きっと、またあえるのレビュー・感想・評価
全55件中、1~20件目を表示
ストレートなメッセージと作風に好感
若くして亡くなったスシャント・シン・ラージプートの主演作。『PK』で初めて観たときは、出来すぎなくらいのオトコマエだと思ったものだが、この映画では一流大学で落ちこぼれが集まる男子寮の新入生という役どころ。インド映画というとこれでもかとサービスてんこ盛りな印象が強いが、本作はわいりとスッキリめに構成されていて、青年期と中年期のふたつの時代をまたいではいるものの、王道の青春学園コメディの趣き。邦題のもとになっているであろう『きっと、うまくいく』と同様に、インドの加熱する学歴競争がテーマになっているが、正直、劇中の当人たちが言うほど彼らは負け犬ではないし、そこが物足りないとも、間口が広いとも言える。多少小粒ではあるが、それもインド映画比であって、日本ではこれもてんこ盛りの青春映画に見えるかも知れない。女性の扱いなど時代感覚の古さが多少気にかかるところはあるけれど、実直な姿勢が感じられて気持ちよく観られました。
過去と現在をリンクさせてるのも良かった
アクの強いキャラクター、笑い、熱さ、そして感動と、ちょうどタイトルもわざと似せているであろう「きっと、うまくいく」と同じような感覚の作品。
エンドロール中以外のダンスシーンがカットされているみたいで、そこはちょっと残念。3時間超えでかまわないから全部見たかった。
むしろインド映画はダンスシーンも含めて楽しみにしているので本当残して欲しい。
他の作品のレビューで、先が読めてつまらなかったというのを見かける。
極端な話、本当に先が読めない作品なんて100本に1本もないのだからその意見には賛同しかねるが、逆に本作ほどラストが確実に決まっている作品も珍しい。見始めの時はまだしも、競技会の話が出た頃にはこのエンディング以外あり得なくなる。
分かりきったエンディングで、驚きも気付きもなく、そんなに深いメッセージでもないにもかかわらず、なんか感動しちまったとなるのはいくつか理由があると思う。
まずは単純にストーリーの盛り上げ方が上手かったというのはあるだろう。
失敗や成功、トラブル、魅力的なキャラクターを上手に動かして盛り上げた。
そして、過去の出来事を話して聞かせるという形をとっているが、要は青春ストーリーなのだ。それも邦画でよくある部活頑張る系の青春映画だ。
多くの日本人は学生時代に部活なり文化祭なり、学校によっては音楽祭や芸術祭なんかもあっただろう。それらを「頑張った」経験があると思う。
そんな熱さとか懐かしさがダイレクトに刺さってくるんだと思うんだよね。
それが作品内ではアニの息子という受け取り手がいることで、自分の中だけじゃない、言葉だけじゃない、形として実っている感じが良いんだよ。
同じ釜の飯を食うなんて言葉がありますが、同じ負け犬だった、同じ頑張った仲間がアニの息子のために集まるのもまた良いんだよね。
意味がないかもと思われる過去話を聞かせることは彼らにとって今また仲間と共に「頑張る」行為なのかもなと思った。
あとは余計な話で。
エンドロール中に現在と過去のキャラクターが同時に踊るが、合成が自然すぎて、すごくよく似ている別人が演じているのかと思った。インドならそれもあり得る?
大好きな作品、でも…
観ながら、心が冷え切った自分にもまだ愛とか人の温もりを感じられる心があるんだなと驚いていました
最後、息子は大学に進学したことになっているけど、なんだか現実感が希薄で変な感じがした…もしかしたら現実は手術室に入ったところまでで、後は親たちの夢なのかもしれない…という気もしてきています
ともすると、見舞いに来てくれた友人たちも幻かもしれない
映画を観てから、主演の俳優さんがこの映画の公開から間もなく亡くなったことを知り、ショック
映画を観て生きる勇気をもらえたのだけど、彼の死を知って、その気持ちが少し揺らいでいる感じ
素晴らしい人生讃歌
採点4.6
ニテーシュ・ティワーリー監督作品、冒頭の歌でもう涙出そうになりました。
受験の失敗から絶望し投信自殺へ。
その息子を助けるために集まってきた、両親と旧友たち。
ページを捲るような両親のエピソードと共に、生きるために大切なものを子供に伝えていく物語でした。
これが絶妙なバランスで、涙ぐむ程のハートフルとおバカが交互にやってくるんですね。とにかくその青春の日々が素敵すぎる
クライマックス手前、皆が何かできる事がないかと悩むシーンは胸にきました。
そしてずっと見せて来なかったダンス。物語のラストで満を辞したそれは壮観で感慨深かったです。
「食べて 飲んで 生きろ 人生は短い」
かけがえのない日々を綴った、素晴らしい人生讃歌でした。
そして若くして亡くなった主演のスシャント、本当に残念です。
インドの急速な経済発展
人を好きになれる
カバディ
懐かしい…
気持ちにさせてくれ、清々しい映画。自殺未遂を起こした瀕死の息子を願うべく、病室で自らの負け犬だった学生時代の思い出を当時の仲間と共に語りかけると言う珍しい構成。当時は互いに真剣に、馬鹿なことを思いっきりやったからこそ、時間が経ってもすぐにあの頃に戻れる仲間たち。非常に分かりやすいストーリーながら、それぞれキャラの立った仲間の素晴らしさ、一生懸命やった結果においてうまく行かなくても、それは負け犬ではない、自分自身が変われたということだから、というのが伝わってきた。戦い終わった後、敵チームから拍手を送られ、労われるシーンも良い。劇中の音楽もエンドロールの出演者のダンスも良かった。インドも受験戦争があるとは知らなかった。
負け犬だって、負けてない!
一言「負け犬だって、負けてない!」。
受験にパスしなかった=負けた少年が、ビルから飛び降りて瀕死状態。
え、この話どう進むの?!と冒頭から目が離せません。
少年の父が枕元で、自分の大学生活の悲喜こもごもを語り。
当時の寮仲間も集まって、一緒に話しかける。
その「大学生活」シーンと、今の話がコロコロ入れ替わるけど。
20代と50代(多分)の設定だから、わかりやすかった。
「負け犬」4号棟メンバーが、大学生活のイベント「寮対抗スポーツ大会」に挑む。
こりゃ勝てないわ、の状況から少しずつ立ち上がっていく。
ほとんど保護者の気持ちで、見守っちゃいました。
暑いぜ青春!。その結果の導き方が、なるほどそう持っていくか〜。
「負け犬」の定義・真の意味ってなんぞや。
どんな大人も「負けた」経験をしてる、勝ってるだけの奴なんていない。
少年にはまだ、それがわかっていなかったんだよね。
集まった寮仲間たちの、今の表情が教えてました。
邦題に不満はあるものの。掘り出し物な作品でした(ちょっと涙したし)
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「失敗した者が負け犬になるんじゃない。どう努力したかだ」
ダンス少なめインド映画
普通に良作。
前半&中盤はそこそこ。終盤はかなり面白い。 へべれけがカッコよすぎる
受験戦争に失敗して自殺未遂をした息子を元気付けるために、負け犬と言われた自分の大学時代の話をするストーリー。
メインが大学での地位を順位付ける寮対抗スポーツ大会とは予想しなかった。学園モノのギャルゲーにありそうな設定ですね笑
こっちの予想を越える展開や綿密なプロットはないけど、演出/音楽/演技で感動するラスト約20分は必見。
下ネタ多め。インドでもこんながっつり言っちゃっていいのね。嫌いじゃない。
インド映画あるあるで主人公サイドもイタズラの度が過ぎてる。日本人感覚では完全にアウト。
負け犬と言われてる主人公たちの寮がとる行動が……せこい笑
それってどうなの?な作戦の数々。文化の違いですねー。
インド映画も結構見てきたらから慣れてきたけど……終盤の敵側のイタズラは……やりすぎじゃないか?;
しかもそれの対処方法が気合って笑
キャラは面白いのが揃ってるので楽しく見れるんだけど……インド映画のハードルを超えるほどガツンともこないってのが正直なところ。
ただ決勝は本気でグッときた。へべれけがカッコ良すぎる!
前半&中盤はそこそこ。終盤はかなり面白い。
普通のおじさん達が並んで立ってるのがアベンジャーズみたいに見えて”あ、俺この映画好きになってる”って実感した。
エンディングはインド映画お得意のダンス。
これが素晴らしくてほっこり&涙した。
正直、いままでみたインド映画のなかでは小粒。「きっと、うまくいく」みたいな大衝撃はなかったかな。
ただラスト20分のドキドキと感動はホンモノ。
いや、へべれけの活躍のためだけでも見る価値もあり。
まー、佳作ってとこでしょうか?
インド映画はとにかく期待値ハードル高い!
自殺を扱った本作の主演を演じた役者が、本作の撮影から少ししてから自殺してしまったのは心苦しいものがある。
見ながら”なぜ?なぜこの作品のあとに死んじゃうんだ?!”って思ました。
高校時代に見たかった
全55件中、1~20件目を表示












