空白のレビュー・感想・評価
全426件中、321~340件目を表示
人のエゴに怒り人の優しさに泣く
なんか古田新太が性格悪い猫みたいでちょっと可愛かった
松坂桃李を執拗に追いかけてるあたりも懐かないボス猫があと付いてきてるように見えて笑った
それに監督がさすが
人の汚さ、醜さを浮き彫りにして気持ちを大いに凹ませたあとに、最後に人間で捨てたもんじゃないと泣かせる。
人を殺すのも人間、人を救うのも人間
万引きした中学生が轢かれて亡くなる所から始まる映画
まずね、マスゴミがねほんとね、言いようのない怒りが湧くような報道をしやがる
それに群がる野次馬ね
古田新太も松坂桃李も被害者である
イタ電や書き込み、人間は本当に汚い生き物だ。
個人間での出来事であり、第三者が介入するのはおかしい。今までの事故や事件でもマスコミの煽動で無関係の群衆が騒ぎ当事者の自殺など問題になっていた。
日本のジャーナリズムに異議を唱えたい。
本当に心が苦しくなる。でも、観てほしい
人は優しい
あるシーンから人間の悪の部分から前の部分にフォーカスが当たる。
救われた気持ちになる。
松坂桃李さんの凄さ
今年の邦画は凄い
受容のプロセス
ラストで怒りの段階から抜け出始めたところ。まだまた、続くよ葛藤が。
古田新太さんのギリ理性がある感じの凶暴な父親役の演技がもうなんかすげぇ。警察に通報レベルではあるけと当事者(スーパーの店長/松坂)としてはギリギリ呼べない。一層のこと暴れてくれた方が楽なのに。
どこに自分があるのか分かんない30過ぎのおっさん役の松坂くん、根は良いどこにでもいる小市民の演技が、あのかっこいい松坂くんはどこに?ってぐらい。
個人的には一番救われないのは寺島さんの役どころであるスーパーのおばちゃんと感じました。空回りし続け、開き直りも出来ず、承認欲求の高さに見え隠れする自己肯定の低さの演技に拍手です。
空白
見に行って良かった
よかった
かなりいい作品
うーん
159本目。
スタートが父娘の二人暮しは、マイダディと一緒だけど中身は全然違う。
最初は重いなぁとは思ったけど、観ていくうちに、何が正解、誰が犯人とかではなく、今の日本、日本人を表している作品だと思う。
こういったニュースを見る度に知らず知らず犯人探ししている自分がいるけど、やっぱ上っ面しか見てないんだよな。
アメリカだったら違うのか?弁護士立てるのすら罪なのか?と思うけど、立てなかったから、あそこまで寄り添えたのかとも思う。
でも仕事で運転している身にしてみれば、相当参るし、作品の中でもう少し描いて欲しいとは思う。
言葉は悪いけど、死んだらチャラってのも、本当にそれでいいのかは思う。
まあ、正解は各々で。
本当のモンスターは!
予告では、古田新太演じる添田充はモンスターっぽかったですが、映画を見ると、こういう人いる!って感じの人でした。気性も荒いが言葉使いが荒く、とっつきにくい感じの親父です。語尾にバカヤロウってつけちゃう人っていますよね。
それよりも怖かったのは、寺島しのぶ演じる草加部麻子です!これぞまさにモンスター普通じゃありありません。絶対的にはしたくないタイプです。
全体的には、娘を亡くした父親、原因を作った店長、事故を起こした女性と男性など、それぞれの人の感情がよく出たいい作品だと思います。
映画ではあまり注目はされてませんが、娘を車で轢き殺したトラックの運転手が一切反省もしてなかったのが印象的でした。添田はそこにも絡めば店長や事故を起こした女性とは正反対の感情が表現でき作品としては、幅が広がって面白いのではないかと思います。
イルカ雲
古田新太さん初め松坂桃李さん他のキャストの皆さんの演技が素晴らしく冒頭から惹き付けられた。娘は万引きなどしてない!という思いから周りの人達を暴言はいて傷つけていく。その様が凄い。そして松坂桃李のオドオドした態度。途中でキレる所とか謝ることしか出来ない心情とか見事に演じている。
物語は何ひとつ無駄な所が無くすべてに繋がっていく。
終盤
娘が万引きしてたことが分かった時、気持ちのきりかえが出来なくて自分が当たり散らしてきた落とし処はどこなのか。と考えさせられる。
エンドロールが終わって……沁々いい映画だと思った。
登場人物皆えぐすぎて好き
何かを少しこじらせたときに戻り方がわからなくなってしまったら誰でも怒りおじさんになるし、誰でも卑屈な心の弱い子になるし、誰でも偽善ババアになってしまう。そんな誰もが持ってる痛い所を表現したような出てくる登場人物像がどれもすんごい見事。ほんと見事すぎて重かったけど、色んなことを考えさせられる良い映画だなと。
前半は予告にある通り被害者の父親がスーパーの店長を追い詰めていくという説明文にしたら単純なことなんだけどそれだけじゃなくて、、出てくる全員に少しだけ首を締め付けられていくようなじわじわとした息苦しさを感じるし、鏡を見せてくるような怖さがあった。寺島しのぶさんとかの役もほんとホラー。偽善ババアって一番怖いかも。
後半、話の転換になるのは加害者の母親と被害者の父親が話す葬儀場の場面。
母親役の片岡礼子さんが凄すぎて久しぶりに映画館で泣いてしまった。そんなに長いシーンでもないのに子どもへの愛が溢れてくるような台詞、全員嫌な奴ってリードしてからのここでこうくるのかっていうやられた感!
そしてここから伏線回収しつつの優しいラスト迄もっていく脚本すばらしすぎかて。
昭和の遺物 VS 俺たちの桃地
店長に出世したのも束の間 手癖の悪い娘のオヤジから受ける執拗な叱責 メディア、ネット、世間からの心無い仕打ち 挙げ句の果てに"今回は"キモいおばさんとキスする羽目に
少しふっくらして健康的に見えるけど内面の病みかたが特段にヤバかった
第一ドライバー役 野村麻純 十八番を披露する 藤原季節
そしてなんといってもパートおばさん 寺島しのぶ が素晴らしい
エピローグ"同じ空を見ていた"で締めても「イイハナシ」にならないところが the吉田恵輔
マスコミに流される群衆(-_-#)
キャストが皆ばっちりです。寺島しのぶも、さすが。
答えはわからないが・・☆
スターサンズと吉田恵補監督の作品。
少女が万引をし、それを松坂桃李演じるスーパーの店長が追いかけるが
不幸にも少女は車に轢かれて亡くなってしまう。
これが発端になり、それまで娘に関心のなかった古田新太の父親が執拗に
松坂桃李を追い詰めていく。
この父親がリアリティに溢れて、学校に対する苦情、松坂に対しても
全く自分が間違っているなどと微塵の欠片もない言動。
それが、自分も含めて誰もが陥りそうな状況に恐怖を感じてしまった。
脇役も、寺島しのぶは職場に一人は居そうな自分を善意の塊と信じて疑わず、
他者を傷つけていく女性を見事に表し、オーディションで選ばれたとのことだが、
古田新太の船の相棒役の藤原季節が要所要所で良い雰囲気を醸し出す。
しかし、何と言ってもの主役の二人が素晴らしく 古田新太のモンスターぶりと
松坂桃李の弱々しく優柔不断さがより作品に深みを与えていると思う。
見ていて苦しいほど追い詰められていき、どう収束していくんだろうと
思っていても、終盤に二人に何とも言えない「救い」とも呼べる瞬間が
訪れる。
上手い。
変に泣きを入れる訳でもないのに、安っぽくなく終わる。
逆に泣けてしまう。
全426件中、321~340件目を表示