劇場公開日 2020年8月28日

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「刺さる人には刺さる」青くて痛くて脆い nonameさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0刺さる人には刺さる

2020年9月28日
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勝手に好きになって、勝手に嫌いになって、確証もないまま、自分本位で動いてしまう。
自分と同じ意見しか聞こえない。
そんな、無意識に動いてしまう若さ、青いところがよく表されている作品。

簡単に言えば、所謂 陰キャ な主人公が、拗らせ・勘違いのまま大学生活を過ごしてしまった話。
そういったことを、したことがある人、されたことがある人には刺さるかも。
そういうのとは無縁だった人は、キャストかっこいい・かわいい、2時間暇、ところでどんな話だっけ?で終わると思う。

自分は、ところどころ自分の過去に重なることがあり、刺さった。
何度も手を差し伸べてくれたことにも気づかず、不器用だな、痛いのは自分だったな、と主人公が気づけて良かったね。と解釈した。

最初は男サイドがまともに思えたけど、だんだん綻びが出てきて…というストーリー展開は好きでした。
ゆったりと話が進むので、ここも好きこのも分かれるかと。

まだ彼女を追ったが、その後どうなるか。
普通なら、愛想尽かされて終わりだよね。

noname