「ちゃんと胸を痛めること。」ホテルローヤル YKさんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃんと胸を痛めること。
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ラブホテルで起こる悲喜こもごもを従業員の目線でちょっと冷めた目線から眺めるのは、「さよなら、歌舞伎町」っぽい感じ。でも、伊藤沙莉と岡山天音のエピソードは、冷めた目線のままではいられない重たさがあった。絶望のどん底にいるのに、カラカラと笑う二人のやりとりはとても見応えがあった。
主人公であるはずの波瑠はどこか影の薄い存在だけど、だからこそ、最後に失恋して「よかった、ちゃんと胸が痛んだ」と言うところが染みた。
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