劇場公開日 2021年11月12日

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「世にも奇妙な恋愛物語」恋する寄生虫 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5世にも奇妙な恋愛物語

2021年11月13日
iPhoneアプリから投稿

タイトルからして、男か女のどちらかがヒモ設定のコメディかと思ってたら、全然違ってた。これSFじゃん。
自殺する人の70%には、脳に寄生虫がいるんだってさ。その寄生虫のせいで社会に馴染めなくて自殺に至ってしまうらしい。知らなかった。
さて、林遣都君演じる主人公は、極端な潔癖症で、生きているのがとっても辛そう。そして小松菜奈ちゃん演じる女子高生は、周りの視線が耐えられない、視線恐怖症という病気。そんな2人が、出会って恋に落ちるんだけど、他人が嫌いな2人がどうしてお互いを許せたか。それがこの映画のタイトルだ。
でもさ、こんな寄生虫の存在が実証されてたら世界中の人が知ってる世の中のはず。あんな普通の医者だけが知ってるなんて有り得なすぎ。
キーマンを演じるのが井浦新なんだけど、最近善人役が多いので、怪しい感じで登場したけど、絶対いい人だと分かってしまいました。
映像はソコソコキレイで、BGMに力注いでました。ただ、全体的に内容が軽い。星新一のショートショートを読んでる感じかな。オープニングにタモリさん出てたら、納得の1.4時間だったかもね。

涼介