「今回は、カツ丼も天ぷら蕎麦も食べてません」恋する寄生虫 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
今回は、カツ丼も天ぷら蕎麦も食べてません
小松菜奈の小松菜奈による小松菜奈のための映画。
彼女のファン(私もです)なら、終始その表情や仕草や憂いと美しさを湛えた横顔を見てるだけで満足できると思います。
『ムーンライト・シャドウ』でおでこ全開、健康的なジョギング姿の女子大生を演じてくれましたが、今回は前髪を垂らし、未成熟だけど確かな存在感も併せ持つ女子高校生(『さくら』の時以来⁈)。
奇抜な設定と映像表現がレトリックとして成功しているとは思えませんが、人を想う気持ちの不確かなこと(虫を除去すればあっけなく消えるらしい)と、実は一度芽生えた気持ちはそう簡単には消し去れない身体的なものでもある(小松菜奈さんが、頭から消えても胸❤️からは消せない、というようなことを湖の中で叫んでました)ということは、伝わってきました。
匂いや痛みなどの身体的な記憶は、誰にでもあるわけで、誰かを抱きしめるという行為も、頭の中の情動的な記憶とは異なる身体的な記憶を植え付けたい人間の本能の働きなのかもしれません。
風の又三郎さん
確か、ムーンライトシャドウもご覧になってましたよね。あちらの記憶があるうちにこれを見られたというのも、なかなか味わい深い体験で、私には幸運でした。
LEOWORLDさん、コメントありがとうございます。
小松菜奈さんは、JOJOのダイヤモンドは砕けない、にも出ていましたね。
きっと、目ヂカラ系のスタンド能力があるんだと思います。
おはようございます。
”小松菜奈の小松菜奈による小松菜奈のための映画。”
ガンガン推してますね!
私も小松菜奈さんは、「渇き。」で観た時には、ビックリし”すごい女優さんが出て来た!”とそれ以降の作品は漫画恋愛もの以外はほぼ観ています。(朝からプチ自慢・・)
小松さんは私は,”眼”が凄いと思っています。「渇き。」の冷徹で無機質な眼にヤラレマシタ。レビュータイトルにあるように、食べっぷりも良いですね。
尚、私、林遣都さんもNHKの「京都人の密かな愉しみ Blue 修行中」が大変に好きなため、御贔屓に・・。では。