ザ・ハントのレビュー・感想・評価
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私は大好物の映画です
メッセージ性が弱いとか、物語の深みがないとか、主人公が強すぎるとか、残酷なシーンが多いとか、そういうことを気にする人は観てはいけません。階級格差とか陰謀論とかもただの味付けでテーマはそこにはありません。この映画はホラー映画ではなくサスペンス映画でもなく、B級ドタバタ・コメディー映画です。それも極上の。
映画が始まって最初にフォーカスされた人が最後まで生き残るというホラー映画のセオリーを逆手に取った序盤、主人公になりそうな人がみんな死んじゃってから出てくる本当の主人公、人間狩りの話はどこに行っちゃったんだよという中盤、無駄に強い主人公で立場が逆転する終盤、そしてラストの「ああ、勘違い」。これほど観客をナメた映画はありません。大好きです!
つかみが早くて良い
いきなり理不尽な場面から物語が展開することは、定石。SNSででっち上げられた「私有地で人間狩りをしてる」というデマのせいで会社をクビになったCEOが、そのデマを現実のものにし でっち上げに関係した人間を集めて狩るという話。
何だったら、デマでクビにした会社の人間に復讐すればいいのにと思ったり。しかしそんな会話をしてた自分らを恥じずに、デマを流した人間を殺そうとする心理、「人を殺す」という「責任」を自分ではない誰かにその責任を追わせる心理描写。そこが問題点なのかなと。殺人や人間狩りのシーンより何よりその心理の動きこそ問題があって上映禁止があったのかなーと。
素晴らしい爽快感
それぞれの立場や経歴など一切関係なく
強い者のみが勝ち残るこのストーリーは
観ていてスッキリしました!
様々なサバイバル映画がありますが
これほどハッキリとしたストーリーはなかなかないと思います。
色々な角度からの「勘違い」が自身の生死に関わることをこれほとまでに面白く描いたこの映画は、ネット依存に陥った人類のある意味リアルだと思いました。怖い怖い。
導入から序盤の展開は素晴らしかった。
出し惜しみなくお陀仏になっていくところは、そこだけなら間違いなく今年一番のインパクト。ネタ自体がバカなんだからそのまま押し通せばいいのにもったいない。説明のための説明なんかしなくていいのに。理由とか原因とかわからない方がよっぽど恐ろしいのに。
ガチンコタイマンはまあ良かったかな。
クリスタルは砕けない
殺戮ゲーム最高に楽しめました。序盤のペンで突き刺して殺す時点でゾクゾクきました。開始直後に武器が供給される時点で、ゲーム的なワクワク感があって視点の当たっている女性に注目していたらあっという間に首が吹き飛ばされるて驚きました。その次に視点がいった男性は地雷を踏んで弾け飛ぶ、近くにいた女性も釘刺しになり、下半身もなくなり、最終的には自殺。スタートからむごいです。次に視点のいった3人組も老夫婦に見事に制圧され、狩られる側があっという間にいなくなりました。
そんな中やってきたスノーボールことクリスタルかめちゃくちゃ強くて、老夫婦を瞬殺しました。見事な手捌きです。一瞬で仲間と敵を見抜いたりする描写もかっこよく、でもちゃんとウンチはするという人間らしさがあって良かったです。
地下の隠し部屋の猛攻も素晴らしく、あれだけ狭いフィールドでありながら、持ち合わせたハンドガン、その場にあった武器を使い見事全員を抹殺。逃げ延びたやつも、仲間のフリをしてた奴も全員抹殺。仕事人。
序盤から続けられていた政治批判も、トランプが怒っても仕方がないかなって思うものばかりで、クソ大統領と言い放っている時点でトランプはブチギレそうです。右翼と左翼、黒人と言ってはならないとの擁護的な発言や、貧乏白人という差別侮蔑的な言葉がブラムハウス作品だなと思わせて、見ている自分がヒヤヒヤしてきました。アメリカはまだまだ自由の国だなとも思えました。
クリスタルVSアシーナの最終決戦も素晴らしい見応えで、家の中というフィールドで全身を使った肉弾戦がお見事でした。拳と拳、脚と脚、顔と顔、キッチンにある武器も全て凶器と化して、互いを死と死に追い込んでいきます。完全勝利を果たしたクリスタルが思いっきりパンを食べて、傷口を炙って、セレブの姿へと変貌していく様子につい見惚れてしまいました。最後自分の居場所へ戻るときに見せたドヤ顔が最高でした。
すごく面白い
すごくハラハラしてドキドキしてワクワクした。間違って連れて来た相手が殺人マシーンという展開が面白い。超人的に強いわけではないけど、常に冷静でかっこいい。ガソリンスタンドの場面が最高だ。顧問のような軍人が案外弱い。
悪者が「根も葉もないことをネット言われて頭にきたから本当にやってやった」という人たちだったが、好みで言えば、狩る側が本当に前から狩をしている人たちだったらもっと憎めてよかったかな。
アクションスリラー?これはコメディだ!
セレブの連中が娯楽として、人間を狩る(ハント)するという過激設定で、本国アメリカで政治問題にもなった問題作。
ヤサグレたサンドラブロックのような、ヤケに目が据わった主人公登場から始まり、可愛らしい女の子の顔面がライフルで吹っ飛ばされるわ、地雷で上半身だけにされるわで、とんだスプラッター作品にぶち当たってしまったと思ったが、最終的にはブラックなコメディアクション作だった 笑
ラスボスの臨終の言葉が「やっちゃった…てへぺろっ」って、オチのエッジが効きすぎてて、もはやこちらも苦笑いするしかない 苦笑
現代の無秩序なSNSの状況や、経済的格差社会を風刺したかったのだと推測するが、取り敢えず何も考えずに、素直に娯楽作品として楽しむことをお勧めする。
白豚もそおいう事なのだろうな。
ハリウッドも平和だったのだなあと、妙な感想を抱く。コロナが猛威を奮う昨今では、なかなか出来ないんじゃなかろうかと思える。
基本的にはマンハントで合ってはいるんだけど、その設定には色々仕掛けがあって楽しかった。
主人公の背景が最後まで語られないのも、面白い。
ゴア的なものは少なめで間口は広い感じだ。
集められたのがネットで誹謗中傷を繰り返す輩たちってのも、中々トンチが効いていて、それらの失墜させられた富裕層達の復讐って構図だった。
で、まあ、そんな事を考えるに、かの大統領とは切り離しても良かったんではないかと思うのだが…まぁ、それも巧みな番宣の1つと思えば、さすがハリウッドと思えてしまう。
そういう設定が面白かったのだが、どの段階で大統領批判を組み込んだのか、その匂いを感じる度にクスッと笑う。つまりは…この作品へのプラスの要素ではないように思える。
だからこそスリル演出は抑えめで、ハードルを下げたのかなとも勘繰る。
海外作品のアクションに飢えてきた為、足を運んだのだけれど…アクション作品というよりは、政治色が案外強く、ちょっとゲンナリした作品だった。
よくよく考えると題名からして皮肉たっぷりだったのだなあ…。
バトロワではなく騙し合いの映画
目が覚めると猿轡、草原の中央には木箱、中には一匹の子豚と様々な銃器、そしていきなり始まる銃撃戦。一方的な殺戮が始まるという話。
こういう設定の映画は今までいくつも作られてきたので、今度はどんな展開になるんだろうと思っていたが、なかなか意外なもので楽しんでしまった。何よりも主人公かそれに近い印象の男女がポンポンと殺されていく。そこに驚いてしまった。
やっとコイツが主人公かと落ち着いてきてからは、誰のことも信じられない。そんな緊迫感が楽しい。ドンパチだけじゃなくて、なぜ彼らが選ばれたのかの真相もなかなか興味深い。アクションは若干地味めなんだが、個人的にはそれよりも脚本の展開だけで十分楽しめるものだった。
こんな映画に5点つけるのもどうかと思ったが、本当に楽しんでしまったのだから仕方ない。
ベティに誘われて
グラッジ観たんだけど失敗。本作ではなかなか良いのに。この後も出演作圧してるみたいなので期待。
合衆国に在住だと色々面白いネタがあるのでしょうね。ヨガパンツちゃん、なかなかないきっぷり。
エマロバーツって猿轡してても可愛いからあの役になったんだろうなあ。
正義とは悪の対概念
ヒロインの登場シーン、最高に格好いい。
次々と相手の策略を見破っていくあたりも惚れ惚れする。もちろん外見も。
ここまでやる?っていうグロいシーンにはもう笑うしか無い。
ストーリー的には、リベラルである富豪たちが、自らの思想的正義に溺れて、個人的な恨みも交えながら、殺人を犯していくのは皮肉だ。自らを正しいと思い込んでしまう病には、リベラルも関係がない。それがヒロインにはえらい迷惑だったのだが。
結局、ヒロインの思想的背景など、特に何者なのか明らかにされなかったが、ヒロインは殺人という最大悪に抗している点で正義に立つ。
ラストの飛行機のシーン、ジーンとくる。
これは単なるハントものではない。最高に楽しめた。
アーカンソー州のタバコは6ドル
アシーナの最後は
クリスタル「なんでわたしがスノーボールなのよ?」
アシーナ「ジョージ・オーウェルの動物農場の豚からとったのよ。」
「知ってるわよ。読んだから。」
「なんであんたが動物農場読んでるのよ」って、がっかりして、死ぬ。
スターリンの赤い闇を見ておいて良かったと思ったけど、結局、人間の敵は人間っていうこと?
所詮、同じ穴のむじなだったっていうこと?
戦う前の会話は長くて眠くなった。
最後は白人女性が勝ったっていうことでいいんでしょうか?
アシーナ役は45歳、アカデミー主演女優賞に2度選ばれているヒラリー・スワンク。
クリスタル役はべティ・ギルピン34歳。
ヒラリー・スワンク凄いね。
前半、穴に落ちて、胸とふくらはぎに鉄のクイが刺さった女が引き起こされた後、地雷で下半身吹き飛ばされて、上半身だけまた同じように刺さったシーンは面白かったって言うべきなんですかね~
水色のニットの美人さんが早々に頭吹っ飛ばされて、残念でした。いろいろ期待したのにね。
アーカンソー州のタバコは6ドル。銘柄によって違わないの?
軍隊の上官がタバコ一本もあげないところも笑いどころ?
最後、飛行機待ってるのが、可笑しかった。乗ったら、キャビアの前に葉巻でしょうよ。
キャビアは昨日も食べたからいらない
なんて、言ってみたいもんですな~
話題先行のガッカリ映画
ありえなさ過ぎる設定にありえなさ過ぎる女性同士の戦い。
同じありえなさ過ぎる設定でもSAWやCUBEには何らかのメッセージ性が込められていたと、わたしは解釈しているし、ターゲットにされている側にも何らかの共通点や一貫性があったと思っている。だからストーリーに引き込まれたし、ありえなさ過ぎる設定や展開も受け入れることができた。
本作は富裕層側の優生思想を徹底的に描いているとは思えないし、庶民側のルサンチマンを表しているとも思えなかった。
ただただひたすらグロい殺戮シーンを撮りたかったのか、血塗れの女同士の格闘を撮りたかったのか、なんのテーマもメッセージ性も受け取れなかった。
何かしらのメタファーがそれぞれの登場人物、セリフあるいはブタさんに隠されているのかもしれないけれども、たいした謎解き映画ではないのだから、製作者の意図を深読したり、暗喩を読み解こうと色々調べなければならないのだとしたら、それはたいした映画、もしくは良質なエンターテイメントとは言えない、と個人的に思う。
あちらの国ではなにかと話題になっているらしいが、その理由に政治的背景があるのだとしたら、わたしのような者には一向に理解出来ないだろう。
2020年ベストムービー!⭐️✨
主人公"スノーボール"が、とにかくエロカッコいい!(笑)
序盤は、テンポ良く、仕掛けも色々あって、「アンタ、もう死ぬん?」の連続!(笑)
そして、"スノーボール"の無慈悲で、シニカルな笑顔に、しびれっぱなしの90分でございました!
この監督の次回作に期待が高まります(笑)
*スプラッター場面がなかなか良い…ホラー映画ファンも必見の作品です(笑)
そりゃ全米公開禁止になるわ
森の中で目覚めた男女12人が何者かにハントされる話なんだけど、ただの悪趣味なグロ映画って訳でもないのでとりあえず見て。
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このハントされてる人達は差別主義者、動物虐待、SNSで誹謗中傷をする人達。ハリウッドでは悪人で今のアメリカだったらQアノン陰謀論を信じてるような人達(こういう勝手な解釈がこの映画では仇になってるんだけど、、笑)。
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で、ハントされる側目線で物語は進んでいくけどこの人が主人公かな?と思えば次々に殺されていく。こういう風に主観になった人が次に殺されるっていう法則が馴染んだところで、ある1人の女の人、クリスタルがメインに。
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クリスタルは今まであっさり死んでいった人とは違い、メチャ強。こんなに強いんだから今まで殺された人と同じように、何か悪いことをしてるんだろうという目でずっとクリスタルを見ていくことになる。確証もないのにね。
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そして最後、黒幕との対決でクリスタルは人違い(これも嘘かホントかは確実ではないけど)だったことが明かされる。この時、何の確証もないのにクリスタルは悪いやつだと決めつけていた自分に気付かされる。
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劇中でアシーナが人狩りをしていると拡散した人や、今Qアノン陰謀論を信じている人達と同じように、自分も確証のないものを信じてた。ニュースでやってるQアノンとか信じる人頭おかしいとか思ってたけど、同じようなメカニズムをこの映画で体感させられる。
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人は自分が見たい真実、自分にとって都合の良いものしか見ない生き物ですからね。
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大量虐殺と言えば、ブラムハウス。
マンハントのような使い古しのネタでも、ブラムハウス製作だと一味違います。冒頭から、主人公と思ったキャラがあっと言う間に次々と殺されていく容赦ない展開で、死に方もグロテスクかつ笑えるあたりが一筋縄では行きません。その分、追われる側の反撃もハンパじゃなく、もうどっちもどっちの虐殺劇の大サービスで、主役のベティ・ギルピンの無双アクションがいい感じです。とは言え、ハンター側の背景や思惑がイマイチ分かりにくいので、金持ち対一般人の図式がピンと来ません。まあ、深く考えずに、シャンパンでなくビール片手に観るにはうってつけですね。
グラマーなベティ・ギルピン(^-^)
実際に狩られる側に選ばれたら僕じゃ何もできないまま殺されちゃいそうです、何をやってもスマートにこなせず空回りする男なんで(涙) ベティ・ギルピンがカッコよくて素敵でした! 敵に銃のマガジンを抜かれても中に1発残ってるのを確認して撃つの好きです(笑) 店員の老夫婦を見破ってショットガンで撃つのも好きです(笑) 最後ドレスで帰る前にキッチンで空腹を満たすのもよかったです! ブラムハウス製作の映画は好きなのが多いです♪ 日本語字幕はありませんが、海外版ブルーレイ買っちゃいました(^-^) ベティ・ギルピン主演のままで続編やらないかな~!
バイオレンス作品好きには楽しめるのでは
殺し合いが作品の主となる為中々グロテスクなシーンが多々ありバイオレンス作品が好きか人には楽しめる作品に思える。
時折そのバイオレンスシーンが笑えるところもあるのだが僕が見た回では周囲が笑ってない事もあって笑い声は今回は押し殺して鑑賞。(個人的には序盤の上半身だけのところとかコメディとして好きだった)
内容はまぁ至って普通。上映前に「トランプ大統領が〜
」なんて記事などを目にしたが煽られていたほど内容があったようにも思えなかった。この辺は文化の違いなのかな。特に刺激を与えるような作品にも思えないし現実味も特にない。
仕掛け人側の狙いや意図、存在自体もイマイチ魅力がない為序盤はのあらゆる罠から逃げ生き延びる描写は面白かったが、後半になるにつれて面白味が欠けてるように感じた。
まぁただ冒頭にも書いた通りバイオレンス作品が好きな人にはそれなりに楽しめると思われる。
特に今は新作公開が減っておりこのタイプの作品もさらに希少となっている。
娯楽映画作品としてはそれなりに楽しむ事はできた。このタイプの作品が好きな人には十分勧められると個人的には思う。
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