劇場版 きのう何食べた?のレビュー・感想・評価
全246件中、181~200件目を表示
二人が変わらず愛おしい、作風を加味した映画化
2021年劇場鑑賞31本目 良作 61点
我らが西島さんの主演映画。
もちろんドラマもお正月スペシャルも鑑賞済みで、楽しみにしていましたが、良くも悪くも期待通りでした。
こういったドラマ上りで且つサスペンスや絵が強いジャンルでないと、映画版とドラマ版の垣根が殆どなく、当方も大凡予想していたスケール感でした。
でも彼らの心の揺れ様や思い違い、病気や家族の問題などの様々なトラブルを二人で紐解いていって、仲を深めていく
その様をテレビの次は劇場で観れたことがこの作品の一番の収穫だし、この作品のファンや西島さんのファンもそうだとおもう。
是非。
共白髪は無理でも
このタイトルは知ってたけど漫画もドラマも見てなかった。
映画になると、見に行く不思議…。
内野聖陽さんはTVドラマ「仁」の龍馬役がすごく良かった印象しかなくて、さてこのゲイ役ってどんなふう?と思って見てみれば、、。毎回、俳優の幅広さには感服させられます。
お互いの健康を本気で気遣い合うの良いですね。共白髪、になれないとしても、ずっと一緒に過ごせると良いね!
同性婚も認められたら、世間体を気にせず大手を振って過ごせるね。
本人達さえ良ければ良いと私は思うけど、2人とも大人だからお互いの親のこと気にかけるし、できれば気持ち良く付き合いたいと思ってる。
親世代は頭硬いけど、法律で認められれば(恥ずかしいことじゃないんだ)と考えが変わるかもしれないね。
美味しそうな料理の作り方を覚えたかったけど、分量とかちゃんと思い出せるのはりんごのキャラメル煮だけです(><)。
もう少しだけ周りの人に優しくしてあげたくなりました。
壊れやすいとっても繊細な何気ない日常の中に醸し出される人の気づかいやあたたかさが心に滲みる作品です。
ちょっとした不安や怖さと小さな幸せが作品の中に同居していてオセロゲームのように黒になったり白になったり、人の機微の複雑で微妙な心情を体現してる光景が展開されて、観客と作品との距離感が凄く近く感じて、良いですね。
食べることには気をつけよう、違うかな‼️❓
内野氏の演技がゲイを揶揄して貶めているように感じるのは杞憂でしょうか。
ジェンダーは保護すべきですが、みんな西島秀俊の演じてる家族のような配慮があれば、そう思います。
くどいですが、内野氏が演じる人の家族は、生活保護についていろいろあり、なんか、嫌な関係だな、そう思います。
料理と京都は良い映像でした。
とりあえず、ほのぼのしました。
彼らのファンなら、是非。
秀逸なキャスト陣&スタッフ
元々の原作漫画のファンで、放送版ドラマも楽しく視聴しました。
監督、脚本、演出、フードコーディーネーター、音楽…etc、製作スタッフはとても原作を大切にしてくれて、昨今の漫画実写化では一番再現度が高く満足度の高い作品でした。
勿論今作の映画も同じように大満足です。
主演のおふたりやレギュラーキャストも豪華ですが
「きのう何食べた?」はとにかく配役が素晴らしい作品だと思います。
シロさん母の梶芽衣子さん、若先生のチャンカワイさん、富永さん(佳代子さんの夫)の矢柴俊博さん(漫画から出てきたのか!と思うほどソックリです笑)、ケンジのお店の店長さんのマキタスポーツさんが個人的にドラマの頃から良いなと思っていました。
映画ではケンジの母や姉たちも出てくるのですが、原作のイメージそのままでした。
主演の西島さん内野さんをはじめとして、お芝居や演技力の高い俳優さんばかりなので安心して見れます。端役の方、ワンシーンの出演の方でも良いお芝居をされています。
クスっとくるシーンも多く、反対にじんわり涙が出てきそうになるシーンもけっこうありました。
大げさではない日常ドラマだからこそ共感する場面も多く
ご飯やお料理もとても美味しそう&作ってみたくなるものばかりでした。
ドラマの延長の物語ではありますが、京都旅行や秋から春にかけての様々な季節を堪能できるのは映画ならではの豪華さがありました。
原作やドラマを踏まえた上ではないと、楽しめない作品かもしれないので
何も知らずにこの映画だけで作品を楽しむのはちょっと難しいのかもしれないです。
気になった方はぜひドラマ版や原作を見て読んでから映画を見てほしいです。
原作のよさを活かしつつ劇場版として脚色する見事な手法!
原作とドラマ版のファンで楽しみにしていた本作。
京都旅行に行く2人から始まるのだが、ん?と若干の違和感を覚えた。原作とほんの少し違う。気にしなくてもいい程度のことだが、なんでだろうとの思いは残った。
それが後半、シロさんがヤキモキするシーンに繋がっているとは!劇場版ならではの構成に思わずニヤッとし、シロさんとケンジのやりとりに笑ってしまった。ドラマのいいところを残しつつ、いろんなキャラを少しずつ出しながら2時間の物語に仕上げる。ドラマの劇場版ってこんな感じがいいよな。ドラマ版からそうなんだが、内野聖陽のケンジ役は本当に見事。
中年ゲイカップルの日常が描かれるこの話は、ゲイの生きづらさを描きつつ、なんてことない生活の楽しみやつらさや幸せを描くからいろんな人に受けるんだろう。今回も家族ってなんだろうという裏テーマをさり気なくいろんな場面で触れていく脚本がとてもうまい。原作を脚色しながらキチンと原作のよさを活かした素晴らしい実写化作品だ。
幸せな気持ちになりました
予告で2人のやり取りを見ただけでも、にまにまが止まらないくらい上映を楽しみにしていました。
2時間があっという間に感じるくらい、楽しさと切なさと美味しそうが交互にきて、見終わった後はスピッツのメロディーを口ずさみながら幸せな気持ちで帰りました。
ジルベールの「孫って必要?」という言葉は個人的に凄く心に響きました。
私も家族を大切にしながら生きていこうと思いました。
きょうは何食べる?
私の周りにも
数多くのゲイカップルがおり
「これが最後の恋愛なの!」
「事実婚する!」
と言っておきながら
数ヶ月後には破局
(そしてまた次の相手もちゃっかり見つかってたりして)
というパターンを見てきているので
難しいのかなあと思うのですが
その不安定さが逆に刺激にもなるのかなぁ
なんて事も思ったり。
漫画とドラマをシリーズ通して見てきていますが
「何食べ」は
異性愛者も
同性愛者も
老いも若きも
それぞれだけど
何か美味しいものを食べて幸せを感じる事は共通
という事を教えてくれます。
今回も美味しそうなものが沢山出てきて
映画を見終わった後には何を食べようかなぁ
なんて考えたり
そういうのが
良いんですよね。
小日向さんちでのクリスマスパーティも見たかったなぁ〜
笑いあり涙ありの良作!!
もーーーーめちゃくちゃよかった!
映画化が決まってからずっと楽しみにしてたので、初日に見に行ってきました。
文化の日で休日ということもあって、客席はほぼ満席。
30オーバーの女性が多いような感じだったけど、中には子連れの親子とか男の子2人組とか、いろんな人が見に来てた。
男同士のカップルってところが特殊だし、それゆえの悩みや葛藤はストーリーにも出てくるけど、そんなことを超越して、誰が見ても考えさせられてほっこりとする作品だと思う。
そしてなによりめっちゃ面白い。
どのキャストさんもサイコーで配役が素晴らしすぎるけど、でもやっぱりなんといっても内野聖陽さんがすごすぎる。もうケンジという人間が存在するとしか思えない憑依っぷり。
彼のシーンでは劇場内にこらえきれない笑いが何度も漏れてました。
そしてそれでいてめっちゃかわいい。学ぶべきところが多すぎる。
予告番組で特集されていた京都のシーンは思ったよりも短めでおどろいたけど、それだけたくさんのエピソードを無理なく盛り込んでいて、あっという間の2時間だった。もっと永遠に見ていたい。
これで完結でもおかしくないけど、同じクオリティーで作り続けられるなら、またシロさんとケンジの暮らしをのぞかせてほしいな。
万人受けするものではないのは確かだが・・・
BLというか、おっさん同士のゲイの話のテレ東ドラマの劇場版。
メインの西島秀俊(筧史朗)と内野聖陽(矢吹賢二)だけでなく、山本耕史(小日向さん)と磯村勇斗(航くん)の歳の差カップルというダブルパンチまで繰り出されるので、そっち方面に少しでも嫌悪感を抱く人はパスしたほうがいいのかな。
とは言え、性的描写がある訳でもなく敷居は高くないし、そもそもが美味しそうな家庭料理のレシピが満載のクッキングムービーであるうえに、ロケーションムービーの要素も織り交ぜてるから絵面はいい。
登場人物たちの会話も刺々しいものは無く、むしろ、角の立つような事を言う人は周りが諌めるアットホームな雰囲気もいい。個人的には息子を「さん」付けで呼ぶ筧家の母・梶芽衣子の気品ある風情が好印象だった。
全体的にも何となくスクリーンから現場の楽しそうな制作風景が浮かんでくるような感じ。
ただ、弁護士である史朗さんの本業の事件裁判のシーンだけは尺を整えるために取って付けたような感じで進行上ちょっと浮いていたかな?
作品としては決して内野聖陽の紫綬褒章受章に華を添えるものとは言えないが、彼のキャリアに傷を付けるでもなく、むしろ、こう言う役回りまでこなす彼の振り幅の広さを示してくれた。
誰かのうれしいことって、やっぱりうれしい!
ゲイカップルのケンジとシロさんの平凡な日常、でも二人にとっては大切な日常を、おいしそうな料理とともに描く、テレビドラマ「きのう何食べた?」。シロさんLOVEなケンジ役の内野聖陽さんが見せる乙女演技と、照れ屋で真面目なシロさん役の西島秀俊さんが作る手料理が魅力で、毎週楽しく視聴していました。そんな二人に再会できる劇場版の公開を楽しみにしていました。
主演の二人に加え、山本耕史さん、磯村優斗くん、田中美佐子さん、マキタスポーツさん、梶芽衣子さんらのレギュラーキャストが顔を並べ、いつものほっこりした雰囲気をしっかり堪能できました。初見の方でも楽しめる本作ですが、レギュラーキャストとの過去エピソードが本作の下地になっている部分もあり、特にシロさん親子の関係性は重要なので、できればテレビドラマを先に視聴しておきたいところです。
冒頭、京都旅行の話になり、愛するシロさんとの旅行に胸躍るケンジのはしゃぎっぷりが描かれます。安定の乙女演技で、もうこれを観にきたと言っても過言ではなく、観ているこちらまでうれしくなります。そんなケンジが、あるシーンで「誰かのうれしいことって、やっぱりうれしいじゃない?」と言います。まさにそれです。上映中、この言葉が頭の中で繰り返され、互いを思い合うケンジとシロさんの姿に本当に癒されました。
LGBTQという言葉もすっかり世間に浸透し、性の多様性が公に認められるようになってきました。しかし、個人レベルではどうでしょうか。まだまだ偏見や嫌悪感を抱く者も少なくないのではないでしょうか。だからこそ、LGBTQの人たちはカミングアウトをためらったり、人目を気にして行動したりするのだと思います。こんなことを言う自分も、身近にそんな人がいたらどのように接するでしょうか。シロさんの母がそうであったように、頭では理解しつつも気持ちがついていかないのではないでしょうか。
そんなまだまだ浅い理解しか示せない世間に対して、本作は一石投じているように思います。だからといって、それほど強い主張が込められているわけではありません。手軽に買える食材で、そこまで凝っていなくても、食べる人の笑顔を想像しながら作るシロさんの手料理が毎日の食卓に並べられるように、あたりまえのものとしてそこにある。そんな寛容な世の中なら、ケンジとシロさんはもっともっと自然でいられる、それだけのことだと思います。
二人の姿から、日常をともに過ごす人がいる幸せ、その人を本当に大切に思う愛が、痛いほど伝わってきました。ラストでシロさんの母が「これからはあなたの家族を大切にしなさい」と言います。シロさんにとって、ケンジにとって、これがどれほど優しく温かくうれしい言葉だったことか…。気づけば、涙があふれていました。誰かのうれしいことって、やっぱりうれしいですね。
終演後もしばらく席を立てず、余韻に浸っていました。ケンジ、シロさん、末永くお幸せに!
またしてもやられた❣️
いいよなぁ、ケンジ&シローさん❤️うらやましいしかない。あんな二人に巡り会いたい、こっちまで幸せになれる。監督ありがとうございます😊いつの日か続きをお待ちしております。次はどこに行くの?
ゲイカップルの日常を料理とともに描いた作品
ゲイカップルの日常を料理とともに描いた作品。
世間から、家族からも理解してもらえない現実が描かれています。
といってもそんなに暗い描写はありません。
また、同性間の性描写は描かれていません。
料理はおいしそうでした。
気軽に見てみればよろしいかと。
ドラマシリーズのスペシャル版
主要メンバー総出演+賢二の家族も初登場!の豪華版。
満点評価を付けられなかったのは、史朗さんのお母さんが今までの流れを覆すような言動をした事。ある意味リアルではあるが、かなり後味悪くてあと引くかも…。
もっと楽しめるように、もっと笑えるシーンを入れてほしかったというのもあります。
幸せな気持ち・・☆
漫画もドラマも大好きな作品。
今年、上映を楽しみにしていた。
やはり、良かった。。
この二人(西島秀俊と内野聖陽)以外に考えられないくらいに作品世界にはまり込んでいて、
今までもそうだったが、今回の映画ではさらにお互いを思いやる気持ちに溢れて、
見ている間にどんどん癒されていくような気持ちがわいてくる。
二人を取り巻くキャラクターも人物が全て描き分けられていて、その誰もが優しい。
声だかに、LGBTQについて言っている訳ではないのに、彼らが抱える生きづらさが
さりげなくユーモアさえも交えて綴られていく。
何か起こる訳ではないのに、いつまでも彼らと一緒に居たいと思える。
こんな世界観を創り上げる「よしながふみ」って、本当にすごい。
ネットで、これまであったシロさん御用達の「ナカムラヤ」の閉店が報じられていたので
心配していたら、同じテーマソングで「ニュータカラヤ」に代わっていて楽しかった。
シロさん贔屓の店員さんも、もちろん健在!
今年もコロナで右往左往しながらの映画館通いだったけど、鑑賞出来て良かった。
豪華キャストだからこそこのほっこりと涙
ドラマ鑑賞済み
映画になったけど全然雰囲気が変わってなくてむしろそれがいい。
同性カップルとして特別視されやすいけれど、本人達は何ら恋愛をしているだけ、そして日常があり働きご飯を食べる。
そういうドラマからテーマとしている軸?が変わっていなくて見やすかったし面白かった。
親との距離感や関係性って、誰しも1度は悩んだり困ったりするよなぁと思いつつ、ケンジとシロさんの考え方や捉え方にグッときた。
2人以外の周りのキャラクターも暖かくて人間味があり面白い。
西島秀俊、内野聖陽、山本耕史、磯村勇斗ってヤクザもの作れそうなくらい強いメンツですが、真剣に暖かい作品を作り上げたという印象。
アドリブなども多く上映中クスクスとした笑い声もまばらに聞こえた。
なにか大きな大事件が起こるような作品ではないが、むしろそれがいい。コロナ禍で疲れた心を癒す作品。
心ポカポカしました
TV版からの劇場公開作って、私、踊る大捜査線以来かも?←いつの話。
先日Tver&アマプラで追っかけ鑑賞して、劇場に行きました。
ざっくりいうと、TVドラマの延長って感じで。
クスッと笑えて、時に胸キュン、そして美味しそう!。
ネタバレなしなので、一つだけ。
正月用にシロさんが「黒豆」を作るシーン。
一晩水に浸し、翌日調味料を加えて8時間煮る。
すると最初は丸かった豆も、細長くなって美味しくなる。
シーンは短かったけど。
これって、大切な人と暮らす日々と同じなんじゃないかな。
心を込めて時間をかけて。
周囲の人とも交流することで、生きていく。
そんなことを思ったりしました。
最後のシロさんの言葉は、理想のカップルのセリフでした。
約2時間、肩の力を抜いて、ゆったり見れました。
いい気分転換になったなあ。
心もちょっと温かくなれたし。この作品に出会えて、私本当にラッキー🤞
ドラマを見てなくても大丈夫です。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「これからあなたは、あなたの家族を大切になさい」
全246件中、181~200件目を表示