「ファンタジーと恋愛モノの中間地点みたいな物語を実力派俳優達が彩る作品」恋する寄生虫 015🎬さんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジーと恋愛モノの中間地点みたいな物語を実力派俳優達が彩る作品
最近の邦画のダメダメなところですが、予告編でストーリーの大半を語ってしまってるのはどうしてでしょうかね…あれ、ホントもったいないです。
この作品もそうですが、ストーリーが風変わりな分、ネタバレとも言うべきラストを予告編でバラすのはマジで無いと思います。ああ、どうせあのオチよねって思われながら、機械的にストーリーを追われるのはどうなんだろう。みんなその話知ってるわけじゃないんだぞ?
そんなこんなで結構楽しみにしてました、この映画。
結論を申し上げますと、個人的にはなかなか面白かったです。寄生虫が宿主である人間の感情を左右させるという、一見ホラーな展開を恋愛モノに昇華させるとか。なかなかパッと思いつかんです。虫の話なのに切ない。どういうことだ。
あと、キャストさんが絶妙でしたね。最近は爽やかお父さん役ばかりやっている井浦新さんが、久々にクセのある二面性のある役をやられてました。いいぞもっとやれ。
メインキャストの小松菜奈さんと林遣都さん。ビジュアルと演技力を兼ね備える実力派のお二人ですが、この二人の掛け合いが実に素晴らしく純粋で可愛らしかったです。汚れた己の心が浄化されるようでした。
登場人物がほぼメインキャストの4人のみで展開される珍しい作品なので、大人数でわちゃわちゃするような作品が好きな方には受け付けないかと思います。
ただ、映像美を堪能したい方や一風変わったストーリーを楽しみたい方、小松菜奈さんクラスタの方には全力で推せる作品です。
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