劇場版 きのう何食べた?のレビュー・感想・評価
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愛する人がいるという事
男臭い役の多い内野さんだがこのシリーズでは彼の俳優としての力量に驚かされる。心優しく繊細で可愛い。
西島さんもこんなにナチュラルな顔を見せる作品は他にない。ゲイカップルのドラマと言うより本当に愛する人、心から信頼できる人がいるという幸福感を味わい、自分も本当はそうなりたいと願わずにはいられないドラマ。
楽しめました
生きるという意味を知る
内野さん、出来上がりすぎ
すごいね。この映画。
原作漫画もテレビも、好きで見ています。
個人的には、ジルベールが好きです。
しかし、座席では、『2時間は長いかなー』と思って観てました。時々、時計を見たし。
あとからじんわり効いてくる。
すごいね、この映画。って今思う。
ハレの京都旅行や、身内の不幸、そしてお正月など、色んな出来事や節目節目の行事があって時間は過ぎていくけれど、あんまり、めりはりはなくて、日々の些細な出来事や、ささやかな日常とおんなじトーンで。あくまでも。
冤罪事件(?)と日常が、おんなじ温度で淡々と撮し出されていきましたもんね。
2人がご飯を食べる前に、手を合わせて『いただきまーす』のシーンが大好き。
笑い話のように、お互いが(過剰に考えすぎて)『死ぬの?』『死ぬのか?』って言ってたけど……
普通のなにげない毎日と、(『死』に代表される)なにげない毎日の突然の終わり、とが背中合わせで。
だから、毎日『いただきまーす』ってご飯を一緒に食べることが、とても染みた。
と、観おわってから、じんわり思った。
そんな映画だった。
今思い返すと、ラスト近くのお桜見のシーンまでもが、なんだか象徴的だなあと思ったりする。
『ん!もおぉぉぉー。なに、ごちゃごちゃ言ってるのー⤴️!
腹立つ〰️〰️』(ジルベール)
笑える 楽しい 幸せ
難しいことを、優しく深く、そして愉快に
きのう、の意味するもの
予告編を観て、どうしても観たくなった。ドラマや原作を知らなかったので、まっさらな状態で観た。
とにかく明るい、心が温かくなる映画。その人の生き方は、その人自身が決めて良いのだな、と勇気をもらえる。今、何かにつまづいたり、悩んだりしている人におすすめだ。本編に出てくる数々の料理、どれもおいしそうで、空腹のまま観るのは、酷かもしれない。
キャストが多忙な方が多いので、スケジューリングが大変だと思うが、続編にさらに期待したい。きのう、より幸せな明日を信じて。
親の反応がリアル
友達にもゲイの子がいるので家族のリアルな反応は聞いてきたけど、ドラマ版だと賢二を受け入れたように見えた史郎さんのお母様が劇場版では……な感じなの、リアルだなぁと思いました。
親からの拒絶とか否定、それを自分ではなく大切な人にされると感情が100%読めない分不安だし怖いし、史郎さんも賢二も辛そうで…。だいたいほのぼのしているこの作品にしてはなかなか突っ込んでんな…とびっくり。
でも噛み砕いて、最終喉に引っかかっていても飲み込まないといけないのがオトナなんですかね…時間と言う薬も、この問題に関してはなかなかに無力。
自分で落とし所見つけるしかないけど…今回史郎さんがお母様にちょっとキツい言い方をされて、前置きはあったけど今までのドラマだと絶対入れないよなぁとヒヤヒヤしながら鑑賞。
賢二のお母様お姉様はなんだか優しい雰囲気で良かったなぁ、あぁ否定されず受け入れられてた賢二にとって、今回の史郎さんのお母様の言葉はなかなかに辛い…
ノーマルの私ても、だいぶ年上の方と話していると男とか女とか嫁だとか孫だとか、昔の人が作ったレールにみんなが皆乗れないよ…個性大事にしてこうよ…って伝えたくなる、でも届かないから伝えられない…だからって怒る訳にも行かない。
難しいーーー!
タイトルなし(ネタバレ)
ドラマシリーズが好きで見に行きました。
いつも通りのくすっ笑えて、食事が美味しそうでした。
映画でなくても良かったかな。
途中の義実家問題で色々思い出してしまって、凹んだまま映画見終わってしまった…
名言炸裂「分かんないけどさ…。誰かのうれしいことってのは、やっぱうれしいじゃない」
やさしい気持ちになれる!
ドラマはまったく知りませんでした。他の映画を観たときに予告編で知ったのが最初。シナモンアップルにアイスをのせたトーストがあまりに美味しそうで・・・。配信でドラマを観てとても良かったので映画も観ました。
日常のかさつきがちな気分をやさしくなだめてくれるほっとする映画です。男性カップルだけど、これが普通の異性カップルだったらドラマにも映画にもならない・・・。俳優さんたちの演技も秀逸!後半のシロさんのお誕生日のレストランシーンがとても好き、2人ともホントに素敵で面白い!
映画館では女性客が多いのも納得。共感できます。
シロさんのお料理の手際良さも心地いい。
人生、素直に生きたいなあ、と思える映画です。最後のシーンのロケ地が多分近くの公園なのも嬉しいなあ~。
なるほど納得の出来
映画の評価が高いので、配信でドラマを見てから行きました。
友人に、「ドラマ面白いんだよ」と言うと、「イケメンの中年ゲイカップルが料理するドラマでしょ?」って言われて、確かにそうですが、、、となります。
マイノリティの境遇や周りの人間ドラマが面白いんだけどね。
なかなか核心に触れるセリフとか。
また、2人の演技かとても良くて、かっこよく、可愛らしく、おかしく、あれだけハードな男らしい役をやるふたりが、あそこまでと。また、多分アドリブの部分のイチャイチャシーンが微笑ましい。
この映画はそのドラマの正式なアップグレード版です。オープニングが同じ曲とはたまりませんね。
そして、泣きますね、、、いろいろな立場で。それ以上に笑いますが。
もともとゲイは苦手という考え方でしたが、最近は同性愛の映画も多く、だいぶ慣れてきたというか、異物感が無くなって理解できるようになってきたと思います。
そういう意味で、苦手な人も見て欲しいと。
エンドロールが7色な事にも意味があるのです。
ドラマの続きとして優秀と言えることと、ドラマを配信で見返せるというところも嬉しい。映画公開となると、有料配信かDVDレンタルしか見返せないドラマもあるけど、あれは嫌い。
ドラマを見てない人は無意味な映画!
この二人のやり取りを聞いているだけでクスクスと笑ってしまう。
劇中の中村屋さんは、本当に潰れてしまったらしいけど、新しいお店に成ってもあの歌は健在で、店員さんも残ってくれていて本当に良かった!
そもそもドラマがそういう小噺の連続みたいなものなので、今回は映画ということで、「劇場版大丈夫か?!」と不安も有ったが、流石は朝ドラも我が道を貫いた脚本家(おかえりモネ泣いた~!!)、とっても素晴らしい作品に仕上がってました。
脇を固める役者陣も大変良かったが、特に梶芽衣子さんの演技が素晴らしくて、そしてそのシーンの脚本の妙が絡んで、あの場面では不覚にも泣いてしまった。
「美味しいね」「綺麗だね」を一緒に言い合える人が居ることの幸せ…、の台詞にもウルッと来てしまいました。
ドラマを愛した人全てに観ていただきたい、逆に見てない人には全く意味が分からないであろうw、今年最高に泣かされちゃった映画でした。
最後に、あのお爺さんの控訴審の結果、どうなったんだろう……?
2回観た
映画館で同じ映画を観る事はほぼないのだけど、笑えるところもいくつもあり、面白くて、もう一回観たい!ってなりました。
内野さん演じるけんじ、西島さん演じるしろさんをはじめ、キャラたちがみんな素敵で、嫌なキャラが一人ももいない。
小日向さん、ジルベール、かよこさん、弁護士の大先生、二人の家族、みんなキャラがしっかりあってみんな好き。
みっこもけっこう好きだな。
あと、家族との在り方や人間関係でも刺さるところがありました。
家族や周りに縛られず、自分の人生を生きたいなーと。
ちなみに、京都で出てくるカレーうどんは、南禅寺近くの日の出うどんさん。
ここ、本当に美味しいです。
出汁が効いてて最高なんです。
人気過ぎて並ぶの嫌でずっと敬遠してたけど、意を決して行ったら本当に美味しくてたまげました。
オススメです。
何にも起きない平和な日常、けど誰もが共感できる
永遠に観れるイチャイチャ
好きな人と一緒に居て、美味しいもの食べて、幸せで。
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