劇場公開日 2020年8月28日

  • 予告編を見る

「見る人がどういう経験をしてきたかによって評価が二極化する作品」青くて痛くて脆い MASAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0見る人がどういう経験をしてきたかによって評価が二極化する作品

2020年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

この作品をただただ気持ち悪いという感想を抱いた人は杉咲花演じるヒロインのような人生を歩んできた人だと思うし
この作品を賞賛する人は吉沢亮演じる主人公の心情と今回起こした出来事に親近感を抱くような体験をしてきた人なんだろうなと思う。
そういった見る人側の人生の歩み方によって評価が変わる作品なんだろうなという印象を受けた。
自分は後者なので、主人公の勝手に人に期待して勝手に裏切られたと思うような気持ちは痛いほど分かるし、見ていて心が痛くなるようなシーンもあったが、過去の自分にとっていい教訓を得られる作品なのではないかと思った。
自分や主人公と同じ、後者の人間にはぜひともオススメしたい作品である。

MASA
レモンブルーさんのコメント
2020年9月30日

MASAさん 私も楓の気持ちに共感出来る者です!誰でも 多少は楓の様な青さや痛みを抱いた経験を持っているんじゃないかな?もしかしたら忘れただけで…。たくろ〜さん MASAさんのレビューへのコメントに共感しました!まさに心の痛みですよね!

レモンブルー
たくろ~。さんのコメント
2020年9月8日

同じく楓の方に共感。秋好はちょっと苦手。楓は秋吉のことを愛していた訳ではなく、友達として、同志としてつるんでいたんだと思うし、多数レビューで、楓がイタイ、気持ち悪い奴で語られているのが歯がゆいです。楓は、もっと複雑かつわかりやすい人間です。表題の「痛い」も「イタイ」ではなく、心が傷付いている様を言っているんだと私は解釈しました。
長文失敬。

たくろ~。
YKさんのコメント
2020年8月31日

私も後者のタイプなので、仰る通り主人公に共感できました。
一方、前者のタイプの方にこそ、自分とは違う楓のような人もいるんだよということを知ってもらいたい、そういう意味で見て欲しい作品でした。

YK