誰がハマーショルドを殺したかのレビュー・感想・評価
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墜落事故をつついたら陰謀論が出てきた
1961年9月発生の、国連事務総長が乗った飛行機の墜落事故の真相を求める監督と調査員だが、事態は予想だにしない方向へ。
こう書くと、ドキュメンタリーの域を超えた陰謀がらみのサスペンスドラマだが、実際この監督は、フィクションドラマのようなカメラアングルを用いたり、調査の末に突き止めた謎多き人物のコスプレをして自ら狂言回しとなるなど、観る者を煙に巻くような演出を入れ込む。
正直、煙を巻きすぎて自身の視界を見失っているのでは?と思わずにはいられない点があるのは否めず。
しかしながら、以前に手がけた『アンバサダー』では、自ら大使になりすまし、危険を顧みずにアフリカのダイヤ密輸の現場に潜入していくなど、気概のある人物なのは確か。
闇に蠢く陰謀、得体の知れない秘密組織といった、『Xーファイル』のような『アンビリバボー』のような、月刊「ムー」の「あなたの知らない話」のような胡散臭い都市伝説を暴こうとする監督に、ミステリーハンター、もしくは「日本の矢追純一」の称号を授けたい。
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