「映画は別物」恋する寄生虫 na77さんの映画レビュー(感想・評価)
映画は別物
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三秋縋先生の作風が好みで、小説の映画化が決定したときはとても喜びましたが、やはり映画と小説は全くの別物といった感じでした。映画のみの感想としては、出演者の演技に文句はなく、映像美、音楽の演出もうまくはまっていたと思います。
しかし小説のファンとして見た場合、はっきり言ってかなりショックでした。尺の都合上しょうがないこととは思いますが、小説と漫画のイメージとはかなり遠く、多くの設定変更が私には受け入れることができませんでした。
想像していたキャラクター像との乖離が序盤から大きく、ラストがどうなるのか不安なまま100分を過ごし、ラストシーンでは落胆した、というのが正直な感想です。
出会いが冬の公園でなく、白鳥も花筏もない。
佐薙が金髪でなく、タバコも吸わず、マフラーもプレゼントしない。
などなど、原作との違いが多すぎて…………
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