「貧困化…」護られなかった者たちへ ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
貧困化…
生活保護制度の問題に鋭く切り込む意欲作。
震災も絡めた作劇は、いくつかの過去と現在往き来し若干飲み込みづらい部分はあるものの、なるほどと思わせる。
登場人物への一方的な断罪にならぬように丁寧に描かれているが、やはりウェットに過ぎる部分はあるかな。このテーマだとしょうがないかもだが…
清原果耶も佐藤健も良い芝居をしているが、阿部寛が刑事だと「加賀恭一郎シリーズ」かと思ってしまうのが玉に瑕…ww
しかしここのところ本当に貧困や格差を主題にした作品が多い。日本の貧困化を正面から捉えて対策を考えるべき時期に来ているのだなと思わせられる。
そういう意味でも必要な作品。
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