「平手友梨奈が大好き」僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46 ぽにょさんの映画レビュー(感想・評価)
平手友梨奈が大好き
平手友梨奈の最後の紅白で、『不協和音』のパフォーマンスで初めて見て、欅坂を知り、てちが大好きなった。ファンになってすぐにてちの脱退。なんで…。
YouTubeやネット情報をかき集めて、てちを知れば知るほど、てちを見たくて堪らなくなったし、てちの才能と存在を応援したくなった。だから、映画を観に来た。
この映画で、『平手友梨奈は感受性が高いがゆえ、天才で繊細だったからこうなった』みたいな描き方。『内的要因』が原因、みたいな描き方。
ネット情報が正しいかはわからない。が、2016年7月に放送された、徳山大五郎を誰が殺したか?の、窓もない撮影現場での長時間撮影で、精神不安定に、てち含め、欅メンバーが陥っていたこと、その後のファンの握手会の発煙筒事件など、てちが不安定になった理由に『外的要因』があった事は、この映画では、全く描かれていない。
てちの後ろ姿を、無音で数秒映すなどの演出。天才だから、繊細だから、完璧主義者だから、のような、欅メンバーの発言を促す質問の仕方。
欅坂という若い女の子グループの管理の仕方に問題があったのではないか、の部分が薄まるように、まるで、グループ崩壊が、てちの才能のせいにされているように見えて、何というか、残念だった。『大人の責任』という、質問をしてくれた部分が一つだけあって、そこだけは高く評価するし、本当は、それに尽きるのが真実なんじゃないかと、個人的には思っている。
あと、てちもこの先、芸能界でやっていくのに、こんなに、『扱いにくいんですよ』みたいな内容も、芸能界側としては起用に消極的になるし、てちが信頼していたダンスの先生に、『僕は2人セゾンは君がいい』と言っている、見せてはいけない部分を、映画として形に残してしまって、この映画をてちがみたら、どんなに傷付くだろうと思って、『辞めた平手友梨奈はどうなってもいいのか』という印象は少なからず持ったし、題名から薄々、そんな映画なんじゃないかとは思っていたが、『欅坂が少しでも美化するような言い訳映画』だった。
『泣けないのは納得していないから』と言っていたてちが、最後ステージ後泣くシーンをみて、『やり遂げたから辞めた』みたいな演出も鼻に付いた。だったら『卒業』する。でもてちが選んだのは『脱退』だ。…だけどそれでも、大好きなてちが沢山見られたので、その部分は満足したから評価は3です。これからも、平手友梨奈を応援します。あくまで、個人的な感想です。真実は知りませんし、てちしかわからないし、てちが幸せであれば私はそれで良い人です。気分害された方はスルーして下さい。