劇場公開日 2021年9月23日

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「絶賛されているけれど…」空白 Mayumiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0絶賛されているけれど…

2022年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

凄い作品と、良い作品…心に残る作品は違うんだなぁと個人的な感想。
古田新太と松坂桃李の熱演はさすがだったけど、ただただ父親の態度にイラつき、途中までは不愉快で仕方なかった。
全て、娘の事も顧みず、話しかける事すら出来ない態度を取って来た自分が悪いのに、娘が亡くなってしまった事で、それを店長や別れた奥さん、全ての人の責任かのように振る舞う姿に腹が立った。加害者と被害者、いつ自分がそのどちらかに立たされるか分からないと皆さんおっしゃっているけれど、最初から少しでももっと娘を見ていてあげれば、少しでも話せていれば、こんな事にはならなかった筈。
ラストに向けて娘の事を解ろうと少しだけ気持ちが変わったのは良かったけれど、それでも最初から怒鳴り散らしている姿ばかりで、見ていて苦痛だった。
ただ、ここまで腹立たしく思わせられるのは俳優さんとしてさすがでした。
一番可哀想だったのは、最初に彼女を轢いてしまった加害者かな…彼女の立場は、いきなり飛び出して来た少女をよけきれず轢いてしまい、加害者となり、それで憔悴し謝罪も受け入れてもらえない…彼女の立場はもしかしたら、自分もそうなってしまうかもしれない…と思わせられる1番の立場だった。

Mayumi