お名前はアドルフ?のレビュー・感想・評価
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悪魔ちゃん命名騒動から27年
アレクサンダーという名前が3回も登場するけど、それは大丈夫なのか?3回目には笑ってしまいましたが、名前のクイズみたいで楽しい前半戦。ヨセフもスターリンを想像するからダメとか、とにかく虐殺を行った歴史上の人物は毛嫌いされる。アディダスについては知らなかったよ。
何となくですが、虐殺者も数百年以上経ってしまえば問題ないのだろう。シリアルキラーなんかも入れたりするとそのうち使える名前が無くなっちゃうから・・・切り裂きジャックみたいに。まぁ、悪魔くんとかはアドルフよりも永遠にダメだと思うけど。
そんな楽しい前半戦が終わり、アンナが遅れて参加してからは普通の暴露話対決となって、それほど面白くなかったなぁ。難民問題とかシリアスにとらえているのだけど、犬を殺したとか親友に対してゲイ扱いするなど、ちょっと引いた。レネの恋愛話とか、結構普通だと思うし、殴るほどのことか?
結ばれない恋の方が美しいから。
90分そこそこの短尺。元はフランス舞台演劇。会話劇だよねぇ、どんだけニヤニヤさせてくれるかねぇ、下ネタもあるんかねぇ、LGBTや人権もののオチはイヤやなぁ、政治ネタは勘弁やでぇ、てな感じで鑑賞開始。勿論、字幕を追い掛ける覚悟も出来てます。
これがですよ。のっけからオモロいです。「インテリを笑え」です。ニヤニヤ頻度は期待の2倍はあります。更に。「アドルフの否定」と「名前の呪縛の否定」の議論部分は、結構マジです。実はヨシフ共産をクソDisってて笑えます。ドナルド、ウケすぎです。
中押しで、秘密の暴露大会、と言うかステファンが自爆大会に唐突に突入。これが伝播して行き、あーそう来るかぁ…来たかぁ…どないなるんやろぉ…お、え、あぁ???
マジか、まさかか、あぁん?
ちょちょちょちょっとーーー!その、あれ、着物着て出迎えてる人、あんた何なのよーーー?
まさか。今年一番の爆笑シーンが見れる様な映画だとは思ってませんでした。まぁ。メッセージ的には、絆は言葉を超えた場所にあるもんだ、くらいな話で。
何にしても。「結ばれた」の瞬間、館内のあちこちで笑い声が上がったので、多くの人が愉しめる会話劇であった事は間違いないと思います。もう、レネ・ケーニッヒ、持って行き過ぎですw
面白かった。かなり!
最後は。
そんなこったろうと思ってたよw
名前は「メルケル」とか?
楽しい食事会・・・のはずが、一転不穏な空気に
シニカルな大学教授、明るい国語教師の妻(LiLiCoさんタイプ)、妻の幼馴染の音楽家の友人、学歴が高くないものの事業で成功したセレブでイケメンの妻の弟、の
4人の会話劇から始まり、途中から弟の妻(妊娠中)が加わり、更に会話がヒートアップして・・・。
TBSドラマ「カルテット」(会話の独特な空気感が面白く、ハマりました。松たか子さんが可愛い女性を演じていました。)を思い出しました。(個人的には、少し
言い淀んだり、相手の顔色を見たり、の日本人あるあるの「カルテット」の方が好みでしたが。)
舞台演劇が元になっていると、鑑賞後に知りました。
会話のテンポがいいので、舞台はより面白いかも知れません。
映画館で鑑賞
【面白き速射砲の様な会話劇。隠し事はほどほどに・・】
-以前、子供の名前を"悪魔"と役所に届けて、社会問題になった事があったな、と思いながら劇場へ・・。-
・大学教授のシュテファンと国語教師のエリザベト夫婦宅に招かれた幼なじみのレネと、エリザベトの弟トーマス。(後から、奧さんも合流)
トーマスが、自らの生まれて来る子供の名前の”案”を彼らに推測させる所から物語は始まる。
■面白き所
・トーマスの子供の名前を当てようと、皆が必死に考えるシーン。"歴史上の人物だ・・" というトーマスの言葉をきっかけに”様々な歴史上の人物が並べられる・・。そして、トーマスが考える名前の案を知った時の皆の反応・・。
ーそりゃ、そうだろうなあ・・。それにしても、それまで知的な雰囲気だったのが、一変するところも面白い。-
・それを皮切りに話は脱線して行き、各人の”秘密”が次々に明らかになっていく過程。
・そして、レネのまさかの告白。微妙にずれた会話の応酬。
・登場人物のキャラクターの関係性が、しっかり描かれているため、彼らのお互いを口撃する際の可笑しみが増している所。
<”人は争い、仲直りする。それが普通・・。”
面白き速射砲の様な、"会話の応酬劇"である。
それにしても、エリザベトの積年の鬱屈(特に夫)を爆発させるシーンは凄かったなあ。奥さんを怒らせると怖いです・・。>
善人は出てこないのに面白い!!
ドイツ人って真面目でエコないい人のイメージですが、いい人は出て来ません(笑)子供を預けて大人だけでディナーに集まった5人…
インテリで嫌味なシュテファン、その妻のエリザベトは抑圧され表面的には取り繕えてますが、実は毒を抱えています。エリザベトの弟トーマスは学は無いけど事業で成功を収め人生の勝ち組、いけ好かないヤツです。みんなの共通の古くからの友人レネ。クラリネット奏者でちょっとゲイっぽい、おとなし目の印象ですが…トーマスの美しい妻アンナは出産間近で、その産まれてくる子供の名前をどうするか?そこから論争が始まります。やがて名前論争以上に、過去の出来事の真相が暴かれたり、個人の秘密が暴露する、人間の本性は恐ろしい。
元はフランスの舞台劇を映画化したものだと云うことで、とにかく喋りが面白い!原語で楽しめたらメチャメチャ面白いんだろうなぁ~。でも、字幕がとても良くって楽しめました。
アディダスとヒトラー
ドイツコメディムービー。特別ドイツの事を詳しく分かってなくても笑えるシーンは多々あるが、ドイツに詳しければ詳しいほど笑えるシーンは増えるのではないか。
僕は物凄くドイツの知識が豊富なわけではない為いくつか分からないシーンもあったが、まぁそれでも序盤は笑わしてもらった。
息子の名前のあたりまでは面白く笑わせてもらったが、後半はちょっと退屈に感じてしまったかな。
オチの女の子のくだりも含めて終盤はまぁ予想できそうな展開ばかりで落としてくる為少し飽きてしまった。
僕はアディダスのヘビーユーザーなのだが、そういえばアディダスの創業者もアドルフなんだなと恥ずかしながら今更認識。大好きなブランドメーカーだけにそこが一番刺激をもらった。
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