護られなかった者たちへのレビュー・感想・評価
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東日本大震災の被災者にこの映画を捧ぐ。
生活保護の現実
「佐藤健、生きざま」
誰も悪くない
孤独と寄り添う
三人でうどんをすするシーンに涙
初めて劇場で2回観ました。2回目は付き添いでしたが、初回を観てから頭から離れられない作品で、もう一回観たいと思いました。
1カット1カットに妥協しない瀬々監督と瀬々組の実力派俳優陣による傑作だと思います。
生活保護のスティグマを描写する社会派ミステリー作品でありながら、何よりもヒューマン作品でした。素晴らしいの一言です。実際の福祉行政の現場に存在する善悪の葛藤や疲れが遜色なく描かれてました。
佐藤健さんの魂の演技、圧巻でした。役柄らしい目つき顔つきや素行、その中で垣間見えた笑顔、本当にすごいです。難しい役柄を演じた清原果耶さん、感情豊かなお芝居の素晴らしさにグッときました。子役の石井心咲さんも良かったです。
そして、悲しみを心の底に押し殺して生きる役柄の阿部寛さん、倍賞美津子さんの慈愛あふれる一挙手一投足。佐藤さん、倍賞さん、石井さんたちが一緒にうどんを食べるシーン、倍賞さんと佐藤さんのシーン、予告にもある避難所での迫真のシーン、阿部さんと佐藤さんの二人のラストシーン等、全て心から泣けました。
悲しんでいる人がいたら抱きかかえていこうと思える、そんな素晴らしい作品をありがとうございました。
瀬々敬久監督のど真ん中社会派作品
3.11と生活保護の実態
話題の「エンパシー」が問われる?
ブレディみかこさんの本では、サッチャー元首相の秘書が、こう評したと書かれている。
「彼女はシンパシーのある人ではあったが、エンパシーはなかった」(多分こんな感じ)
①清原果耶ちゃんは、NHKの「透明なゆりかご」以来、私的には拍手!だった(朝の連ドラとかの彼女は〜たまに見るだけ〜そんなに魅力的ではない)。
彼女の可能性を信じた。
「3月のライオン」、NHKの「蛍草 菜々の剣」、そしてこの映画、清原ちゃんはすごいね。
②さすがの阿部寛!!!
③私みたいにエンパシーが問われる人間にとっては、今まさに必要な映画だった
④とにかく泣いて泣いて、また泣いて・・・帰りには頭が痛くなっていた(中国山地の山の中から車で2時間半、往復5時間飛ばして映画を見に行くというこの不条理! 帰りは厳しかったですよ)
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