ザ・ハントのレビュー・感想・評価
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そりゃ全米公開禁止になるわ
森の中で目覚めた男女12人が何者かにハントされる話なんだけど、ただの悪趣味なグロ映画って訳でもないのでとりあえず見て。
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このハントされてる人達は差別主義者、動物虐待、SNSで誹謗中傷をする人達。ハリウッドでは悪人で今のアメリカだったらQアノン陰謀論を信じてるような人達(こういう勝手な解釈がこの映画では仇になってるんだけど、、笑)。
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で、ハントされる側目線で物語は進んでいくけどこの人が主人公かな?と思えば次々に殺されていく。こういう風に主観になった人が次に殺されるっていう法則が馴染んだところで、ある1人の女の人、クリスタルがメインに。
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クリスタルは今まであっさり死んでいった人とは違い、メチャ強。こんなに強いんだから今まで殺された人と同じように、何か悪いことをしてるんだろうという目でずっとクリスタルを見ていくことになる。確証もないのにね。
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そして最後、黒幕との対決でクリスタルは人違い(これも嘘かホントかは確実ではないけど)だったことが明かされる。この時、何の確証もないのにクリスタルは悪いやつだと決めつけていた自分に気付かされる。
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劇中でアシーナが人狩りをしていると拡散した人や、今Qアノン陰謀論を信じている人達と同じように、自分も確証のないものを信じてた。ニュースでやってるQアノンとか信じる人頭おかしいとか思ってたけど、同じようなメカニズムをこの映画で体感させられる。
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人は自分が見たい真実、自分にとって都合の良いものしか見ない生き物ですからね。
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【嗚呼、亜米利加】
こんなブラックジョーク映画が作れるのだから、アメリカは、まだ健全かもしれないと思う反面、恐らく、白人至上主義者とリベラル派の対立は、これからもずっと続くように感じた。
この作品で描かれているように、もう思想や主義主張というより、白人至上主義者とリベラル派と呼ばれる人々の、何がをきっかけとした個人的な恨みつらみが膨らんで、相手を懲らしめてやらないと気が済まないと、両者ともに考えはじめていて、もはや収拾が付かない状況に陥っているのかもしれない。
先般、アメリカの高齢の女性のトランプ支持者に日本のテレビがインタビューしているのを見た。
彼女は、
「黒人の命が大切なのは分かるわ。
でも、暴動は良くないし、黒人にレイプされて、殺される人が実際にいるのよ!」
と、トランプ支持を正当化していた。
いや、待てよ。
問題は、法の番人であるはずの白人警察官が、権力を振りかざして、黒人を犯罪者のように扱い、いとも簡単に殺してしまうことや、その罪が正当に裁かれないのが問題だと言っているのだ。
そして、白人にもレイプ犯や殺人犯がいるし、黒人より罪の程度が軽かったりすることも多くあるのだ。
こういうのを論点がずれると一般には言うのだ。
平和的な抗議デモは許されるべきで、暴動や略奪が許されないのは当たり前だ。
当たり前のことだが、抗議デモと略奪はイコールではない。
やはり、論点をずらさない程度の思考能力を養う教育は学校で徹底した方が良いように思う。
しかし、これはアメリカだけの話ではあるまい。
日本でも、都知事選に出るような人間が、在日〇〇を殺せーと叫んでいる場面を見たことがある。
SNSで女性のコラムニストに罵詈雑言で絡むアホな男性らしきアカウントの呟きも酷いものだ。
本当に恐ろしいことだ。
まあ、とは言っても、日本では、一般の人が銃を所持できないだけ良いのだけれど…。
嗚呼、亜米利加よ、嗚呼、日本よ。
やっぱり学校の勉強は大切だ😁
序盤のテンポは良し
シチュエーションホラーみたいなのは好みでないので最初あーしまったと思ったけど、けっこうテンポがよく、双方小気味よく死んでいくので、掘り出し物かと思いきや、後半一年前のプロットが始まったあたりから鉛のようにテンポが悪くなるのです。種明かししてくれてるつもりかも知れないけど、冒頭のチャットだけでだいたい想像つくし、正直この映画に、真実を知りたい!真相はどうなの?って思う人は少ないと思うの。そして最後のアクションシーンの陳腐で長いこと。監督途中で変わったのかしらと思うくらい。あともう一つ、ものすごい思わせぶりな首謀者登場にヒラリースワンクはちょっと弱いよねー。サラリと出せば意外性から「おお」くらいは思えたかもしれないけど。
大量虐殺と言えば、ブラムハウス。
マンハントのような使い古しのネタでも、ブラムハウス製作だと一味違います。冒頭から、主人公と思ったキャラがあっと言う間に次々と殺されていく容赦ない展開で、死に方もグロテスクかつ笑えるあたりが一筋縄では行きません。その分、追われる側の反撃もハンパじゃなく、もうどっちもどっちの虐殺劇の大サービスで、主役のベティ・ギルピンの無双アクションがいい感じです。とは言え、ハンター側の背景や思惑がイマイチ分かりにくいので、金持ち対一般人の図式がピンと来ません。まあ、深く考えずに、シャンパンでなくビール片手に観るにはうってつけですね。
グラマーなベティ・ギルピン(^-^)
実際に狩られる側に選ばれたら僕じゃ何もできないまま殺されちゃいそうです、何をやってもスマートにこなせず空回りする男なんで(涙) ベティ・ギルピンがカッコよくて素敵でした! 敵に銃のマガジンを抜かれても中に1発残ってるのを確認して撃つの好きです(笑) 店員の老夫婦を見破ってショットガンで撃つのも好きです(笑) 最後ドレスで帰る前にキッチンで空腹を満たすのもよかったです! ブラムハウス製作の映画は好きなのが多いです♪ 日本語字幕はありませんが、海外版ブルーレイ買っちゃいました(^-^) ベティ・ギルピン主演のままで続編やらないかな~!
二重以上の意味で奥深い作品。
今年45本目。
…にしても、鬼滅の刃の大ヒットはいつまで続くんでしょうか…?
(新作なのになぜかシネコンでも別館に追いやられてました。まぁ、人多すぎでコロナ問題に巻き込まれるよりは別館のほうが人も少ないし安心できますが…)
さて、こちら。15+ということもあり、グロテスクな描写が多いので、誰にでもお勧めできる映画ではないと思います。
ただ、そこまで極端なものはないですし、100分を切る映画とは思えないほど時間がゆっくり進むほど濃厚で、しかも色々などんでん返しがあるといった、結構こう、奥深いところがあります。
内容については100分に満たないし、うかつにネタバレにもなりかねないので細かくは避けますが「生き残りサバイバルもの」というのが妥当な表現でしょうか。
とはいえ100分は100分なので、「会社・学校の帰りにさくっと2時間を切るような映画を見たいな」と思った場合、一つの選択肢になると思います。
また、「アメリカでは一時問題作扱いされた」とのことですが、結局ひと悶着あっても現在は放映されているようです(もっとも、コロナ事情もあるのであちらでも延期はされてる)。
この原因は、R15+というグロテスクな事情以上に、大統領批判や、アメリカ社会の闇の部分を描写する部分があり、「とても見せられない」(見せたくない=大統領選挙にも影響しかねないし、みんなが暗黙に黙っていることをまた思い出させたくないので)事情があったのだと思いますが、あちらだと国がストップをかけたらそれで延期になるのと違い、日本だと映倫という自主機構はあっても極端に支離滅裂(犯罪行為を助長する、作品としておよそ成り立っていない)な映画でない以上、誰でも見ることができ、そこで自由な議論ができます。それ(憲法の要請する思想良心の自由や表現の自由)は日本のいいところなのだな、って二重に思いました。
評価は下記の0.3減に対して+0.1として4.8で5.0まで切り上げました。
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0.2減: グロテスクな表現が多い以上に、この映画の「真に伝えたかったこと」は、アメリア社会の色々な闇(差別問題や州による格差問題、移民問題など)を理解していなければならず、そうでないとただ単に「殺し合い生き残りバトル」というとらえ方しかできず、そこはちょっと何というか、もうちょっと説明があってよかったのかな、と思います。
(こうした部分は、日本の高校世界史でも深く学習することではないですし、興味を持っていないと、ニュース報道等でわかる範囲を超えては、なかなか理解できない)
0.1減: 字幕版なのであまり気になりませんが、ストーリーの「ネタバレ」となる部分に「英語表現」にまつわる部分(単数複数の違い、強調したい部分は全て大文字で書く(例: THIS IS A TEST)など)が隠れており、その説明が字幕ではちょっと不足しており、やや英語力が試される(語彙というより、英文法的な話なので、日本だと英検/TOEICどちらでもOK)ところが、「ある意味で」人を選ぶかな、と思ったところ。
+0.1増: オープニングにLINE(ツイッター?)でやり取りをしているところ、結構こう、自然な英語であったり、「(そのくらい)自分で調べろ」が google it! だったり(google には動詞として「ネット検索する」の意味がある)、こう、教科書英語ではないネイティブが自然に使っている英語表現に自然と触れられる点が随所にあったところです。
こうした点はやはり現代もの特有のメリットなのだと思います(20世紀初頭のテーマだと、どうしてもまだ、規範英語としての「正しい英語」しか出ないので)
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殺し合いのバーゲンセール!開幕
「正しいに決まってる」
薬で眠らされ攫われて来た1+11人の白人が、謎の連中に次々狩られて行く話。
飛行機の中で1人目覚めてしまうアクシデントがありながらスタート。
鉄条網で括られた敷地で目覚めたら、口にくつわをされており、原っぱの大きな箱を開けると子ブタと、沢山の武器が!
その武器を手にした途端、狙撃が始まって行く。
人間狩り開始早々、そりゃあそうなるわなという行動をする面々がお約束の様に次々と狩られ、一気に引き込まれる。
スプラッターが苦手な人には決してオススメ出来ません!
誰が敵で誰が味方で誰が一般人?と疑心暗鬼になりながら、見るべき対象が明確になって行くと共に、なぜ彼らがターゲットにされたのか、犯人達は何者でどんな思惑があるのかと迫っていく。
既視感があるといえばあるけれど、コミカルな演出を少々織り込みながら、躊躇わずドンドン殺し殺されの流れが良い感じだし、単純明快な話に意図もちゃんとあって、とても面白かった
クラシック音楽好きの方には…
ひと味違った展開だった。
タイトルなし
"You fucked up, bitch!" スノーボール讃歌!キャビアは食べたい。冒頭暫くはコロコロ(バンバン?)と主人公になりそうな容姿端麗男女や視点人物たちが殺され、いつどこで誰が死ぬか分からない仕様になっていて、(無論感情移入などはできないが)それはそれでサバイバルスリラーとして面白いなと思った。…が、それも束の間、本作最強のキャラクターのお出まし(ex.『サプライズ』)!しかも全くそれを隠していなくて最初からエンジン全開(『バトル・ロワイアル』山本太郎?)。一挙手一投足、表情一つ取っても只者ではない感ハンパなくてキッレキレ。一方で男どもは弱い。作品全体的にブラックジョーク満載ユーモア指数高めで面白かった、内部からのアメリカ告発。例えば同じくブラムハウスが手掛けた傑作『ゲット・アウト』然り、リベラル・イジりが笑いを誘う。ボスキャラはまさかのあの人?ヒラリー・スワンクは『ローガン・ラッキー』よろしく途中から貫禄いっぱいで出てくるの板に付いてきたか(今回は厳密には最初からだが)。最後は最強の直接対決。キャビアだけじゃなくてべらぼうに高い酒も飲みたい。どっちもどっち、行き過ぎた政治思想もほどほどに?"It is great."
ブラムハウス映画らしさ満載
瞬殺
真説 うさぎと亀
富裕層が自分の領地(manor)で娯楽のために人間狩りを行うなんてよくあるジャンルムービーかと思いきや。けっこうなひねりが効いているし、ブラックなセリフも面白い。
禰津子状態にされた男女が原っぱに放り出される。そんなに驚いていないところをみると、何やら人間狩りの標的にされたらしいということは、わかっているらしい。
ここからネタバレ
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マンハントが始まってからは、意表つく展開。この子ヒロインかと思ったらあっさり、脳みそがバーン。あれあれと言う間に何人も狩られてしまう。そういえば、最初に殺された子はポスターの子と違った。
真のヒロインが現れてからが面白い。「ナメてた相手が実は殺人マシーン」ジャンルに切り替わって、ガソリンスタンドの老夫婦に化けていた富裕層の奴らを手始めに、軽々と倒していく。そりゃアフガン帰りだからね。
このお姉さまの敵の始末の仕方は、テキパキ感があってなかなか爽快。アメリカ大使館員に化けた奴を車から蹴落とすところはかっこよかったね。
うさぎと亀のブラックバージョンは全く笑えない話だけれども最後に回収されてスッキリ。
意外と奥深い作品だった。
バイオレンス作品好きには楽しめるのでは
殺し合いが作品の主となる為中々グロテスクなシーンが多々ありバイオレンス作品が好きか人には楽しめる作品に思える。
時折そのバイオレンスシーンが笑えるところもあるのだが僕が見た回では周囲が笑ってない事もあって笑い声は今回は押し殺して鑑賞。(個人的には序盤の上半身だけのところとかコメディとして好きだった)
内容はまぁ至って普通。上映前に「トランプ大統領が〜
」なんて記事などを目にしたが煽られていたほど内容があったようにも思えなかった。この辺は文化の違いなのかな。特に刺激を与えるような作品にも思えないし現実味も特にない。
仕掛け人側の狙いや意図、存在自体もイマイチ魅力がない為序盤はのあらゆる罠から逃げ生き延びる描写は面白かったが、後半になるにつれて面白味が欠けてるように感じた。
まぁただ冒頭にも書いた通りバイオレンス作品が好きな人にはそれなりに楽しめると思われる。
特に今は新作公開が減っておりこのタイプの作品もさらに希少となっている。
娯楽映画作品としてはそれなりに楽しむ事はできた。このタイプの作品が好きな人には十分勧められると個人的には思う。
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