君といた108日のレビュー・感想・評価

純粋なラブストーリーでした。若き青春を謳歌できる短い人生で精一杯生きた女性はとても幸せだった一方で、残された男性は複雑だった思いが多々あるように感じられる作品です。ストーリとは離れますが、アメリカンチックな広大な風景が所々に描写され、演出の素晴らしさにとても感動しました。

クリスチャンソングというジャンルが日本には存在しないようなのでピンとこないが、その界隈では有名なスターのヒットソング秘話なのだろう。この主人公ジェレミー・キャンプというアーティストの実話映画だ。クリスチャンソングを題材にするということは、一定のマーケットがあるようだが『アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌』もそうだったように、凝縮された敬虔な信仰が歌詞に練りこまれているだけに、日本語字幕には苦労していそうだ。ともかく「You」を「主」や「神」やと訳し分けているわけで、ネイティヴならすんなり腑に落ちる「歌詞」も、日本人にも理解させなければならないのだから。ゆえに理屈っぽく歌詞の字幕がついてしまうのだろう。