劇場公開日 2020年11月13日

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「たまには上も見上げないと」ホテルローヤル サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0たまには上も見上げないと

2020年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

幸せ

波瑠主演で松山ケンイチや安田顕が出演しているということで鑑賞。そこまで期待はせず

まぁまぁかな。予想通りって感じ
面白かったけど、最後の方だったり展開だったりにもっと捻りが欲しかったかなと。

ラブホテルを経営する両親の元に生まれた一人娘の雅代(波瑠)は、大学受験に失敗して2代目として引き継ぐことになる。

昭和なチープな雰囲気が、懐かしさと居心地の良さを演出していてすごく好き。ホテルがある場所は自然豊かでお父さんが言う通り、とてもいい場所だ。落ち着く

安田顕の情けないながグッとくる。
娘に何も言い返せず、出た言葉はミカンを投げたことに対して「そんなことしちゃいけないぞ」と小さな声。最後には遠回しだけど、愛を伝える。
毎度毎度思う。いい役者だなぁと

各々抱える思いがあるんだなと考えさせられる。
子供や介護で精一杯になったり、両親が浮気したり、嫁から見放されたり、一人息子が足を踏み外してしまったり。死にたくなることはあるけれど、死ぬ以外の選択はあるはずだ。綺麗事かもしれないが、生きたら何とかなる。何も死ぬことは無い

ただ、全体的にぬめーっとしているので疲れる。
武正晴監督の映画はいつもそうなのだが、ガツンと来るものがないというか物足りなさを感じる。
感動させたいのか、笑わせたいのか、どっちにも付かずで中途半端になっている。

最後は酷い。
無理やり尺を伸ばしている感丸見えで、退屈で仕方なかった。別に過去のシーン持ってくる必要ないでしょ。それならもっと色んなお客さん見たかったし、するとしたらさりげなくして欲しい。

薄味な映画でした。
けど、ほんわかしていて楽しめました。

サプライズ