「１０年過ぎても・・☆」護られなかった者たちへ　☆ムーミンさんの映画レビュー（感想・評価）

震災から、10年以上が経っても　残された傷は深い。

佐藤健が、登場した瞬間からワルになりきっている。
目つき・顔つきが他の作品と全く違う。
阿部寛はいつも通りの安定感。
それにしても、清原果耶は上手い。

この作品はただ震災の惨さだけではなく、それ以後の生活。
実際、このように生活保護を受けなければならない人がどのくらいいるだろうか・・
「絆」とか綺麗ごとだけ強調される現実を超えて、すごく説得力のある構成だった。

最後に逆転されるように、犯人が提示されるがそれは若干無理があるかな・・

でも、震災のその後を生活保護というものを交えて語られているのは新しく、
これからも今までとはべつの視点で考えさせられた。