「火のない所に音楽は流れない。」ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち 猿田猿太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
火のない所に音楽は流れない。
ほんの少し、レッドチェッペリンやローリングストーンズ、少し古いロックを通した耳には判らない話。英語が判らず、彼らが何を歌っているのかさっぱり判らない。火のない所に音楽は流れない。宗教色の強いバロック音楽、宮廷に流れるモーツァルト、英雄を讃えたベートーヴェン、それぞれの音楽には相応しい背景があり、ロックやブルースといった音楽の更なる源流は、民族差別に抗してきたインディアン音楽があった――と、いったところでしょうか。
やはり私には知らない、頭に入りきらない。第一言語ではない英語の歌詞を聴いたところで、意味を調べることは出来ても、感じ取ることは出来ない。もし、自分が音の良さやノリの良さだけで聴いている音楽が、木に吊され弾圧を受けた話であったならどうしよう。
まあでも、ほんの少し、こうした背景を感じられただけでもよかった。もし本当の意味を知ったなら恥ずかしい思いをしないために、当面、ロックを聴き始めたことは内緒にしておこう。ドラムとギターがなったら全てロックだと思ってしまう私だけれど。
最近はローリングストーンズがお気に入り。メロディーラインが有るのか無いのか判らない、エネルギッシュな歌声がなんか好きだ。その程度にしか感じてないけど、この映画のように、歌の意図を感じ取れることが出来るようになるのだろうか。
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