劇場公開日 2020年11月27日

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「映像作品ではなく小説で読みたかった作品」君は彼方 りっちーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5映像作品ではなく小説で読みたかった作品

2020年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ネットで色々酷評されている上、まさかの2週打切の危惧があったので、衝動的に見てきました。
物語の大まかな筋立てとしては秀作だと思いますが、映像作品として表現するには演出が過度でやり過ぎ感ハンパない感じです。特に演技やセリフに力を入れ過ぎていて、その後に続くストーリーとの落差に差がありすぎます。ふり幅がありすぎて見る(聞く)に堪えないシーンもチラホラ。
伏線の回収はしているのに、他の大事なところは説明不足だし、丁寧さが足りないように思います。
主人公が女子高生なので、「君の名は」とか「時をかける少女」を期待した方は面食らったと思います。
映像そのものは色々な人が指摘している通り、手を抜いても大丈夫なシーンと、手間・時間・お金を惜しんじゃいけないシーンを取り違えていように見えましたし、全体的としても、テレビアニメのクオリティを超えておらず残念な感じです。
個人的には物語はアリな内容なので、できれば変な演出無しにノベライズして、小説で読みたかったかなと思います。

りっちー