きっと、またあえるのレビュー・感想・評価
全53件中、1~20件目を表示
ストレートなメッセージと作風に好感
若くして亡くなったスシャント・シン・ラージプートの主演作。『PK』で初めて観たときは、出来すぎなくらいのオトコマエだと思ったものだが、この映画では一流大学で落ちこぼれが集まる男子寮の新入生という役どころ。インド映画というとこれでもかとサービスてんこ盛りな印象が強いが、本作はわいりとスッキリめに構成されていて、青年期と中年期のふたつの時代をまたいではいるものの、王道の青春学園コメディの趣き。邦題のもとになっているであろう『きっと、うまくいく』と同様に、インドの加熱する学歴競争がテーマになっているが、正直、劇中の当人たちが言うほど彼らは負け犬ではないし、そこが物足りないとも、間口が広いとも言える。多少小粒ではあるが、それもインド映画比であって、日本ではこれもてんこ盛りの青春映画に見えるかも知れない。女性の扱いなど時代感覚の古さが多少気にかかるところはあるけれど、実直な姿勢が感じられて気持ちよく観られました。
大好きな作品、でも…
観ながら、心が冷え切った自分にもまだ愛とか人の温もりを感じられる心があるんだなと驚いていました
最後、息子は大学に進学したことになっているけど、なんだか現実感が希薄で変な感じがした…もしかしたら現実は手術室に入ったところまでで、後は親たちの夢なのかもしれない…という気もしてきています
ともすると、見舞いに来てくれた友人たちも幻かもしれない
映画を観てから、主演の俳優さんがこの映画の公開から間もなく亡くなったことを知り、ショック
映画を観て生きる勇気をもらえたのだけど、彼の死を知って、その気持ちが少し揺らいでいる感じ
素晴らしい人生讃歌
採点4.6
ニテーシュ・ティワーリー監督作品、冒頭の歌でもう涙出そうになりました。
受験の失敗から絶望し投信自殺へ。
その息子を助けるために集まってきた、両親と旧友たち。
ページを捲るような両親のエピソードと共に、生きるために大切なものを子供に伝えていく物語でした。
これが絶妙なバランスで、涙ぐむ程のハートフルとおバカが交互にやってくるんですね。とにかくその青春の日々が素敵すぎる
クライマックス手前、皆が何かできる事がないかと悩むシーンは胸にきました。
そしてずっと見せて来なかったダンス。物語のラストで満を辞したそれは壮観で感慨深かったです。
「食べて 飲んで 生きろ 人生は短い」
かけがえのない日々を綴った、素晴らしい人生讃歌でした。
そして若くして亡くなった主演のスシャント、本当に残念です。
インドの急速な経済発展
舞台は90年代の大学寮だろう。
絵面だけ見ると、70年代かと思ったが計算が合わない。
これは、20年程度の間に、インドは40年分の経済発展を成し遂げて、欧米に追いついたことを表しているのかもしれない。
内容は「学園コメディ」とも言えるし「大人向けおとぎ話」とも言える。でも本当のテーマは「親子愛」「友情」であり、緩急、強弱、笑いと感動のバランスのよい展開となっている。
そして、何よりヒロイン役の女優さんがキレイだ。
世界には私の知らない美人が一杯いる。
人を好きになれる
衝撃的なシーンから、え〜という意外な展開
友情とか青春とか人生とか
見る人によって刺さる言葉や
シーンがあるように思います。
RRRでインド映画に心を掴まれた者としては
最高の2作目でした。
楽しませてもらいました。
カバディ
なんとも楽しそうな大学生活。寮対抗の競技大会に血道を上げる事により、より絆が深まる。日本人に馴染みの無い競技も盛り沢山。
息子は受験による失敗で自殺未遂。人生終わりと思わせる風潮はこの国でも同じ。大人は簡単に言うけど、それが全てで生きてくると世界が狭くなりそんな気分になるかも。努力が大切というけれど、現実には結果が求められる世界。ある有名な教育者が『日本的には長く努力努力を積んで結果を出して認められる風潮があるが実際にはぱっとやって結果を出した方が能力があると認められる』と言っていた。確かにそうだけど‥
今の大学生達はこんなこの時だけしか味わえない、他から見たらアホな生活送れなくて可哀想だ
懐かしい…
気持ちにさせてくれ、清々しい映画。自殺未遂を起こした瀕死の息子を願うべく、病室で自らの負け犬だった学生時代の思い出を当時の仲間と共に語りかけると言う珍しい構成。当時は互いに真剣に、馬鹿なことを思いっきりやったからこそ、時間が経ってもすぐにあの頃に戻れる仲間たち。非常に分かりやすいストーリーながら、それぞれキャラの立った仲間の素晴らしさ、一生懸命やった結果においてうまく行かなくても、それは負け犬ではない、自分自身が変われたということだから、というのが伝わってきた。戦い終わった後、敵チームから拍手を送られ、労われるシーンも良い。劇中の音楽もエンドロールの出演者のダンスも良かった。インドも受験戦争があるとは知らなかった。
負け犬だって、負けてない!
一言「負け犬だって、負けてない!」。
受験にパスしなかった=負けた少年が、ビルから飛び降りて瀕死状態。
え、この話どう進むの?!と冒頭から目が離せません。
少年の父が枕元で、自分の大学生活の悲喜こもごもを語り。
当時の寮仲間も集まって、一緒に話しかける。
その「大学生活」シーンと、今の話がコロコロ入れ替わるけど。
20代と50代(多分)の設定だから、わかりやすかった。
「負け犬」4号棟メンバーが、大学生活のイベント「寮対抗スポーツ大会」に挑む。
こりゃ勝てないわ、の状況から少しずつ立ち上がっていく。
ほとんど保護者の気持ちで、見守っちゃいました。
暑いぜ青春!。その結果の導き方が、なるほどそう持っていくか〜。
「負け犬」の定義・真の意味ってなんぞや。
どんな大人も「負けた」経験をしてる、勝ってるだけの奴なんていない。
少年にはまだ、それがわかっていなかったんだよね。
集まった寮仲間たちの、今の表情が教えてました。
邦題に不満はあるものの。掘り出し物な作品でした(ちょっと涙したし)
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「失敗した者が負け犬になるんじゃない。どう努力したかだ」
ダンス少なめインド映画
名作「きっと、うまくいく」によく似た感じ。
まぁ普通に面白く最後まで観ました。
インドでは学歴社会と自殺が本当に社会問題になっているんだろうなぁ。
結果をださなきゃと苦しんでいる若者に見せたいと思った。
みんなそれぞれキャラが立っていて全員が愛おしくなる。
そこが1番素晴らしかった!
普通に良作。
インド映画がなぜありきたりなストーリーをここまで印象的に感じさせられるかは分からないけれど、笑顔になれる素敵映画でした。
性善説ばっちこいを批判されるとなんともですが、映画の中だからこそ見たいんだろうと思います。
現実なんて負け組だったらどうしようもないよとか思うこともあるけれど、気の持ちようで人生いくらでも楽しいこの映画の中の世界に近づけられるのではないでしょうか。
自分に負けるな。難しいけれど、いい教訓ですね。
前半&中盤はそこそこ。終盤はかなり面白い。 へべれけがカッコよすぎる
受験戦争に失敗して自殺未遂をした息子を元気付けるために、負け犬と言われた自分の大学時代の話をするストーリー。
メインが大学での地位を順位付ける寮対抗スポーツ大会とは予想しなかった。学園モノのギャルゲーにありそうな設定ですね笑
こっちの予想を越える展開や綿密なプロットはないけど、演出/音楽/演技で感動するラスト約20分は必見。
下ネタ多め。インドでもこんながっつり言っちゃっていいのね。嫌いじゃない。
インド映画あるあるで主人公サイドもイタズラの度が過ぎてる。日本人感覚では完全にアウト。
負け犬と言われてる主人公たちの寮がとる行動が……せこい笑
それってどうなの?な作戦の数々。文化の違いですねー。
インド映画も結構見てきたらから慣れてきたけど……終盤の敵側のイタズラは……やりすぎじゃないか?;
しかもそれの対処方法が気合って笑
キャラは面白いのが揃ってるので楽しく見れるんだけど……インド映画のハードルを超えるほどガツンともこないってのが正直なところ。
ただ決勝は本気でグッときた。へべれけがカッコ良すぎる!
前半&中盤はそこそこ。終盤はかなり面白い。
普通のおじさん達が並んで立ってるのがアベンジャーズみたいに見えて”あ、俺この映画好きになってる”って実感した。
エンディングはインド映画お得意のダンス。
これが素晴らしくてほっこり&涙した。
正直、いままでみたインド映画のなかでは小粒。「きっと、うまくいく」みたいな大衝撃はなかったかな。
ただラスト20分のドキドキと感動はホンモノ。
いや、へべれけの活躍のためだけでも見る価値もあり。
まー、佳作ってとこでしょうか?
インド映画はとにかく期待値ハードル高い!
自殺を扱った本作の主演を演じた役者が、本作の撮影から少ししてから自殺してしまったのは心苦しいものがある。
見ながら”なぜ?なぜこの作品のあとに死んじゃうんだ?!”って思ました。
高校時代に見たかった
エンディング素敵だったし、映像もすごい。
「きっとうまくいく」より時間が短かく見やすかった(きっとうまくいくも名作だけど長いんだよね~)
インドのお受験状況がどうなのかはわからないけど、友情と挫折とプライドと。とてもいい人間らしさがつまってて、インド映画独特の暖かみが好き
バカバカしくて素晴らしい😭
日本で公開されるインド映画はできるだけ鑑賞しています。今回の作品も「ダンガル きっと、つよくなる」の監督作品なので、ワクワクしながら迷わず鑑賞してきました!
大学受験に失敗した息子が投身自殺をはかってしまい、息子を追い込んでしまったと自責の念にかられたエリートの父が、自分の大学時代の思いで話しを意識不明の息子に話して聞かせると意識が回復。続きの話しを聞きたいと息子に頼まれ、大学時代の友人に連絡を取ると、仕事を放り出して当時の友人たちが病室に集まってくれる。皆で大学時代のバカバカしい思い出話しめながら生死をさまよう息子に元気を与えます。
実はストーリー展開に緊張感がなく、本当にバカバカしい展開に「ひょっとして今回ハズレ?」と思ったのだけど、このバカバカしい展開が伏線になり、終盤に向けて感動曲線が一機に上昇していくことになり最後は号泣してしまいました。本当に良くできた映画です。そしてインド映画お決まりのダンスもかっこよく、笑いあり、涙ありの素晴らしい映画だと思います。
作中に、インドの大学競争率の話題があり、100万人受験して、1万人しか受からないというセリフがありました。以前インドに行った時、中学生の教科書を見せてもらうと、教科書はすべて英語で記載され、「英語で微分積分」、「英語で化学」、「英語で物理」などと、国際社会で活躍することを前提とした高等教育が提供されていると感じました。そしてそのうえで大学受験戦争が厳しいとなると、かなり鍛えられた国際エリートを輩出する土壌があり、日本は相当遅れをとっているなというのが正直な感想です。
みなさんお勧めのインド映画はありますか?
かけがえのない輝く時間
ダンガルは最高に胸熱でしたが、本作も胸熱です。
現在と過去を行ったり来たりしながらアニと一瞬に青春を満喫。
負け犬ばかりが集まるといわれるボロボロの寮H4。
寮対抗競技会でにH3立ち向かう姿が熱かった。
私も思い出がある。勝てば優勝ってところで卓球で負けちゃって泣いた泣いた。めっちゃ泣いた。
負けた思い出は苦いけど、これが青春!という感じで脳裏に焼き付いている。
今の時代の大学生は、あの頃みたいな密な青春を謳歌できていないのかもしれない。
あんなにキラキラした、かけがえのない時間なのに…
せっかく大学生になったのにまだ1日も通ってない皆さんが1日も早く
青春を取り戻せますように。
その時は、いい仲間たちと濃厚な熱い日々を送って欲しい。
一生ものの財産になるはず、アニのように…
全53件中、1~20件目を表示