劇場版 きのう何食べた?のレビュー・感想・評価
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【「何やってたんだよ⁉️ジルベールっ‼️」】
「ここにいる全員に、おまえのことを自慢したいよ‼️」
この物語の面白いのは、ノンバイナリーの二人を主人公としながらも、ノンバイナリー、男女関係なく、人が人を好きになること、一緒にいたいと思うことを考えさせてくれるところだと思う。
多様性を肯定しているのだ。
映画に出てくるレシピも割と簡単で、人を好きになるということはシンプルなのだと言っているようでもある。
「他人(ひと)が嬉しいことは嬉しい」
やっぱりシンプルなことなのだ。
ところで、映画館で後ろに座った二人組の若い女性が、上映中、ずっと喋っていた。
最初はうるさいなと思っていたが、感情移入したり、つっこんでみたり、けっこう面白いので、ストーリーと同時に楽しむことにした。
レビュータイトルは、そのうちの片方が言った言葉だ。
映画を観たら分かってもらえると思うけど、その場面で間髪入れずに言っていた。
「ちっ!何やってたんだよ⁉️ジルベールっ‼️」
僕は、決して笑う場面じゃないのに笑ってしまった。
(以下すこしネタバレ)
あと、冒頭で、史朗が賢二に、簡単に「死ぬ」なんて言うなと諌める場面があるが、終盤で逆に、賢二が史朗に、同じセリフを言う場面が出てくる。
その瞬間、後ろから、「伏線回収ーーーっ!」って。
また、笑う場面じゃないのに、僕は笑ってしまった。
他にも、「あっ、これ、きっとアドリブだよ」とか、とにかく笑わせてもらった。
満員御礼状態だった。
こういう映画を楽しんでる人は、LGBTQ差別禁止法案なんかには賛成するだろうし、今回の選挙で、もっと争点になれば良かったのにと心から思ったりした。
つられて笑顔になれる優しい映画
ケンジとシロさんの笑顔にこちらもマスク越しにずっとニコニコしてました。俳優さんたちの笑顔につられてこんなに笑顔になれる作品もなかなかないし、ご相伴にあずかれる私たちは本当に贅沢だと思う。終始幸せな時間に日常の嫌なことも忘れて癒されました。悲しみも美味しさも分け合ってこうやって生きていけたらいいな。
ぜひ劇場版第2弾を!もしくはドラマのシーズン2お待ちしております。
酸味ありつつ優しさで溢れる世界の心地好さ
ドラマシーズンを更に上回る多幸感満載の内容で、原作をなぞりながら西島さんと内野さんが楽しんで演じているのが伝わるハートフルな作品でした。
シロさんとケンジが自分の事より相手を思いやる優しさが実は一番難しいパートナーとの関係性を丁寧に表現していて、仕草や台詞だけではなく、表情だけで気持ちを物語る演技は素晴らしかったです。
特にアドリブらしいシーンは素のお二人の笑顔が素敵で可愛らしかった。
時に切ない現実もありつつ高望みはしない。ただただ平和に朗らかに一緒に食事が出来る"家族"を大切にしようと思える相手が一人いるだけで人生豊かになりますね。
(ケンジの母性愛が目立つけど、実はシロさんの方がケンジへの愛が深い)
原作はまだ続いてますし、やはりシーズン2を制作して欲しい、また賑やかなシロさんとケンジに会いたいです。
ほっこり面白いけど、考えさせられた
二人のおっさんの美味しそうな自炊を主とした何気ない日々。
内野の演技の巧さが際立つ。さすが紫綬褒章受賞!
ゴツい男がちょっと女性っぽい仕草や話し方をするのでどうしても彼に目がいってしまうのだが、それでも、仔犬の様に首を右に傾げて、口先だけを使って優しい口調で喋る様は、それだけで女性っぽさを表現していた。演技者として とても巧みだなぁと、感嘆する。
それで疑問に感じてしまったのだが、ゲイカップルって、男側、女側としてアイコンの様に描かれるし、私自身もその様に捉えてしまっているが、全部がそうなのか⁈ そうじゃない形もあるんじゃないか?
ケンジとして、同じセリフをいわゆる女型アイコンではない人物として発する時、彼はどのように腹筋を使って発声し、どんな表情筋を見せてくれるのだろうとも思ってしまった。その時、物語はちゃんと成立したものとして、私は二人のおっさん物語を微笑ましいものとして見られるものたのだろうか。同様に、女優二人がカップルとして演じた時、ケンジとシロさんの時と同じように見て、おもしろい、微笑ましいと思える自分の心境になるのだろうか?とも思った。
二人の間柄を声高に出来ないもどかしさを抱えながらも、ごく普通に世の中に立っていたい、と言う形がキチンと描かれていたと思う。そして「ヒトが嬉しいことって、こっちも嬉しいじゃない?」とさりげなく言うケンジの人間性の優しさが滲みたー。
ほっこり
奇麗な京都の景色から始まり、奇麗な満開の桜のシーンで終わるのも良かった。
賢二がおもしろ可愛い。
史郎と賢二がお互いを思いやる場面は全て良きかな。
親と子がお互いを思いやる場面も全て良きかな。
ほっこり非常に心がなごむ作品。
(内野聖陽さんが紫綬褒章受賞も納得。)
それぞれの型にはまらない愛の形
パートナーとの愛、それぞれの家族との愛、そしてその自分達を囲む者との愛。様々な愛の形、向き合い方が日々の生活の中で大切に描かれている。2人はゲイのカップルだが別にそこが誇張して描かれているわけでもなく、ただ
一緒に暮らして、生きていく大事な家族としてのお互いの相手を思う気持ちが本作ではとても大切に描かれている。
もちろん、異性同士のカップルではなんの問題もないところもこの2人には自分達が思っているより周りからの反応は受け入れてもらいにくい。でも、悲観するのではなく
自分達も、周りにもそれぞれの思いと折り合いをうまく付け合いながら、そして理解してもらえるように生きていく様に思わず涙を誘われる。
そして、タイトル通り、毎回、関わる人を繋げていくのが
食事や、料理をする場面。大切な事も、喜びも、悲しみも顔を合わせて食事を摂る事で相手の変化を見つけたり、なかなか面と向かうと話しにくい事も料理をしながら一つの事を共有するなかでコミニケーションをはかる大切な時間としてとても大切な時間だ。食を生きる大切な事として描かれており、毎回、美味しいご飯を口いっぱいに頬張りながら会話する。楽しい時にはとても美味しいご飯となり、悲しみや心配があれば喉を通らない。だれもが経験した事のある当たり前とも言える風景がそこにはある。その2人を見るだけでも心が満たされて、ゲイカップルならではの笑いとちょっぴり涙の心温まる2時間でした。
ほっこりだけど、いろいろ考えさせられましたゎ
いやードラマからの劇場版嬉しいです。
原作も大好きで、今回の映画もうまいことまとまっていておもしろかったです。
随所に西島さんと内野さんのアドリブ?も笑わせてくれます。
大切な人を失うかもしれないという恐怖は性別年齢等関係なく怖いですよね。
それをまっすぐに聞ける関係
「死ぬの?」と
それはとてもステキな関係だと思いました。
今回は笑い話で、私も劇場で笑ってしまいました。
幸せな旅行を【なんのフラグ?】とゎ。
私にも子供がいて
例えお正月会えなくても
結局母親って子供が幸せなら
それでいいって思う。
わかってはいたけど、改めてシロさんのお母様を見て
あぁこういう親子関係っていいなあと思いました。
キュート
二人が仲良しで良かった。京都に行ってカレーうどん食べたくなった。
シロさんのお母さんの気持ちもわかるけどケンジの気持ちを考えると泣きそうになる。
ちょっと笑ってちょっと泣く。ほのぼのの映画です。
とにかく心洗われる映画
予告を見て面白そうだとは思いましたが、想像以上に良くて、こんな丁寧に心の動きを表現してくれる映画は何年ぶりに観たのかなぁ。
西島さんと内野さんの仲の良さも伝わってきて、会場内が優しい雰囲気に包まれていきました。
結構笑わせてもらい、泣きそうになる場面もあり、松村北斗君目当てで来たのですが、俳優さんが皆役を楽しんでいるのがよく分かり、コロナで痛め付けられた心が洗い清められていきました。
本当に、良い映画です。
ずっと見ていたい二人♡
映画館全体が温かい空気に包まれているかのような、こんなの久しぶりの感じでした。
みんな同じ箇所でクスッと笑ったり時には声を出し気味で笑ってしまったり、いい時間でした。
内野聖陽さん、最高です。前半はずーっとケンジばかり見てしまう程、いちいち面白い。それも西島秀俊さんのシロさんが淡々としているからなのか、凄く良かった二人。
笑い、ウルっとしたてまた笑い。
難しい家族問題これこらの問題も織り交ぜつつ、正解なんて分からないけど、とてもいい答えだったのでは。
他の役者さんもそれぞれいい味出していて…山本さん面白かった。
とにかく終わらないでーと思いながら観た映画でした。
スピッツの歌声にも癒されました。
マイノリティ、ジェンダーレスの課題を、上手に料理に被せ表現しています。
俳優さんの力を感じる映画です。
特に内野、西島さんが、いやらしさを感じさせない一歩手前のラインを見事に演じ、ある意味高貴な人情話になっています。
料理を挟む事で、心情的な流れを上手く処理し、物語を調理できていると思います。
役者さんって凄いと感じさせる映画でした。
毎度毎度と寄ってって~♪
弁護士のシロさんと美容師のケンジという同性同性カップルのコミカルで大人な恋愛物語を描いたTVドラマの劇場版
普段ゲイバレを嫌いベタベタすることのないシロさんが、ケンジの誕生日プレゼントとして2人で京都旅行に行こうと言い出し巻き起こっていくストーリー。
ウキウキ~からの折角の旅行だというのにシロさん何か隠してる…(゜д゜;)と一人勝手に不安になるケンジとか、いや~安定の乙女っぷりw
TV版に登場した人物勢揃いでいつもの如く、愉しく、優しく、温かく、時にアドリブ?とも思えるくだらないイチャイチャwwwがあったりと安定の展開。
そして40代という設定だからこその先々の不安や家族のことにと、同性カップルだからこそは勿論、同性カップルじゃなくてもあるような悩みに向き合ったり。
そしてそしてみごとな逆転とストーリーも素晴らしい。
TV版をまるっきりみたことないと人物像の細かい設定が判り難いとは思うけど、まだまだこの先もみてみたいと思える面白さだった。
TV版でロケ地となっていた中村屋が閉店したとのことでどうなってしまうのかと思っていたけれど、店員さん含めて登場してくれて良かった!チラチラ見切れる店名は違ったけどね(・∀・)
よかったホッコリ、泣けました。
原作からファンで、公開初日がレディースデーということですかさず見に行きました。お客様でいっぱい!そして私と同じお一人様多し^ ^でも始まると大画面に、いつものワールドが展開。画面は綺麗だしシロさんケンジ2人の気持ちになってキュンキュンしたり。2人の周りの人達も大人だから皆まで言うなな感じの優しさもあったり。大好きな人達だけが次々に登場する、安定の素敵な世界をこころゆくまで堪能できました。でも泣いた、笑った、劇場の皆さんと共に。恋人同士の切なさ、2人だから特に、時折感じる切実な感覚、劇場版はよりリアルに感じられる気がしました。ごはんも、もちろん美味しそう!マネしたい!パンフレット買えばよかったです^ ^
これからもずっと、冬を乗り越え、春が来る
台詞が恐ろしく練られていて、自分の人生を振り返らずにはいられない
社会生活の中での根源的な「自分の大事な人への思い」が真摯に描かれています
TVシリーズも素晴らしかったですが、本作はその点においてあらゆる作品の中でも群を抜いていると思います
ここから初めてでも観られると思います、オススメです
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