劇場版 きのう何食べた?のレビュー・感想・評価
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普通ってなんだ。
印象に残った場面がある。ケンジが自分自身に対して『世間からみたらフツウじゃない』と言ったのを、シロさんが『フツウなんて言うな』と大声でさえぎる。多数派=ふつう、少数派=ふつうじゃない、 ということなんだがこれが結構たいへん。シロさんのお母さんも頭では分かっていても体調をくずしてしまう。私も、もし自分の娘や息子、孫が同性愛者だと分かったら衝撃を受けると思う。否定や反対はしないが、自分の中の差別や偏見は無くならないから、頭でわかったら言動には気を付けようといったところかな。なぜか、もし自分の親や配偶者が実は同性愛者だったと分かったとしても全然平気なような気がするのが不思議。今さらどっちでもいいよということかもしれない。
LGBT、人種、民族、宗教、男女差別などがテレビや映画で取り上げられるといつも反省するばかりだヨ。
西島秀俊、内野聖陽、山本耕史が出ていて刑事物や時代劇ではないのが普通じゃなくて面白い。
12/4(土)追記
2度観るつもりはなかったが、きょう見た『パーフェクト ケア』の内容があまりにも後味が悪かったので気分直しのために急きょ鑑賞することに。作品としては⭐4つだが、主人公のクソ女が最低で、観賞した後もイライラがおさまらない。アホ裁判官にもイラつく。『きのう何食べた?』のおかげで気持ちが静まった。ありがとう。
2021/11/21(日) A
12/4. (土) A
料理番組なのかなんなのか。
ドラマの映画化のお手本みたい
やたらと壮大にしたり豪華なロケ地にしたりせずドラマ版より尺が長いから少し深い内容に踏み込んで、でもドラマの雰囲気のまま、最後はきれいにまとめるって感じ。
ドラマの内容は薄ぼんやり覚えてる程度なのでどうだったかなんだけど、ケンジとシロさんの意見や考え方の相違とかあった時、シロさんあんまり言葉で表さずじゃあケンジの好きなもんでも作ってやるか!みたいないや言葉にせえやってとこあったんだけど、映画版は本当にこじれた糸をほぐすように丁寧にお互いが向き合っててすごく良かったなって思った。
何か2回くらい泣いちゃったよ…
相変わらずお料理も美味しそうなこと。トーストのザクッて音やばいな〜わさビーフ食べたくなっちゃった。
アドリブっぽい会話もかわいくて良かった。
ジルベール似てる!
オレンジケンジ
原作も新刊が出ると買い、最近19巻が発売されたので購入。もう15年近くも連載してるんだ。うわー、歳月を感じる。どちらかと言えば地味な内容なので、まさかドラマ化され、さらに劇場版になるなんて、想像できなかった。
最初、ドラマの宣伝でケンジ役が内野聖陽と聞いて、正直ピンと来なかった。けど、オンエア見て、あたりだった。いまや、ケンジがかわいくてたまらない。内野さん、あなた以外にケンジはありえません! あと、ワタルくんも、衝撃の再現度。磯村勇斗を配役したのはマジ成功です! 小日向さんはちょっとかっこ良すぎだけど。
料理シーンは、お腹空いてる時に見たらやばい。あさり入りアクアパッツァ食べたい。厚揚げを切るところは、アドリブかな。シロさん、素で笑ってたっぽい。
脚本の安達奈緒子、「透明なゆりかご」、「G線上のあなたと私」、「おかえりモネ」の人だったんだ。これくらいしか見てないけど。どれもゆったりとした、優しい作品。原作ありのものは、世界観を活かしつつ、うまく構成してるなぁ、と感じた。
エンディングのスピッツがとてもあたたかい。オープニングもドラマと同じく、「帰り道」が流れ、スマホの自撮りスタイルで、変化球にしないところが好感↑。あー、またドラマ復活して欲しい。
この作品らしい劇場版
すごく好きな作品
面白かったけど?
ちょいちょい理解不能な台詞に変な考え方だな?と首を傾げる。例えば、
「孫って必要?」て台詞、
個人の自由と楽しければいいんじゃね?て自分の存在自体を否定してんのと同じ。それから、
返した言葉も「誰かの嬉しい事は、なんか嬉しいじゃない?」て、一見よさげに聞こえるけどそんな事じゃないと思うんだよね。子孫増やさんと生物は成り立ちません。ていうか、
ようあんだけ些細な事で面白おかしく妄想出きんな?てアホらしなるほど妄想の嵐で自分が当事者ならウンザリするやろね、この映画の脚本書いた人はLGBTQをバカにしているかもしれない、大体ヒョウ柄の上着?旅行すんのに嫌われたくなくて相方に気を使う人が着ないと思うし、観光地で相方を彼氏だと大声は出さんやろ。
LGBTQを気持ち悪いと思う人(内野さんがそんな事TVの番宣で言ってた。)がいる以上、差別は無くならない。みんな虐めてる時ホンマ愉しそうやもんね。
現実とのギャップは抜きにして、先入観なく観ることが出来れば面白いと思いますが。
失礼しました
真の愛情とは何なのかを再認識させられる映画
内野聖陽の演技の幅にびっくり
最高!
コミカルの中にも苦しく厳しい選択と優しい思いやりが。
パートナーのケンジをどうしても受け入れられず体調まで崩す母親。
ケンジとはもう会えないと伝えてきた両親に対して「これからの正月はケンジと過ごす」ときっぱり伝えるシロさん。
シロさんが折衷案を取れば両親にもケンジにも寂しさを少しだけで丸くおさまるのでは?両親が気の毒。
と、頭をかすめたがシロさんにとってケンジを否定されることは自分の生き方そのものを否定されることで譲れなかったんだろうな。
後日、何事もなかったように実家を訪れ母親と台所に立つシロさん。
シロさんの両親への繊細な思いやりと「ケンジさんを一番大事に」とシロさんに伝える母親。
親子でも、自立した大人が思いやり合うシーン。
生理的に息子とケンジの関係を受け入れられない母親でも息子シロさんの生き方を否定しない立派さ。
見守る父親。
素敵な両親だからこそシロさんも両親を信じてたんだろうと思えるシーン。
一番印象に残った。
美しい京都旅行あり。
日常も買い物や料理のシーンがリアルで大切に暮らしてる様子が微笑ましい。
シロさん役の西島はいつもどおりのイケメンで安定の演技に好感。
ゲイらしい様子は一切ないのでいつもの西島。
ケンジ主導のラブシーンもシロさんがコミカルに逃げている、そういうのは一切無し。
ケンジ役の内野は武骨な役のイメージだが、臨場や大河、朝ドラなどのあの内野は一切いない、別人。
内野って達者な役者だなあと改めて思う。
ドラマの方でケンジを見た時の衝撃、「これ、内野?!」はもうない、さすがに慣れたが、連れは帰り道「ケンジって、まさか朝ドラの父親やってた人じゃないよね?」と聞いてきた。
「きのう何食べた」を見たいと私が誘い、連れは「きのう何食べたとか何でもわすれちゃう認知症とかの映画なのかな」と付いてきたので介護福祉のシーンはいつ?とトンチンカンなことになっていたようだ。
普通にほのぼのとした娯楽映画
私のお気に入りの二人、西島秀俊と内野聖陽のテレビドラマの劇場版とあって見に行った。
内容は普通にほのぼのとした娯楽映画。
特段映画館で見るほどではなく、テレビドラマの一コマのような内容。
NHK朝ドラのCome Come Everybodyに出演中の雉真稔役の松村北斗が、やんちゃな男を演じているのに驚きました。
ヒューマンドラマとして逸品
内野聖陽さんの出演作はどれも骨太が多いですが、何食べは可愛らしくも人として魅力的な人物(賢二)を演じていらっしゃるので、そのギャップに凄みを感じるとともに西島秀俊さん(四朗)とのパートナーとしての絡みが絶妙でフィーリングがマッチしていて最高でした。
とにかく真剣な演技のシチュエーションでも、時折のアドリブが自然で普段からお二人が仲の良さが伝わり、この映画の良質な部分を底上げしているように思います。
料理シーンもドラマ時同様大切に丁寧に描いていて、劇場版だからと言って背伸びしすぎていないところも好感。日常の中にコミカルさと社会の生きづらさと、色んなセンティブな部分も彼らの前ではほんわか微笑ましく表現しているのが受け手としてストレスを感じませんでした。
ドラマシーズン2も是非あれば嬉しい限り、期待したいですね。
優しい気持ちになれました
連ドラから見てました。
ゲイカップルを描いた映画はいくつか見ましたが、この映画はゲイにスポットを当てているわけではなく、ドラマの時から人として**、仲間として**、パートナーとして**という所に軸足をおき描いているように感じている。
人によっては、カップルである以上性的描写も必要であると考える人もいると思う。しかし、なにかそう言った行為を凌駕しているように思う。
ケンジの優しさとか気遣いは、劇場版でも全開だったし、シロさんの1日1日を大切に生きている姿勢も健在だった。
つまり、人間は男であれ女であれ(いや、そんなものは度外視して)、相手を思い、気遣い、日々生きることを継続することが大切なのだと受け取った。
何よりシロさんとケンジが元気で幸せそうなので、嬉しかったし、美味しそうな料理もたまらなかった。
連ドラも映画も続編が叶ったらすごく嬉しい。
見終わった後、優しい気持ちに満ち溢れたことを忘れない。
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