
キレイで絵になるし、うまいですね。
この作品の世界観にうまくフィットしてた。
やりたい事は分かる、キャスティングもハマっている、でも面白くない
全体に漂うサブカル系でござい、という雰囲気が鼻につくなと思いつつ、極度の潔癖症と視線恐怖症が出会う恋愛ものが始まりました。お前の事は調べ上げたと言いながら本人が嫌がる事を気にせずやっちゃう井浦新の意地悪さ(そんなに意地悪だった理由は特にない)も気にはなったのですが、それ以上に真実が明らかになっても「あー、そういう設定なんすねー」という感じでなんか心に響きませんでした。
要するにこれやりたいんでしょ、というのはネタバレになるので書きませんが、20分位の短編で済むような、小劇場でやるよく分からない舞台を見ているような、そんな映画でした。
原作とは違う仕上がり
林遣都くんと小松菜奈ちゃん本当に良かったです。
小松菜奈ちゃんは可愛いかったし
態度の悪い女子高生役もはまってたし
湖のシーンでの演技には引き込まれ感動的ではあったけど・・・
高坂の潔癖症、拒絶反応の演出がやり過ぎでちょっと不快、林遣都君なら演じきれたはずなのに・・・
表現がグロテスクで見終わったあと、モヤっとした感じになりました。
原作とは違う仕上がりの物語
寄生虫によってもたらされた愛情だけど
駆除後も佐薙ひじりの気持ちは本物だった・・・
原作はどんでん返しのバットエンドで切ないラブストーリでしたが、本作品はどんでん返し部分を省いた、ハッピーエンドに仕上がっていた。※それはそれで仕方ないかな
二人の惹かれって行く感情・行動の変化、いきさつや状況設定が荒く、深い愛情に変わって行くさまが分かりにくい、気持ちの変化や行動をもう少し丁寧に描いて欲しかった。
ちょっと感情移入しにくい仕上がりになってたかな?
小松菜奈ちゃんファンの映画だな♪
小松菜奈ちゃん
ご結婚おめでとうございます♪
サブカル感強めだが好き
重度の潔癖症に苦しむ高坂は視線恐怖症を抱える高校生のひじりと出会い…。
同名漫画原作映画。主人公の抱える他者への嫌悪とひじりの持つ視線への嫌悪がなかなか恐怖感強めに描かれるので注意が必要。退廃的な雰囲気を纏うファンタジックな恋愛ものとして好きな作品でした。
堪能しました
美しい映像と音楽、ほぼ4人の少ない登場人物の中で、二人の演技に引き込まれました。
前半はファンタジー要素ありですが、
後半、惹かれあう二人を、虫に負けるなと、
心の中でエール送りながら見ました。
ラストはハッピーエンドで良かったです、
原作は後ほど読みます
これはこれで、いい作品
※原作と映画化は全く別物として
第一印象はこんなノイジーな作品だっけ?って感じ。それはそうとして、「何はなくとも、取り敢えず画はキレイだからヨシッ!」って感じは原作通り。
ラブロマンスを求めるなら、ちょっと拍子抜けでしょう。心の在処、アイデンティティ、または信じたい何かを見つめる作品です。
寄生虫話からラブストーリーへ
前半SFホラーのようで不気味で失敗したと思っていたら、後半から人間らしいラブストーリーへ。
脳の寄生虫が原因で潔癖症に似た精神の病を抱える2人が恋に落ちる。
中々不思議な設定で変わった映画だ。
凄く面白い物語ではないが、つまらなくもなかった。
ラストのクリスマスツリーのシーンは、音楽もとてもロマンティックで良かった。
予想通り…小松菜奈を愛でるだけの作品
極度の潔癖症と視線恐怖症のカップルによるラブストーリー。
というと、ちょっと前に観た台湾映画『恋の病』に似てる設定だけど、あちらにあったビビッドな色彩やポップさなどはなく、終始薄暗く陰鬱な気分にさせられる…
かと思えば『ホムンクルス』で賛否あった、おー!そうくるか的なCG演出もあったり、何だか言いようの無い違和感が…
過去の小松菜奈主演作品でも「小松菜奈のプロモーションビデオのよう」というレビューを多く見かけるのだけど、今作も正にその通りで、彼女のスクリーン映えに頼り過ぎているような気がする…
悪い予感通り『小松菜奈を愛でる』作品でしたってとこかな…苦笑
やっぱりCMやMVからの監督さんって、観せ方のテクニックが上手な分、そればかりが鼻について肝心のシナリオや演出がイマイチってパターンが多い気がするな…
お互いへの気持ちが溢れてくる終盤も、あまりにも唐突な感じ。
とってもユニークな発想の原作だったのだけど、映像化はちと難しかったかな…
あと、流石の彼女も高校生役はちょっと無理があるぞ 苦笑
頭じゃなくて心にあるんだよ! ってんなら大丈夫なんじゃないのかい?...
頭じゃなくて心にあるんだよ!
ってんなら大丈夫なんじゃないのかい?って思ったのは自分だけかな?
井浦新の立場分かった上でもう一回観たらおもしろそう
脚本は面白いと思うけど映画にしたら少し残念だった印象。
小松菜奈さん目当てだったけど、そこは大正解。
彼女が美しすぎた。
相方の林遣都さんは作品のキャラクターがそうさせたのか、イマイチだった感じで残念。
極度の潔癖症と視線恐怖症の二人で進むストーリー。
「極度」の割には突っ込みどころのある展開なんだけど、二人が共に行動する様になった理由が面白い。
体の中にいる寄生虫が人の心を操る設定。
寄生虫を取り除く手術をした後の二人の関係がどうなってしまうのか?
そこが見所だった感じ。
終盤で小松菜奈さんの回想シーンがとても良い!
彼女が満喫出来てそこだけでも観る価値はあったので満足度は高め(笑)
井浦新さん演じる医者の和泉の過去が想定外で作品を盛り上げていた感じ。
小松菜奈さん。
鼻血が出ても美しかったです( ´∀`)
【違和感を越えて】
心に痛みを抱えた人たちと、それを理解しない社会を印象的な物語に仕立てたファンタジック・ラブ・ストーリーだと思う。
視線恐怖症は、何でも見た目で判断したり、従来の観点でしか物事を評価しないことに違和感を感じる人のメタファーだろう。
この作品の面白いのは、潔癖症の位置付けだ。
潔癖症は、自分や自分以外の場所は、”単純に”汚いと感じる、実は、視線恐怖症の対極の存在のはずだ。
そして、視線恐怖症のひじりと、潔癖症の高坂を出会わせることによって起こるケミストリーで、こうした心の痛みから解放されるという物語仕立てにしているのだ。
心の痛みは病気とは違う。
ましてや、感染症や寄生虫のなせる技でもないだろう。
例えば、ノン・バイナリーを”へき”だとして認めようとしないのはおかしげなことのはずだ。
一見、対極にあるような人だって、恋に落ちることもある。
だから、恋は素敵なのだ。
そして、人が人を好きになることの意味や、既成の価値観で推し測ることが出来ないようなことも理解出来るようになるかもしれないのだ。
それは素敵なことだと心から思う。
映画は、まあ、面食らう分、想像力が必要な演出の作品だと思った。
小松菜奈さん、最近、単純なコマーシャリズムに乗っかったのとは違う、象徴的な演出の作品に出ることが多いように思うけれども、頑張ってほしい女優さんだ。
ますますキレイになった気がする。
メリークリスマス 普通ダネ
予想通り小松菜奈ちゃんを鑑賞するための作品でした。
虫という斬新なテーマには新鮮さを感じたが全編にわたり緊迫感に欠けMV調の展開が馴染めなかった。
小松菜奈ちゃんの次作「余命10年」への期待が高まる一方です。待ち遠しい!
ファンの方は是非映画館で🎦
ファンタジーに終始して欲しかった‼️❓
医学的、生理学的に無理難題の話なんだから、それなりに綺麗に描いて欲しかった。
小松菜奈の造詣はほぼ、理想形。
林遣都は、その僻なら、吐くことは、超対極、演出は、ケツペキを誤解してる。
それと、自殺と虫を結びつけるのは、科学的にも心情的にも、許し難い、いや、許さない。
クリスマスのシーンはファンタジーだから、しないでね、ライフライン遮断は。
総じて、林遣都じゃなくて、吐かなくて、この役が、菅田将暉か、神木隆之介か、なら満点にしてたかも。
それなら、ファンタジー満点でした。
小松菜奈のファンなら、是非。
世にも奇妙な恋愛物語
タイトルからして、男か女のどちらかがヒモ設定のコメディかと思ってたら、全然違ってた。これSFじゃん。
自殺する人の70%には、脳に寄生虫がいるんだってさ。その寄生虫のせいで社会に馴染めなくて自殺に至ってしまうらしい。知らなかった。
さて、林遣都君演じる主人公は、極端な潔癖症で、生きているのがとっても辛そう。そして小松菜奈ちゃん演じる女子高生は、周りの視線が耐えられない、視線恐怖症という病気。そんな2人が、出会って恋に落ちるんだけど、他人が嫌いな2人がどうしてお互いを許せたか。それがこの映画のタイトルだ。
でもさ、こんな寄生虫の存在が実証されてたら世界中の人が知ってる世の中のはず。あんな普通の医者だけが知ってるなんて有り得なすぎ。
キーマンを演じるのが井浦新なんだけど、最近善人役が多いので、怪しい感じで登場したけど、絶対いい人だと分かってしまいました。
映像はソコソコキレイで、BGMに力注いでました。ただ、全体的に内容が軽い。星新一のショートショートを読んでる感じかな。オープニングにタモリさん出てたら、納得の1.4時間だったかもね。
【"双子虫の恋" 虫は除去出来ても、人の心の繋がりは不変であって欲しい。不思議なテイストが印象的な作品。】
- 極度の潔癖症の高坂青年(林遣都)と視線恐怖症のサナギ(小松菜奈)。謎の男、イズミ(井浦新)により、高坂はサナギの面倒を見る事に・・-
◆感想
・前半の高坂の部屋や、潔癖症過ぎる身体の反応。サナギが見る、眼が異様に大きな人々の姿。
- カルト映画かな、SF要素たっぷりの・・。-
・徐々に惹かれ合っていく二人の姿。
- 高坂もサナギの前だと、マスクが要らなくなる。そして、マスク越しのキス。
クリスチャン・フェネスのアンビエントミュージックが流れるシーンからは、物語は一気に恋愛要素を帯びて来る。謎の男やサナギの母との哀しき関係性も明らかに。-
<"虫"とは、幼き時に親を自殺で失った者の、脳内反応であろうと勝手に解釈した。随所で"描き方が粗いなあ"と思いつつ、ラストのクリスマスツリーのシーンは高坂とサナギの将来に幸有らん事を、願ってしまった作品。今作品は多様な見方が出来る作品であろう。>
ギリストライクの変化球。
ふふふ。で終わるラストが好き。
変化球です。2回は曲がります。ちょっとだけファンタジー感も混ぜ混ぜ。人によっては置いてけぼりリスク高し。寄生虫の症状が、結構のご都合無茶設定なのが痛いどすw
コレを救うのが、今回は(残念なことに)美脚封印の小松菜奈と、撮影の素晴らしさな訳ですよ。コレで⭐︎1個分の満足度ですもん。
画がキレイです。風景をバックにした画の美しさには、ハッとさせられます。良いなぁ!って感じる構図も至る所に散りばめられてます。会話する小松菜奈と林遣都。小松菜奈の横顔が、かろうじて右下、立っている林の顔はフレーム外で体だけしか写しません。小松の言葉を、林は、ただ聞くだけの静物と化していることの映像表現。撮影はカテビ・ハビブさん?イラン人か?いや、何処のどなた様ですか?凄く良かったです!
ラストは、ウィルスでクリスマスツリーでしょ?って予想はしてましたが、捻られたw
感動した、とは言えないにしても、これはストライクでした。インハイ、ギリギリで。
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