劇場公開日 2020年6月6日

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「名前負け。看板倒れ。ボンの面目丸潰れ」お名前はアドルフ? 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0名前負け。看板倒れ。ボンの面目丸潰れ

2021年2月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

知的

難しい

TSUTAYAの店内をウロウロしていたら目に飛び込んできたタイトル
『アーンイヤーンマン』に共通するものを感じるがあっちは観たいとまでは思わない
アドルフといえばもちろんヒットラーのこと
戦前戦中までのドイツでは昔からありふれた名前でユダヤ人にもアドルフはたくさんいたしそれは手塚治虫先生の名作『アドルフに告ぐ』をきっかけに事情は熟知しているつもりだ
僕はヒットラーを敬愛しているわけではないがヒットラー関連の映画は大好物だ
ヒトデヒットラーでさえテンションが上がってしまう

会話劇
内容は解説文の通りだ
ミニシアター系の映画館の受付に『この世界の片隅で』を勧められて内容も聞かずに『アニメは嫌いですの』と即答する高尚な老婦人のようなタイプには向いているかもしれない
でも僕は知的じゃない
痛快でも爽快でもない
全体的な雰囲気としては面白そう
ウッディー・アレンの映画に共通する何かを感じる
笑えない
厳密にはアレクサンダー3回目で笑ったけど
オチは悪くない
笑点のレギュラーメンバーは参考にしてほしい

こういう映画を観るとやっぱり洋画より邦画の方が良いと思えてしまう
日本でリメイクするなら日本人の名前らしくないのでアドルフじゃ突飛すぎて駄目だろう
『晋三』は頭が悪い左翼の発想だしそもそも小物すぎる
全くタイプが違うがしばらく前に亡くなってもなおカリスマ性があり賛否がわかれる『角栄』でどうだろうか

野川新栄