お名前はアドルフ?のレビュー・感想・評価
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名前のくだりの後!
自宅での食事会。もうすぐ生まれる息子の名前をアドルフにするという弟に対して、猛反対する姉夫婦と幼馴染の姿を描いたドイツ産のコメディ。
アドルフというとヒトラーを連想してしまう。ドイツ人であればその嫌悪感は想像を超えたものなんだろう。
その言い争いを楽しんでいたが、意外とアドルフのくだりは早めに決着がつく。そこから第2ラウンド。この第2ラウンドがさらに面白かった。そこでの姉の夫の告白が異常すぎて笑えた。意外と掘り出し物の良作だった。
アディダスとヒトラー
ドイツコメディムービー。特別ドイツの事を詳しく分かってなくても笑えるシーンは多々あるが、ドイツに詳しければ詳しいほど笑えるシーンは増えるのではないか。
僕は物凄くドイツの知識が豊富なわけではない為いくつか分からないシーンもあったが、まぁそれでも序盤は笑わしてもらった。
息子の名前のあたりまでは面白く笑わせてもらったが、後半はちょっと退屈に感じてしまったかな。
オチの女の子のくだりも含めて終盤はまぁ予想できそうな展開ばかりで落としてくる為少し飽きてしまった。
僕はアディダスのヘビーユーザーなのだが、そういえばアディダスの創業者もアドルフなんだなと恥ずかしながら今更認識。大好きなブランドメーカーだけにそこが一番刺激をもらった。
なるほど
間の持ち方、セリフ回し、facial express 、視線、動作、全て完璧と思ったら、、舞台の映画化だったか。そうか!ドイツでは「アドルフ」は禁句になっていたのだ❗️ということは、コンスタンの「アドルフ」は読まれてないのかな⁉️ドイツは、確かに日本の様に、米国の属国のような立場で発展を遂げた国とは違うのだなぁ〜、と思いながら、もう戦後75年。しかし、第一次世界大戦が終わって、75年後と言うと、1993年、日本は、21世紀には、少しは、まともな国になると、思っていたけれども、、驚く映画です。
この映画ヤバい
若者がヤバいという意味を取り違えてるのは日本だけじゃないんですね。体調が悪い、時間に間に合わない、野球とかで劣勢、コロナ感染拡大、こういうのをヤバいって言う。素晴らしいとかカッコいいではないね。そんな意味で、この映画つまらない展開ヤバい!です。最後の「悪い話は生まれたのは女の子だ」も読めました。この映画のレビュー少ないのもヤバい!
ちょっと…
楽しめるまで時間がかかった。
ドイツのノリというか感じがはっきりつかめなくて、うーん…という時間が流れた。
途中からどんどんみんなのエピソードが暴露されていって色んな感情が渦まいてきたところは良かった。
ほぼワンシチュエーションの会話劇だったので、話の展開が限定的な気がしてなかなか難しかった。
機知に富んだ会話劇
機知に富んだ会話劇である。誰かが話すたびにその人物に感情移入するので、登場人物の印象がよくなったり悪くなったりして忙しい。そしてそれが楽しい。
登場人物同士の世界観のぶつかり合いにはじまり、見栄の張り合いから果ては人格攻撃へと次元が堕落していき、最後は暴露合戦になる。とても大人同士と思えない振る舞いだが、言い争いとはそういうものだ。
その個人の本質を一番よく知っているのは家族である。だから家族による非難は容赦がない。傷つけられた人間は傷つけ返そうとする。それが大学教授でも金持ちの実業家でも関係ない。人間は浅ましくてみっともない存在なのだ。愛しさ余って憎さ百倍。殺人事件の半分以上が親族の間で起きているというのも頷ける。
ヒトラーについての考え方、感じ方がドイツ人皆同じではなく、人それぞれであることがよくわかるし、それ故に左翼やネオナチが互いに相手を非難し合っているのが現状だということもよくわかる。このあたりは先の大戦に対する考え方が人それぞれの日本と似たような状況だが、思い入れの強さが違う。
日本ではA級戦犯についてまるで興味がない人も多くいる。だからA級戦犯に指定されていた祖父の岸信介を盲信している孫が、現在日本の暗愚の宰相として独裁的な政治をしていても、興味がないから引きずり降ろそうともしない。そもそも先の大戦に対する反省そのものがないのだ。
本作品の役者陣は殆ど馴染みのない俳優ばかりだが、みな達者である。多分舞台で上演しても面白いとは思うが、ひとつひとつの台詞を間違えたらシーンが台無しになる可能性のある脚本だから、やり直しのきく映画のほうが安心感がある。いや、やはり舞台で観たいかな。井上ひさしの戯曲みたいにケッサクな傑作である。大変面白かった。
コメディーですね
アドルフ議論確かにウィットに飛んだ応酬で世界史を勉強してた人は特に面白いと思います
こういう映画好きーって思いました
後半は家族コメディ。特にびっくりさせるほど意外な展開はない。つまんなくはないが、この映画長いなーと思った。
実はアドルフ議論は多分30分くらいでおわり。
あらすじに書いてあることはここでおわる。
アドルフ議論だけなら5、後半2です
皮肉、比喩、ウィットある会話が好きな人にお勧め
見終わった後は、儲けもん、面白かったなぁと言うホクホクした気分。
会話劇を映画にしたと言う事で、小難しいのかと思っていたが、そんな事はなく、会話自体が面白い。
皮肉と比喩、ウィットに富み、会話に引き込まれていく。
ただし、そのシーンは、四人食卓に向かい合ってすわるそれそれぞれの顔に、焦点を当てながらグルリと回って映すものだから、観客の私はちと落ち着かない。他にもカメラワークは、難ありの点あり。
けれど、話は、すごく面白い。
登場人物は、ほぼ四人だが、その関係性がおかしい。
姉弟、姉が親友と呼ぶ中年独身男性クラリネット奏者ルネ、ルネは姉弟と一緒に育ってきた。そして一言居士のステファン、ステファンと小学教師エリザベスは夫婦なのだが、二人は小学校の同級生。いわば皆、幼なじみなのだ。つまり幼い時の思い出を皆が共有している。
で、話は、不動産会社経営の弟トーマスが、産まれて来る子にアドルフと言う名前にしたと言う事から、文学教授でもあるステファンは異を唱える。トーマスは、それに対して、名前とは関係のない事を絡めステファンを批判していく。それは幼なじみの気やすさ故か、批判とステファンに対する自分の本音が暴露されていく様子と他の二人の様子。暴露合戦や批判が波及していき、それが張り詰めた糸の様になり、目が離せなくなる。
この映画の監督らしくって言うか、ドイツだからか、難民問題や差別も絡めてある。だからカレーなのか?ドイツ人が、カレーを作っていた、しかもライスカレー、フォークで食べるシーンがある。へーって思った。
最後のシーンは、〔はじめてのおもてなし〕にも同じようなショットがあったような気もするけど。が、しかし、おかしみがありどんでん返しもありなかなか見応えがある映画だと思う。
宅配だって無料じゃない
もうすぐ子供が生まれる弟が、姉夫婦や兄同然の友人との食事の席で、息子に「アドルフ」と名付けると言ったことから、名前にとどまらない議論になっていく話。
序盤の軽口合戦は、言い回しのせいか字幕のせいかそれ程面白味を感じなかったけど、名前の件になってからの熱い論議は良い感じ。
妊婦の嫁も加わって、噛み合わない会話の妙も中々という流れから、飛び火していく話の流れも面白かったけど、チョイチョイ挟まれる脱線はやはり最後までそれ程面白味が感じられず。
それにしても自分が鑑賞した劇場では、終始わざとらしく声を出して笑い捲っている人がいたけれど、これってそういう面白さかな…?
明らかに間違えて笑っているるところもあったしね。
つまらないとは言わないけれど、周りが騒がしくてちょっと集中出来なかったせいもあるのか、自分にはハマらなかった。
ちなみに、実際はヒトラーに関係なく高貴な良い名前ということで、ドイツにアドルフさんはそこそこいるらしい。
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