「#89 結局は恋のお話」恋する寄生虫 chicaricaさんの映画レビュー(感想・評価)
#89 結局は恋のお話
頭の中の寄生虫が人間の心を支配するというSFチックなストーリーだけど、虫はいないけど感情が何かに支配されているのはこの世の事実。
虫がいなくなると恋が消えちゃうからと治療を嫌がる主人公は、失恋したくないという単純な人間の気持ちの比喩だと思う。
女子高生役の小松菜奈ちゃんは多分『恋は雨上がりのように』以来だけど、全然今も女子高生でイケてた。
ドアや倒れた林遣都クンを蹴るシーンを観ると『ディストラクション・ベイビーズ』で「死ね!死ね!」って菅田将暉クンを蹴ってたシーンが蘇り、この映画で殺した相手の奥さんになっちゃったんだなって感慨深い。話それたけど。
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