護られなかった者たちへのレビュー・感想・評価
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原作よし、俳優陣よし、そして考えさせられます。
震災が起こした人々の心の問題、生活保護の社会的問題、そして家族を思う気持ちや、色々な事を考えさせられました。
俳優陣も最高で、演技派揃い!
桑田さんのエンディング映画にピッタリ。
あっという間にの2時間でした。
3.5にしたのは、真犯人が誰かがかなり早い時点でわかってしまう演出かな。
きっと中山七里さんの原作だと、この辺の演出はもっと面白いんだろうな。
ただ、最後の結末は、やっぱり中山七里さんぽくて、個人的には好きです。
うん、予想以上に深いテーマです。
怖がらずに正直に
特にここ数年の作品について評価が高い瀬々監督、今作についても「PRO」がお三方揃って4.5と満点に近い評価ですが、怖がらずに正直に書くと、私は瀬々監督の作品が少々苦手です。
社会派寄りの作品が多く、特に弱者を題材に「きちんと目を向けなければ知らないままにされてしまうそうな、小さいけど根深い問題」を丁寧に取り扱う部分は素晴らしいと思いますし、だからこそ毎回鑑賞するのですが、、
どうも作品としてはエンターテインメント性が強く、社会的な問題部分はあくまで感動のための「ネタ」になってしまっているように見えるし、さらに「悪(側)」の描き方に必要以上の悪意を感じ、反って白けてしまいます。なんなら、もっと淡々とした感じの方がリアリティがあっていいような気がするのですが、、それじゃ「殺人」事件にまでの動機づけに弱すぎるんでしょうね。
まぁ、映画っぽいと言えばそうなのだと思いますし、同様の感じの監督は他にも思い当たりますし、否定を前提にするつもりはないのですが、観終わって「ああ、やはり今回もこんな感じか」と思ってしまうのです。
社会派ドラマとしてなら見れます。
もうそろそろ
個人的には3・11を素材にした商業映画は終わりにした方がいいのではと思っている。
確かに風化させてはならないのだろうし、今後の教訓とすべき事も多く残したのだろうが、そういったものは今後は報道やドキュメンタリーを通じてで良いと思う。
当事者達もいつまでも立ち止まっていられないだろう。
さて、本作についてだが、まず清原果耶の配役に疑問符。製作のアミューズの現在イチオシなのは分かるが、一方で朝ドラのヒロインを務めながら連続殺人犯を演じさせるというのはどうなのか? しかも、まだ19歳なんだから、まだしばらくは汚れ役はさせる必要はないのでは? 少し、焦り過ぎなのでは?
この作品、主役は佐藤健なのだが、真の主役は倍賞美津子。
実際、全ての出来事が彼女をきっかけにして展開する。
大ベテランには失礼ながら、華を打ち消して生活困窮者の役など務まるのかと思っていたがしっかりと表現出来ていた。
もう一つの作品テーマである生活保護の申請実態についての描き方は丁寧で良かったと思う。言わば、タブーの題材の実相を伝えるというのはなかなか難しいとは思うが、ありのままを伝えようという感じが見えて好評価。
サスペンスの面とヒューマンドラマの側面が今一つ上手く絡み合っていない印象があったのは、原作というより脚本の問題なのかな? という感想を抱いた一本。
地域住民の訴え
東日本大震災と生活困窮を絡めたストーリー。
生活保護世帯って結構な数がいると聞いた事があります。
その上で東日本大震災という超イレギュラー。
現在も新型コロナウイルスという脅威が行政を混乱させてますが、その当時の東北地方は忙しいという言葉では片付けられなかったのでは。
その上で地域住民一人一人に親身な対応はまず無理だが、だからといって今作の様な対応もおかしい。
母子世帯の母がケースワーカーに訴えるシーンなんかは考えさせられますね。
生活困窮者自立支援事業というものが市の必須事業でありますが、そういったものがあってもどういうものか地域住民が知ってなくちゃ意味がない。
こういう地域住民の声を聞きながら、市役所関係課と社会福祉協議会は連携し皆が必要なものを具現化していかなければいけないのです。
宮城の過去と現在
地元、宮城の至るところでロケを行った映画。観ていて、これは〇〇だなぁとロケ場所を考えながら、佐藤健、阿部寛、清野伽耶らの演技の上手さにスクリーンに惹きつけられた
普段善人を演じている役者達が、悪役を演じていることが物語に深みを与えている
しかし、いくつかの残念な点も…
2011年と2020年を行き来しながら物語が進んでいくが、この場面はどちらの話かが、佐藤健の髪型も服も変化があまりないのでわからない
何年かとあえて表示しないことにしたのが監督の意図かも知れないが、佐藤健の外見でわかる様に髪型や服装に変化を加えれば、もっと良い映画になっただろうに
例えば、韓国ドラマ「ジキルとハイドに恋した私」で主演がひとりで二役を演じ分けているが、佐藤健にも9年という時の流れを演じ分けて欲しかった
東日本大地震を体験し、今、生活が困窮して生活保護受給をしている方やしようと思っている人達に観てもらいたい話だが、実際には映画を観る余裕はないのだろうと考えさせられてしまった
絵空事でもいいから護りたかった
予想通り+気持ちよく裏切られた
加賀恭一郎ではありません
悲しいかな、人間は・・・
贅沢な配役でした。
地方勤務になった加賀恭一郎にしか見えない・・・
やっと緊急事態宣言明けてのレイトショー復活
007は、鑑賞者おおかったので、先にこちらを鑑賞
サタデーレイトショー『護られなかった者たちへ』
ダークサイドに落ちた感じの佐藤健の眼差しを予告で観て気になってた作品ですが・・・
阿部ちゃんに関しては、地方勤務になった新参者の加賀恭一郎って感じは、否めない^^;;;;;
過去に主演として演じた役柄と同じ職業の役のオフォー受けたらダメですね。
大好きな同年代の俳優さんだけに残念です。
月曜観た空白と同様に、暗く重い作品・・・
しかし殺される役者さんが、主演クラスで豪華です@@!!
現朝ドラヒロインの清原果耶ちゃんは、朝ドラ前に同じロケーションで辛い作品撮ってたと思うと凄い精神力だと思います。
表情と髪型で、女子高生と成人女性を今回も見事に演じ分けてました。
震災後の生活保護に関しての問題が軸になるわけですが・・・
保護を受ける側の問題を調査して、国が決めたマニュアルに沿って仕事をするだけで、恨まれる事もあるシビアな対応が発端して事件は起こる。
話は別ですが、飲食店のコロナ給付金で、店舗や地域により、かなりの利益が出る理不尽にもこれくらいのシビアな調査必要だと思います。
震災時に同じ場所にいた4人の繋がりが、終盤に一気に紐解かれますが、チョッと奇遇過ぎるかも!?
結末に関して・・・
ラストに明かされる犯行シーンなら痕跡や目撃情報がないわけないし・・・・
ネタバレになるので書けませんが、全てに無理があり過ぎる。
今の警察ならすぐ犯人特定出来るはずって思ってしまうほど残念な描写でした。
震災を題材とした作品は、やっぱり精神的に凹むので、注意して鑑賞下さい。
清原果耶、若干19歳、恐るべし
公開2日目と3日目、連続して「護られなかった者たちへ」を観ました。原作では行政(福祉行政)が悪として描かれていますが、本作では完全な悪ではなく、「自助・共助・公助」の名の下に行政と市民との板挟みで苦しみながら、「すべては救えない」と妥協し自分の立つ位置を定めようとせざるを得ない福祉行政の姿も描いていきます。震災は誰も抵抗できないけれども、貧困の問題は人災。これを本人の努力不足とする政府の立場は責任逃れとしか言いようがありません。ミステリーなのでネタバレは一切できませんが‥。
それにつけても主演の佐藤健と阿部寛、重要な役どころの清原果耶抜きにしては、この作品は成立しなかったんじゃないかなとつくづく思います。清原果耶、若干19歳、恐るべしです。表情が全く異なる序盤と最後、想像もつかないような表情。必見です。
社会派映画だが殺人は必要か?
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