ホテルローヤルのレビュー・感想・評価
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ラブホテル内での出来事なのだが
個人的にはコメディ寄りだと思った作品。ラブホテルというある意味非日常の中で唯一日常を表す主演の波瑠さん自身が色のない演技が求められたので、非常に大変だったと思う。百円の恋の武監督に豪華出演者なので、期待は大きかったが、人によって解釈は変わるはず。
蜘蛛の巣?気付かなかったなあ。天井なんて見なかったからなあ。
世の中は、男と女しかいない。そして本能として性欲がある。その先にはただならぬ男女の関係もある。それを汚らしいと綺麗事を言う人もいる。そんな一切の事を知らずに、世の中のきれいなところだけ見ていてある時急にそれを見つける人もいる。そう、ベッドに横たわって蜘蛛の巣を見つけた雅代のように。 人間は他の動植物と違って文明を持っているが、自然界の中のちっぽけな一員でもある。まるで、広々とした湿原のなかにぽつんとある、ちっぽけなラブホテルみたいな存在だ。だけどその中では、いろんな人生を生きている男と女が、シャワーをあびて、ベッドに横たわり、身体を絡ませている。そんな場所が非日常の人もいれば、そこが日常の人も、またいる。世の中って、いろいろ。 設定は興味深く、登場人物たちの人生模様も悲哀にあふれてた。だけど、なんかそれぞれ(特に母)がそうなっていく心情の過程が薄い。物足りなさはそこか。
滑稽で良いもの
当事者になれず透明人間みたいな主人公。何かあれば変われるかと思えば、人生そう簡単に変わらない。 ラブホテルで繰り広げられるストーリー、本人たちにはドラマでも、傍から見れば滑稽なもの。だけど、身も心もさらけだす瞬間って、大事な大切な良いものなんだよねぇ。 ショートストーリーを一本にまとめたから散文的でまとまりなく見えるけど、 ラブホテルの日常をドライに切り取って良かった。湿っぽいとただの昭和映画になっちゃう。 余貴美子さん、ヤスケン、良かったなぁ。あとの役者さんたちも。 波留さんの白いスリップ姿に違和感(あのシーンなのに頑なに体を出したくないみたいな)はあったけど、痛いくらいささやかな初恋がよく似合ってた。分かってるんだか分かってないんだかなマツケンも格好悪くて良かった。 主題歌がノスタルジックで映画に合っていてとても良い。 セックスで良い思い、嫌な思いしたことある大人には、あれこれ思い出したり考えたり染みる映画。
どこか良いところを見つけられるだろうか、そんな気がする
原作は文章のうまさだけで、とても悪い印象でした。 映画は、セリフも悪く、ほとんど悪い印象でした。 たいして悪くもない経験でも心中してしまう教師と女子高生、それも、なんかぼろぞうきんみたいな印象の役者さん。 盗聴する従業員、汚い客室、変な感じのアダルトグッズ営業マン。 教師と女子高生、はるはミスキャストでした。 みんな、演技はうまいですよ、釧路の自然はきれいですよ、ただ、それだけでした、寝落ちしそうでした、はるの鼻が変だと思いながら
縦横無尽
おもしろかった。 時間軸を縦横に操る演出が効果的でうまかった。 来る人の非日常と働く人の日常がまた縦横に交錯して物語に奥行きを感じさせる。 人生そしてセックスの経験を積んだ人と 人生もセックスもまだまだこれからの人がまた縦横に。 釧路湿原をほぼ窓越しでしか見せないところが凄い。 人生もセックスもまだまだこれからの人の選択が悲しいが最後は明るいと思った。 波瑠演じる雅代は窓越しでない景色が見えるようになったのだ。 面白いかつまらないか割れる映画だと思う。 リアリティーを削ぐ危ういシーンはいくつもあって、そこに引っかかってしまうと縦か横のどちらかにしらけてしまうだろう。
無感情からの解放
主人公の恋は予想より遥かに淡くて、見せ場も所在もない感じだったが、最後に溢れ出す感情は地味だからこそリアルだった。 当事者になれない主人公を見ながら、昔アルバイトしたエロ制作の現場での淡白な空気を思い出した。 モニターの後ろ側、我々スタッフのタラッとしたムードは当事者になれないそのものだった。 エロは程々くらいが丁度いい。
「非と秘」日常を求めて
原作のファンです!映画化はいずれされるだろうと思っていましたので勝手にキャストを想像したりしておりました… 正直初めに波瑠さんが主演と耳にした時は 「…地味かぁ」などと思ってしまいましたが (ファンの方、すいません💦) いざ蓋を開けてみたら「雅代だよぉ〜」👏 松山ケンイチさんや他のキャストの皆さんも まさに私があんな人〜こんな人〜と空想&妄想しまくっていたまんま 北の湿原の高台にあるオレンジ色映えるローヤルの建て構え、内装までもイメージ通りで わたくしニヤリ😁 昭和気分にも浸れる人間模様の哀愁感と温かさが滲みました 今日も何処で 色んなカップル達が立ち寄り 身体を、心を使って遊ばなきゃならない時… あんな事〜こんな事〜が 繰り広げられているであろうラブホテル 令和の今も栄あって欲しいものだ…なんて密やかに思っております よし!これから原作を読み返してみよっ!
うん?
久々に、「なにこれ?」って映画。 これに意味を見いだせなかった。 冒頭の廃墟のシーンとか、従業員の息子の話とか、必要だったのでしょうか? その分を、主人公が家業を継ぐ必然性(例えば、親が泣いて頼んだとか)を説明した方が良かったのでは?(受験に失敗したから、家業を継ぐなんて、あまりにも杜撰過ぎる) そして、主人公は、「久しぶり…」的なことを言っていたけど、どこやったのだろうか?(笑) あそこまで、勢い良く服を脱いでおいて、「妻が…」なんておかしいだろう? そんなことを言う奴は、最初から脱げないよ…とか、本題とは関係ないことばかり気になりました…。 最後に「種明かし」的なエピソードを放り込んで帳尻を合わせようとしたけど、何にも響かなかった…。残念…。
主題歌の雰囲気が良かった
エンドロールが始まって主題歌が流れて来た時、雰囲気の良い曲だなと思ったんです。 そして、聞いてるうちに曲だけじゃなく、不思議と映画自体も良かった気がしてくるですよね。 それで、この主題歌を歌ってるの誰かなと思ったらLeolaさんなんですね。 元々は柴田まゆみさんって方の曲らしいのですが、私は知りませんでした。 Leolaさん、私が好きな映画の『パンとバスと2度目のハツコイ』の主題歌を歌っていたんですが、その頃はハキハキとした歌声の印象だったんです。 それが、今回はしっとりとした感じで、この映画にとても合ってたんですよね。 主題歌良かったです。 主題歌によって映画の印象が変わる事を、認識させられた作品でした。
良かった!
もっと軽い映画かと思いきや。。 波瑠が、綺麗で救いでした。 人間模様よく描かれていて 人って20年経つとかわるんだなぁーーと、 しみじみ感じる映画でした。 エンディングの曲 めっちゃ合ってました❣️
みんな親が有り子であり親になる。
色々あってもみんな親子の関係から解放されない。 みんな親が有り子であり親になる。 グランドホテル形式親子愛情劇集。 ポスター見たときからバグダッドカフェが頭に浮かんだが日本的WETドラマだった。 最後に残った感想は、 ”そうか、やらないのか。”
群像劇っぽさは減ってるがいい話ではある
原作は読了済。北海道郊外の小さなラブホテル・ローヤルを舞台に様々な男女を描いた群像劇。 原作は時代を遡るような形の群像劇だったが、やはり映画になると1つの話としてつないでいく必要があったのだろう。違う形だったが元々の話が好きなので出来としてはそれなりに満足した。 特に中年夫婦のくだりはよかった。生活のいろんなしがらみもありながら、2人の営みを取り戻す様は微笑ましい。こういうのを見ると、セックスっていいものだよって言いたくなる。 でも、そんないいとこばかりではないのが本作のいいところでもある。先生と生徒の話はなかなかの重みだった。どの話も誰かに必要とされる、誰かと向き合うことの大切さを感じる良作だった。
ダラダラ続く2時間
ラブホテルの日常を描いた人間ドラマ。 他の人も書いていますが、誰にも感情移入出来ないただひたすらつまらない映画。 カメラを止めるなばりに低コストな仕上がり。 素人ながらに退屈でした。 誰にもオススメ出来ない映画でした。
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