「据え膳食わぬは男の恥・・・・?」ホテルローヤル kita-kituneさんの映画レビュー(感想・評価)
据え膳食わぬは男の恥・・・・?
取っ掛かりの風景が、なんだか見慣れた風景と思ったら、釧路、おまけにあの特徴的入り口、あのラブホじゃないか!?
(ホテル名は失念、おそらく実際に見える風景は、そんなにきれいじゃない。内装も雰囲気違うと思ったら、セットの別撮りだそうで)
映画の内容にしては、立派なスクリーンでの上映だなと思ったが、北海道ロケということなのね・・・
正直、ギャグなのかシリアスなのか、よく分からない。
ツッコミどころ満載な感じもするが、安田顕、頑張ってるな、と言うのと、波留がまぁまぁ可愛いのを眺めに行く感じか?
そのうち、件のラブホなど、釧路にドライブに行くのもいいい。
(ラスト、釧路名物?ロータリーの風景が)
北海道テイストは頑張っている感じ。
波留は道産子らしく見えないが、イマドキの若いもんに道産子訛りは、そんなにない。
2020.11.24追記
更に2回観賞計3回観て思ったのは、時間経過の描写が今ひとつか?
同じ場所のシーンをそのままに時間経過してゆく手法だが、あまり時間経過が感じられず、足早な展開に感ずる。
夏にはセミの鳴き声
夏でも涼しい釧路の雰囲気と合わないような気も。
(換気の悪いボイラー室が暑いのは分かるが)
ホントは違うホテル構造?
劇中では玄関から2階に上がって・・・の造りのようだが、後半の俯瞰画像で分かるように、実際のホテルは個別に車庫があって、その上が部屋になっている・・・はず。
なので、他の客と出くわすことはない?(それを言っては、劇の進行に関わるので無粋ではあるが)
そもそも、郊外のモーテルなのに、クルマで来ている雰囲気がほぼゼロ。冒頭のカメラマンくらいか。
雷雨での従業員の帰宅
雷が鳴っているのに傘さして帰るのは危険では?
ギャグとして見るべきか、安直な演出と見るべきか・・・
部屋にみかん
実際に野菜を置いているホテルがあったりするが・・・
結構な量を家庭用じゃないんだから、一般の店に小出しに買いに行くのは、なにかヘン。
ただ物語上、やむなしと言うべきか。
ラブホ取材シーンがチープ?
最後の方、劇中の事件取材シーンはおそらく地元TV局(HTB)の人間を使っているようだが、ややステレオタイプ的に感じられ、
肝はエンディング
面白い題材なのだが、全体的に薄味と言うか、主演たる?ホテルローヤルの繁栄と衰退みたいなコントラストが低めだし、各エピソードがギャグ的で、今ひとつ感情移入できないノリ。
が、最後の主題歌?でいい具合に締めてくれる。
ぼやっとした夕暮れの湿原風景も良い。