「2時間に及ぶプロローグ」護られなかった者たちへ foolさんの映画レビュー(感想・評価)
2時間に及ぶプロローグ
国の政策やらは、一度始めたらなかなかやめられない
会社や法人でも、矛盾や根拠の無い事、「なんか違うよなー」と感じる事でも、なかなかやめられないし、変えられないし、変えてくれない
声を上げても聞いて貰えず、国に対しても声を上げようが
何も変わらない
で、結局諦める………
富裕層でも、貧困でも無い私たちは
どうにか稼いでる収入の中で、山ほど税金を払い
年金を払い、失業中に健康保険に加入していないと
口座凍結までされかねない制度の中で(本当の話です(笑))
いずれは迎える年金生活の保証すら危うい現実
我々の税金を湯水のように使っていても、貰える立場になると
「貰えるものは貰っておこう」と思うのがほぼ一般的だ
生活保護なるものは、何十年も前からおかしいものだ
日本全国で、その基準が統一されている訳でも無く
地域性もあり、その地域性の中には差別も存在した
生活保護を貰いながら、外車に乗っていたり
パチンコ屋通いをする輩が存在する一方
僅かなはみ出しを責められたりもするのだ
犯人逮捕迄の経過は、何だか消化不良で
2時間の以上の時間の経過を感じさせない面白さはあるものの
映画として中途半端な感覚を否めなかった
生活保護という制度に斬り込むには浅く
何より、映画という限られた時間の中で
掘り下げる事は不可能だし
ミステリーと言うには、アッサリしていた
が、ラストでその感覚は払拭された
15分程のシーンの為に、2時間のプロローグが
用意されたような感覚だった
清原果耶は、ほんといい女優さんだね
倍賞千恵子さんなら、良かったなぁ
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