「生死は運命が決める」追龍 せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
生死は運命が決める
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イギリスの植民地だった時代の香港で、警察と裏社会が手を組んで大儲けをしていた時代の話。
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なにせ警察の役の人達がみんなワル顔なもので、状況把握にかなり時間がかかった。特に警察署長のロック(ポスターの右)なんてどう見てもマフィアのボスでしかない。
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劇中に何度も「生死は運命が決める」って言うセリフが出てくるんだけどその通り、裏社会のホーはある1回以外銃で人を殺さないんだよね。でもあの人だけ銃で殺すっていうことは、香港の未来は自分達だけで切り開いていくぞという事だったのかな。
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ただ気になるのは、映画は生臭い男たちの戦いがメインなので奥さん息子弟実の娘のように慕ってた少女その他脇役の描き方が雑すぎる。
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初めてメインで登場するシーンで奥さん子どもが死んでも、こっちとしては全く感情移入ができないわけで。そもそも誰やねんだし。
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そういう細かいところを置いて突っ走る感じが、どこか『仁義なき戦い』のようでもあった。
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