劇場公開日 2022年2月4日

「大ネタ、小ネタ満載のマニアック系空想エンターテイメント、かな。」大怪獣のあとしまつ PANCHORさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5大ネタ、小ネタ満載のマニアック系空想エンターテイメント、かな。

2022年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

三木組に土屋太鳳、山田涼介を加えて、シンゴジラ、最新のTV版日本沈没のように日本の抱える問題を浮き彫りにしつつ社会派映画に仕上げているかと思わせ、実は、観客からいかにたくさんのくすり笑いをとるかを最重要課題とした(のではないか)と思われるエンターテインメント作品なのではと思いました。
鑑賞しながら、三木監督自身の作品の中では「亀は意外と早く泳ぐ」という蒼井優と上野樹里が共演したコメディ作品にテイストが似ているなとか思いました。多分ですが、一回見ただけでは気付けないような小ネタが散りばめられている可能性がありますので、じっくり見る機会(オンエア)がありましたら確認したいところです。
一番最初のウルトラマンの第一話を見た人なら、特撮怪獣ものへのオマージュとリスペクトを感じることもできると思います。
見方によって評価が真っ二つに分かれる映画だと思いますが、初期の特撮ものに慣れ親しんでおり、三木作品を結構みている立場の人間にとってはほぼ満点です。

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PANCHOR