「青くて痛くて脆い青年を吉沢亮が好演」青くて痛くて脆い トシくんさんの映画レビュー(感想・評価)
青くて痛くて脆い青年を吉沢亮が好演
若くして日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をとった吉沢亮が今までとはテイストの難役にチャレンジしてます。杉咲花はルックスは置いておいて上手さは同世代トップクラス。監督が正直知らない人だったので不安を感じましたがなかなかの佳作に仕上げてます。
理想主義者たちの内ゲバなんて昔からよくある。特に掲げた理想に到達するための手段に対して異を唱えその組織を離脱するのはよくあること。ただ、その組織、団体に対して妬み嫉み、憎悪が膨らみ楓(吉沢亮)のような取り返しのつかない行動をしてしまうのは稀でしょう。
原作は未読ですが、住野よるさんは君の膵臓を食べたいとは明らかに違うテイスト。買って読むことにします。
最初は安っぽい中二病大学生の身勝手な物語と思えるけど実は噛めば噛むほど味の出る青春群像劇と言えます。
森七菜が施設のイベントで歌ってた、サメに喰われた娘は最高でした。(野坂昭如の曲らしいです)
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