「超新星爆発❗️」君といた108日 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
超新星爆発❗️
ラストからエンドロールにかけての資料映像や解説からすると、この映画は実話に基づく話だったのですね。すみません、何も知らずに見てました。
❶何も知らずに見ている間の印象
なんでこんなに宗教推しなのだろう?
話自体は〝泣かせる韓国映画〟のリメイク版かと思うくらい、要所要所で的確に畳み掛けてくるのだから、そちら方面で不必要に推しが強過ぎると却って、こちらは引いてしまうのに…なんだかもったいない。
❷クリスチャンシンガーソングライターとして実在することを知ってからの感想
劇中で流れる曲は馴染みやすくて、聴き心地も良かったのですが、あの直接的な歌詞表現は宗教感覚の乏しい私の感覚では繰り返して聴くことはないかな。
私の中の偏屈の虫はこんなことを言ってました。
4度のゴールドディスク獲得って、もしかしたら、我が国で『○○革命』が出るたびに、書店の平積みスペースなどであまり見かけないにも関わらず、なぜかベストセラー上位にランクインするのと同じような背景があるのですか?
『コーヒーが冷めないうちに』と似たような啓蒙・啓発臭を感じてしまい、度量の小さな私には、なかなか切り替えができません。
※超新星爆発にまつわる余談
超新星爆発といえば、近々起こるかもと言われているのが、まさに今が見頃?のベテルギウス。
冬の大三角形のひとつで、オリオン座の左上に位置する赤い星です。この時期、晴れていれば肉眼でもすぐに見つかります。
いま、ベテルギウスは恒星の一生のうちのほぼ最終盤に当たる〝赤色巨星〟の段階で(だから赤い)、あとは超新星爆発を待つのみ。超新星爆発直後は半月並みに明るいので、太陽と月を除けば、もっとも明るい星として輝くことになるそうです。
地球時間の感覚では、数秒とか数分後に起きてもおかしくない段階らしいのですが、宇宙時間(地球ですら45億年以上の歴史がある)に置き換えると、明日爆発しようが、一万年後に爆発しようが、誤差の範囲内というのだから、もし我々が生きているうちにベテルギウスの超新星爆発を見ることができたら、奇跡中の奇跡ということになります。