「スーパーの古参のおじさん」空白 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)
スーパーの古参のおじさん
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いつもの映画館で 今週から始まった
金曜日のサービスデー 観客は7~8人といったところ
今年一番と思っていたBLUEに匹敵する一作だった
この監督好きだなぁ アイリーンはオラには合わなかったが
古田新太はまり役
聞き分けのない凝り固まったオヤジそのもの
こういうオヤジは死ぬまで変わらないものだが…
つらいエピソードが続くが
それでも監督の未来への期待みたいな思いが
感じられる場面が随所にあり嬉しい
マスコミには期待していないみたい
松坂桃李が若い男から声をかけられる2つのシーン
知らない人に声をかけられるのは同じだが
松坂の気持ちが正反対なのが興味深い
白黒はっきりせず納得できなくても
結局折り合いをつけてずるずるとしぶとく生きていくのだ
白黒はっきりさせようとする代表がかつてのオヤジであり
寺島しのぶなのかと
で 折り合い組の代表は片岡礼子であり
意外にもスーパーの古参のおじさんなのかもしれない
あぁいうひとが一番頼りになるんだよな
あの腹の出具合とか超リアル 隠れ助演賞
ラストシーン オヤジが娘と心を通わせた唯一の場面
時を隔てて間接的なところが切ない
ま予定調和だがこういうのがオリジナル脚本のいいところだ
タイトルの意味は何だろう レビューを読むのが楽しみだ
終了後は市役所公園のベンチで缶ビール2本
超至福の時間なのだがさすがに寒くなってきた
王将の餃子とラーメン 炒飯で〆た
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