「実写版天気の子(CMカット)みたいなラスト」恋する寄生虫 わたろーさんの映画レビュー(感想・評価)
実写版天気の子(CMカット)みたいなラスト
最後の展開は完全に「天気の子」だったよな…
もともと登場人物が少ない物語。内向きな感情を内向きで良い、2人の世界で良いと片付ける物語。たとえそれが周りにとって非道徳的なものであっても…美しいイルミネーションとともに映る二人の姿がスクリーンに映える映える。素晴らしいカットでした。
ただ、全体の色使いとか画角とか音楽の使い方とかが映画というよりはCMという感じ。これはこれでクセがあって良かったんですが。
予告編の作り方が上手いですね…間違ってキラキラ映画だと錯覚してもおかしくない、でもちゃんと観てればこういう尖った恋というより自分事の話だということは十分に伝わる。
虫うんぬんの話とか井浦新のとかく強引さとか自分には合わない、難しいところもあったのですが、とにかく主演二人がちゃんと泥臭く、ちゃんと美しく撮れていること、物語に推進力があったことは間違いありません。
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