「I feel you」恋する寄生虫 atararuiさんの映画レビュー(感想・評価)
I feel you
そんな体験をしたらそうなるだろうないやはやこれは二人とも大変だ...と思いながら観始めました
視線が怖くてイヤホンを付けるなんて
おかしいよね?
(解るよ そうなるよきっと...私も)
賢吾が話すより前にそう思っていた
「解るよ 僕も同じようなものだから」
わたしのなにがわかるのって気持ちは生きてる限りずっと続くものかも
でも、「解るよ」って言われるとやはり嬉しいし気持ちもアガる
解るよ はこの作品の重要ポイントとなる言葉だと思う
夕暮れの自転車二人乗りにヒラヒラと光舞う風景
恋ですよこれはまさに観てるこちらまで高揚してくる
あなたから心をもらい君から生命(おそらく生きる躍動感みたいな)をもらうそれが二人を逆に苦しめる
なぜってそれは頭にいる寄生虫のせいだから
「心は胸にあって頭にはないんだよ」
ひじりが叫ぶ
(そうだよね 私もずっとそう思っているよ)
手術で寄生虫を除いたら心からあなたは居なくなる
はずが!
涙を流すひじりの様子
明らかに消え去ってはいない
何?何が起こったの?
その原因は!!な、なんと!タマゴ
そっ...そっか
私としてはそれでなく違う理由で
心に温存されていて欲しかったかも
いやでもそれだと寄生虫感が薄まってしまう...うむむ 恐るべし寄生虫
そう寄生虫も生きたいし恋もする
偏見は捨てるのだ
ラスト二人はハッピーエンド
でも時間差で世界の終わり感もやってきた 幸福感に終末を暗示させられると気持ちが安定せずに揺れる
この不安定な気持ちをひきずりながらのエンド
クリスマス時期におすすめです
追伸
気がかりなのは和泉さん
新たな恋をぜひに
ひじりパパ先生手術してあげて
本人が嫌がるか
余計なお世話だけど和泉さんが
切なすぎる 生き残り同士の方割れと突然変異で恋に落ちる
続・恋する寄生虫が観たい