劇場公開日 2021年10月1日

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「東日本大震災が原因の事件になっているがコロナ過で護もられなかった人がいるのではないか?」護られなかった者たちへ 高桑 ムツ子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0東日本大震災が原因の事件になっているがコロナ過で護もられなかった人がいるのではないか?

2021年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

東日本震災で離れ離れになった人たちが、疑似家族のように支えあった姿が生きる力になったのは間違いない。倍賞美津子の家が佐藤と清原がただいまと帰る所だった。生活保護の問題で子供だった2人は倍賞が生活保護を断った理由が分からなくて生活保護課の職員を殺害していくミステリーになっていて、犯人を捜す刑事を阿部寛がなり犯人と思われる佐藤を追い詰めていく。佐藤の汚れ役は(ひとよ)で見ているが、今回は迫真の演技で凄いと思いました。役人のあるべき姿たと現実は難しいと思いますが、寄り添ってくれる人もいるが問題提起していると思います。清原の演技の凄さも再認識しました。涙する場面も多々ありましたが、震災で阿部さんの子供が流されて行くのを目撃したのが佐藤だったと告白する場面も納得でした。

高桑 ムツ子