「ああ、楽しい、俺の小松さん(奈菜)論」恋する寄生虫 CBさんの映画レビュー(感想・評価)
ああ、楽しい、俺の小松さん(奈菜)論
治療すれば、いま真っ只中にいるこの恋を失い、治療しなければ寄生虫に数年以内に殺される。この究極の選択を、あなただったら、どう選ぶ? という映画。
すごい純愛ドラマ。それだけに残念。なんだか猛烈に惜しい感じ。うまく言えない。SFっぽく、ホラーっぽく、青春映画風にと組み合わさっているのだが、終盤なんだか俺にはジャストミートではなかった。めちゃくちゃ惜しいと感じた作品。
俺は小松さん(奈菜)の顔が好きなわけではない。「ずいぶん三白眼が目立つな」程度の印象だ。新垣さん(結衣)、黒島さん(結菜)、新川さん(優愛)といった "俺が好きな顔の女優たち" の真ん中には入ってこない。しかし!! 気になる度合はおそらく最高だ。なぜだろう? 自分の中にいくつかある 「考えるのが楽しい映画の謎」 のひとつだ。
「来る」を観る前に予習していた際に知った、中島監督と小松さんのやりとり。「どうした小松、青春映画でチヤホヤされていい気になっちまったか?」(中島) 「違います、監督! また一から鍛えてください」(小松) というやりとりが俺の心に響き続けているのだろうか。「雨上がりの夜空に」でその立ち姿だけで、俺に「これは、たしかに、陸上選手だ」と感じさせたことが、今でも強烈な印象として残っているのか。(実際の走り姿は残念ながら陸上選手にはほど遠いものでしたが、その立ち姿はほんとに凛々しかった)
いすれにしろ、スクリーンに現れたときの彼女は、どの映画でもきれいだ。さらに、そういう役でないときはとても印象的だ。(「来る」「沈黙」等) まあ、「ぼくあす」も「糸」も観ていない俺が言えた義理ではないかもしれないが...
ああ、楽しい、俺の小松さん(奈菜)論。古い言葉だが、"銀幕スター"。俺にとってのそれは、まさに小松奈菜!! 本作でも「鼻血を出したので、ティッシュを鼻に突っ込んでいる小松さん」が最高だよ。
"俺が好きな顔の女優たち" には、みんな小松さんのように監督に鍛えられて上手になってほしい!!!
小松さん、ご結婚おめでとうございます。