かくも長き道のりのレビュー・感想・評価
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若い恋人
破天荒な生活をしていた村木順次50歳。という設定にもかかわらず、今では遺品整理業のバイト。元は博打打ちだとは言ってたけど、ヤクザなんかの金持ちの麻雀の代打ちだったとか。暴対法以降、そんな仕事もなくなったんだね、きっと。群馬県の温泉地といった環境だと、やっぱりそんな奴が多かったんでしょうね。
それにしても自分より25歳も若い恋人を持つなんてうらやましい限り。移動図書館職員やってる松下なんてのもいい設定だとは思うけど、遼子がそうなる前に何とか出来なかったのか。そういった過去の話の方が青春していて面白いような気もするが・・・
中心人物の心情もよくわかるけど、一番の謎は松!マネージャーの推理力も冴えていたけど、松の本心まではわからないはず。登場人物すべての心理変化を表現するには脚本もまだまだといったところ。ジャズと心酔する順次は良かったですけどね♪
余韻に浸れた作品
じゅんさん(デビッド伊東)の年齢が50歳設定、自分とほぼ同年代、人生の残り時間を意識しだすころに、娘のような歳の差の彼女がまばゆい光への階段を登り始めた・・・
主人公のヒロインの輝かしい未来を遠くから応援したい気分で完全にじゅんさん目線(笑)
題名の「かくも長き道のり」はB21スペシャル時代から知っているデビット伊藤さんとそれを見ていた自分にかぶってみていました。
マネージャーのキャラクターがこの映画のテンポを良くしてくれてますね。
70分と短い時間なので、ややこしいひねりはないかと思いきや、見終わっての余韻がとても残った良い映画だったのでコメントしました。
自然の多い温泉行きたくなりました!
往路のバスなら駅でしょう。
連ドラへの出演が決まった25歳の駆け出し女優が、群馬県は中之条町にとある事情で帰郷して巻き起こる話。
中之条町といわれても良くわからなかったけれど、四万温泉のあるところなんですね。
バス停で1時間に1本の路線バスを待つところからコミカルに始まって行くけれど、祭で?となり、なぜ一度断る?花屋なんかある?そもそも知ってるだろ?もう祭のこと忘れた?と、疑問が浮かぶ。
ただ設定とか台詞とか、本が雑なだけなんだろうって程なく理解し始めたけれど、導入部分の会話は大切だからねー。ホント細かいところかも知れないけれど。
ちょっと粗暴な片鱗の見え隠れする主人公の帰郷理由と、25歳年上の元代打ち師の恋人との話に、ストーカーが絡む物語で、話自体もありがちだし、何か薄~く上っ面をなぞっただけの様に感じてしまって盛り上がらなかった。
そして、キレイに終わった風になっているけれど、結局松もどこ行った?でマネージャーは仕事半分しかしていませんよ。
この規模の映画じゃ仕方ないと受け入れろってことですかね…。
田舎と都会というテーマが好きなので。。
まず70分という尺がなにより見やすいと思った。それと田舎と都会の揺らぎ、歳の差の恋、それから前向きな別れ、いずれも好きなテーマなので、観に行った。
単なる別れ話しにではない、最後までどんな展開なのか予測ができないサスペンス要素が加わっていて、観客をドキドキさせようとする感じが伝わってくる。
デビッド伊東の演じるじゅんさんは静かな感じながらも、過去に賭博や前科がある点がアウトローをにおわせる。
北村優衣の演じる主人公の遼子はさすがの若さもあって、透明感ある。男勝りの勝気な性格ながらも優しいところもある感じが出ていてよかった。最後の一番盛り上がったところでエンドロールへ切り替わる潔さは観ていて心地よかった。
お互い身内のいない孤独な境遇で惹かれあって来て、これからの若き女性の将来を思って身を引くあたりが引き際のダンディズムが漂う。終始これに徹していてぶれてない有様が印象的だった。
普通のラブストーリーかと思っていたら...
11月の映画祭で鑑賞しました。
普通のラブストーリーかと思っていたら、それだけじゃない展開に最後までハラハラドキドキさせられました。
女優さんもキレイでおじさんに夢を与えてくれる映画。
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